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ブロックチェーンって何?_小学生編


1. ブロックチェーンは「デジタルのあんしんノート」

ブロックチェーンは「デジタルのあんしんノート」だと思ってください。
たとえば、学校の友だちと一緒にノートを回して、みんなで順番に交換日記を書いていくとします。でも、そのノートには不思議な力があって、1度書いたことを誰も消したり、書き直したりできないんです。
誰かがズルして「Aちゃんが100点を取った!」という日記を「Bちゃんが100点を取った!」って勝手に書き換えることができないんです。

ブロックチェーンでは、いろんな情報が「ブロック」という小さな箱にしまわれていて、その箱が「チェーン(鎖)」のように次々とつながっています。だから、ブロックチェーンって呼ばれています。この箱にしまわれた情報は、みんなが見られるけど、勝手に書き直したりはできないんです。


2. ブロックチェーンってどんな技術?

ブロックチェーンは、色々な情報(データ)をみんなで安全に守るための技術です。例えば、ゲームのポイントを友だちと交換したり、ネットで使えるお金(仮想通貨)をやり取りするときに役に立ちます。

普通、データは1つの場所でまとめて管理されますが、ブロックチェーンは「分散型」といって、いろんな場所でみんなが同じデータを確認します。たとえば、教室のみんなで1つのノートを共有して、そのノートに書かれたことが本当に正しいかどうか、全員で見張っている感じです。

だから、1人の人がズルをしてノートの内容を書き換えることができません。みんなが「これは正しい情報だ!」と確認しあうので、データがとても安全に守られます。


3. ブロックチェーンは何の役に立つの?

ブロックチェーンがあると、いろんなことが便利で安全になります。たとえば:

  • お金の管理: ブロックチェーンを使うと、インターネット上で使えるお金(仮想通貨)が安全に守られます。普通のお金は銀行が管理していますが、仮想通貨はブロックチェーンを使うことで、誰か1人が全部を管理するわけじゃなく、みんなで安全を確認しあいます。だから、銀行がなくてもお金を安心して使うことができるんです。

  • ゲームでの使い道: ゲームの中で手に入れたアイテムやキャラクターもブロックチェーンで守られます。たとえば、レアなアイテムを手に入れたら、それが本当に自分のものだと証明できて、他のプレイヤーが勝手に取ることができません。

  • デジタルアートや音楽の販売: ブロックチェーンを使うと、デジタルの絵や音楽を安全に売買することができます。アーティストが作った作品を誰が買ったか、いつ買ったかなどの情報がブロックチェーンに記録されて、誰にもズルされません。


まとめ

ブロックチェーンは、みんなで安全にデータを守る「デジタルのあんしんノート」です。お金の管理やゲーム、デジタルアートの世界で使われていて、ズルをされにくいので、たくさんの人が安心して利用できる技術です。

ブロックチェーンの活用シーンは、これからどんどん広がると思います!


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