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上司に仕事を無茶振りされた時、 最初にやるべき事を振り返る。

こんにちは、スマホマーケターのじょうじです。
会社で仕事をしていると外部環境の変化で担当業務が変わることがあります。

スマホゲーム業界でも担当ゲームの変更はよくあり、
今日は突然上司に「このゲームのプロモーションよろしくー」と言われた時、ここだけは最初に確認しよう!!!という点を整理しておきます。

まずは実際のやりとり、30秒ほどお付き合いください
※これはほぼノンフィクションです(笑)
 あと、仕事を受けないという選択肢は除外してます

上司:「じょうじ君、来週からタイトルAのマーケティング頼むね」

私 :「はぁ。大丈夫ですけど、何からやりましょうか」

上司:「盛り上げたいんだよねー、売上も増やしたいし」

私 :「盛上げと売上ですね。どちらが大事でしょうか?」

上司:「どちらかといえば売上かな。盛上げもしたいんだけど」

私 :「承知しました。では目的は何でしょうか!?
    タイトルAをどうしたいのですか。盛上げとは何でしょう?」

上司:「なんかね。タイトルAを沢山の人に遊んで欲しくてさ。ユーザーに楽しんで欲しいんだよ。」

私 :「わかりました。では目的はプレイユーザー数の拡大ですね」

はい、実際にこのようなやりとりがありまして、
私のミッションはタイトルAのプレイユーザー数の拡大になりました。

私はどんな仕事でも最初に確認することは「目的」です。
目的に応じて取るべき選択肢(戦略)が変わるので、必ず目的を正しく確認していきます。

さて、今回はプレイユーザー数の拡大となりましたので、
目的は理解できましたが、まだ正しくはないですね。

続けて目的の正しい理解に進みましょう。
私はよく「解像度を上げる」という表現を使います。
往々にして他人と自分は言葉の定義が異なるので、正しく言葉を理解することが大切です。

「プレイユーザー数の拡大」とはなんだろう

〇プレイユーザー数とは
 →ゲームを起動するユーザー?特定のアクションをするユーザー?

〇拡大とは
 →何人増えるとよいのか?定量的にいうと何人?

上司がいう「プレイユーザー数の拡大」をヒアリングしていくと、
「1週間の内に5日間はゲームを起動して、対戦相手とバトルを3回するユーザーを月に1,000人増やしたい」
という答えでした。

ここまでいけば、次の打ち手が打てます。

①1週間の内に5日間はゲームを起動するユーザー
②その内、対戦相手とバトルをする/しないユーザー数

この2つのデータがあれば、月に1,000名増やす対象が見えてきます。

以下の7つセグメントの場合

伸ばすポイントの整理2

上司の目的を満たすには、
②の起動頻度を高めるか、③のバトル回数を高めるか。
④のユーザーの起動とバトル数を両方高めるか
⑤の離脱ユーザーを狙うか
など次にとる選択肢を絞ることができます。

一般的には①の周辺にいる②③のユーザー層が①になりやすいので、
そのターゲット群を狙い施策を展開することになります。

②の場合、「継続プレイの動機付け」(例:ログインボーナス)
③の場合、「バトル回数の動機付け」(例:バトル報酬、ランキング設置)

あとは現場チームと一緒にPDCAを回すだけ!

というわけで、実体験をベースにした脳内整理でした。

まずは目的確認する。目的の解像度を上げる。

この2つを意識して仕事をしていきたいです。

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