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【イジンデン】大型大会アヒル杯優勝までの道のり

10/6開催のイジンデン公認大会 第一回DackCup(通称 アヒル杯)で優勝しました。7月に行われた1周年イベントのダイバーフェスに次ぐ大型大会だったかと思います。ダイバーフェスでも3位入賞だったこともあり、せっかくだし何か記録でも残しておこうかと執筆します!

アヒル杯に挑むにあたってのデッキ選択の経緯などを書きます。使用を悩んだデッキや、環境デッキをいくつか紹介しますので、今後当時の環境の振り返りだったり、大会参加できなかった人が追体験できるような記事であれば幸いです。
(※Xで拾ったデッキリストや、今大会で活躍されたプレイヤー名を掲載させていただいてます。まだまだ情報発信が少ないカードゲームだと思ってます。そういった方のXちらっと覗いてみてイジンデン情報収集に使ってみてください!)


優勝デッキリスト、戦績

先にリストと戦績を。
大会ルールとしてはBO1のトーナメント形式(ダブルエリミネーション ※1回まで負けてOKなトーナメントです)、途中のデッキ変更等は禁止です。
今回最終的に徴募デッキを握ることにしました。

戦績
1回戦 不戦勝
2回戦vs.「緑黄執筆行基」  後攻 勝ち〇
3回戦vs.「赤黄籠城孔明」 後攻 勝ち〇
4回戦vs.「紫単コロリ」 後攻 勝ち〇
5回戦vs.「青単徴募」 先攻 勝ち〇
勝者サイド決勝vs.「赤紫」 後攻 負け×
敗者サイド決勝vs.「赤紫」 後攻 勝ち〇
グランドファイナル1vs.「赤紫」 後攻 勝ち〇
グランドファイナル2vs.「赤紫」 後攻 勝ち〇
(※サブイベントのチーム戦も個人4-0でした)

まさかの1回しか先手とれていません。。。メアリーがかなり仕事してくれて相手のテンポをなんとか止められたかなと思います。やはり彼女は4枚採用ですかね。徴募デッキにも種類がいくつかありますが、ピョートル等の徴募効果でメアリーを使いまわすコントロール寄りの構築が優秀だと思ってます。メアリーで相手のどの手札をハンデスするかを適切に選択できる人=徴募が強い人 くらいには思ってます。

グランドファイナル戦

グランドファイナルは、勝者サイド決勝卓で一度負けたちょくはちさん @choku_hachi_918 にリベンジする形でかなり熱い展開でした。トーナメントのルール上まだ1度は負けてOKなちょくはちさんに2回勝利する必要がありかなり難しい場面でしたが、めちゃくちゃ引きが良かった記憶があり会場も盛り上がってたみたいでよかったです(集中しててあまり周りの歓声は聞けてなかった、余裕がなさすぎる…)。ご飯がすすむさんが後日、動画化してくださるということでyoutube要チェックですね。

特にスピリットアウェイでイジンがあと1枚墓地に落とされたら岡田以蔵の効果が起動してしまう場面でなんとか落とされず耐えたのは激熱でした。スピリットアウェイの採用は想定外だったため震えました。後手でもマリョク加速で、以蔵を早めに登場させられる点や、相手の墓地を増やしてそのまま以蔵の効果発動の手助けになる部分などすごくえらい採用です。また後攻1ターン目からスピリットアウェイを使うと3レベルの除去イジンの召喚も可能となります。

敗者サイド決勝

お相手は最終3位のチョビーさん @choby11ijinde
この試合は唯一時間制限(18分)まで来てしまい、今回はその場合じゃんけん等で勝敗を決めるルールでしたが、チョビーさんが盤面判断から勝ちを譲っていただきました。感謝してもしきれません。
お話聞くとチョビーさんは初戦敗退からの敗者トナメの決勝まで登りつめたとのことで勝利数えげつないと思われます。
使用デッキは赤紫デッキで、召喚兼プラスの剣術イジンたちを並べ、さらに「北条政子」によるパワーアップ、「武者の蔵」による即応付与で焼いて、高火力で殴ってくる構築の赤紫デッキでした。最強だ。
今大会、上位に赤紫デッキが多くありましたが、採用札が異なっていて、いろんな構築が考えられているなと面白かったです。みなのデッキリスト見たい!!

剣術イジン達
剣術サポートカード


アヒル杯はじまり

こっから準備期間のお話です。
私のインプットの時系列のため、そんな構築前からあったよとかあるかもです。ごめんなさい笑
アヒル杯の開催告知が大会開催のちょうど1か月ほど前にありました。
一度イジンフェスで大型イベントを経験してしまい、大きいイベントを渇望していたので、本当にありがとうございますでした。
主催の ご飯がすすむさん @ahirugohan084 に大感謝

イジンフェスでの上位4名が徴募で占められていたこと、直近でチョボリンピックという徴募構築限定のイベント等の盛り上がりもあり、発信されているレシピ情報等の多さなのか、その当時は始めたてのプレイヤーも徴募で参加されている方が多く、環境は徴募が多いなという印象でした。

環境デッキ:赤紫デッキ爆誕

ただ、この前後で公式から面白いデッキの提案がありました。
赤紫デッキです。
タイムラインで流れてきたレシピを見て、ん?強くないか。。。
とビビりました。出た当日か次の日にやはぎさん @yahagi_ijinden
が同レシピですぐ大会参加されていて、これ強いよねと話したのを覚えてます。

そしてやはぎ氏が作り出していました。最強の赤紫を。
イジンフェス2位の二階堂ムギさん @nikaido_sp53 との共同作成と言われてました。これが各所大会でかなり暴れてました。
徴募相手は赤の除去イジンを多用することで、そもそも徴募を発動させないこと。また単純赤単だと、決起系のループ、LO(ライブラリアウト:山札切れ)系のデッキに対して、ガーディアンを小突くことで、マリョクの復元が発動し、まくられる等あったリスクを紫の「森閑たる離宮」を用いて制圧していける構築になっています。

このタイミングでは、もう固定化しつつあると思われていた徴募の型を再構築し、徴募絶対するデッキを検討するか、自身も徴募倒す方にシフトしたデッキを握るか2軸で進めていこうと思いました。

徴募デッキの再構築

以前はメアリーで除去イジンをハンドから捨てられれば割と次ターン徴募効果の発動は堅かったのですが、赤紫デッキや、除去を多くつむようになった赤単デッキに対して、メアリーを出しても2枚以上除去札が相手のハンドにあり相手の除去が止められない状況でした。先行2ターン目にメアリー1体(青イジンを1体だけ)出せたら安心の時代が終わりました。

そのために採用価値が高くなったイジンが数枚あります。
「衛青」によって青イジンを数体並べて、なんとか1体は生き残ってもらい次の徴募につなげる方法
「ルター」の相手ターンにパワー5000となる効果によって除去イジンの破壊できるラインをこえる方法。またルターは地味に裏向きマリョクを魔法コストに使用できなくするロック能力が赤紫という2色デッキに対してささります。(決起デッキがマホウを使用しづらくなることや、徴募ミラーでもリドローで裏マリョクのピョートル大帝等を落せないので他デッキに対して無価値まではいかないかなと思われました。)

あとはアタックしたイジンが破壊されると徴募が起動できる性質上、パワーが低めの青イジンが徴募デッキにおいて評価されていましたが、「北条政子」の除去ラインを超えるパワー3000以上のイジンの採用価値が高まりました。

一度実験的に彼らを2枚ずつ採用し、もともと採用していた徴募つきのイジンであった「高杉晋作」、「洪秀全」等と入れ替えました。
実験としては成功なのか、やはぎ氏の赤紫デッキに勝利できました。
ただ固まりきっていたと思っていた徴募の構築に変化を与えた影響力はすごいですね。

最終的には衛青を採用しましたが、衛青+メアリーで展開+相手の除去札を落とす動きが強く、またメロウ、ストームなどのルターでは受けられない除去マホウも考慮し、ルターで相手を妨害することより盤面を並べる方を優先しました。


試行錯誤:赤青除去デッキ

徴募を楽に倒せる案で育てていたデッキです。徴募同士のミラー試合はかなり時間が必要になる試合も多く(時間切れのリスクあり)、アヒル杯がもし徴募で占めている場合、それに対して楽に勝ち進めるのであれば、それにこしたことはないです。

はじめは除去赤単で検討進めていましたが、殴り切る速さがそれほどになってしまいコンボ系を相手しずらく「円形闘技場」で決めようと青を入れました。また青のカードで除去デッキと相性の最強な「革命の広場」が採用できます。なんか1弾環境を思い出すような懐かしい構築です。
「徳川家康」を召喚してバレットを起動すると、「大江広元」で1枚「革命の広場」で2枚、家康の偉業能力で合計4枚ドローでき、次の家康バレットにつながります。(懐かしきコンボです。1弾環境で猛威を振るっていました)
バレットも採用していることで1ターンに除去できるイジン数が多く、上記の「衛青」「ルター」に対しても問題なく除去しきれます。
デッキを引ききりやすく闘技場を複数並べてアタックすることでメロウ1枚程度の冥府発動であればとどめをさせるパワーがあり、vs徴募に関しては赤紫より有力だとふんでました。
ただ次のデッキの爆誕によりアヒル杯の採用は没になりました。

環境デッキ:スカーレット執筆LO爆誕

最強です。
執筆の使い手、なちぞうさん @nachizoijinden が発明した破壊兵器。
ストウ、三層の舎利殿+スカーレットで山札を爆速に引き切り、「藤原頼通」「コーザリティ」等のデッキにピン刺しされているコンボパーツを集め相手をLOさせるデッキです。
一度以下の構築で自分で回してみてください。2ターンで回しきれることが
高頻度でありメアリー1枚程度のハンデス妨害くらいであれば止まらないため、後手でも2ターンキルできる強さがあります。あと、一人回しめっちゃ楽しい。暇なときずっと遊べます。

秋葉原の大会(RSトーナメント)にて、赤青除去デッキで挑んだ際に、こちらのデッキにフルボッコにされました。ストウ、スカーレット多用のデッキに対して「円形闘技場」で戦うプランのデッキはかなりきつく、ちまちま殴ろうとしようものなら、ガーディアンで全受けされてLOを加速する手助けをしてしまう可能性もあります。大会前こちらの構築のうわさは聞いていましたが内容を知らず、初見で芸術点が高すぎるコンボを決められて泡を吹きました。

イジンデンで大きな敗北感を感じたのはこれが2回目で、1回目は徴募の使い手である二階堂ムギさんに秋葉原のカードショップアジトさんの大会で徴募ミラーで2-0 (どちらもLO)されて練度の差を感じたときでした。
お二人は大型大会でマッチアップしたくない筆頭です。

本デッキは、BO1の大会において、先手・後手に1番左右されないデッキではないかと考え、徴募とどちらでアヒル杯に出るか最後まで悩みました。

舎利殿で戦場の色を4色にし、スカーレットで4枚ハイケイを破壊しドローします。
スカーレットで割りたいカードたち。仁王4枚破壊ならなんと8枚ドロー。志士の藩校の木霊効果で召喚権なしでコンボに必要なイジンたちが並びます。
最後は頼道の執筆効果で、スカーレット、コーザリティを使いまわし相手のデッキをLOさせましょう


作成者のなちぞうさんがコメントされている動画です。回し方の参考にしてください


試行錯誤:始皇帝って強くない?

ここまででアヒル杯環境として
・徴募
・赤紫
・スカーレット執筆LO
の3デッキに対して負けないデッキを握る必要があると考えました。

負けた印象が強すぎて、確実にスカーレットLOデッキが爆増すると考えられました。というか使用者が多かろうが少なかろうか、一定数いる場合にそなえて確実に対策札を入れないとなすすべなく負けます。それくらいBO1の環境に与える影響が強いデッキでした。

スカーレットLO対策札として、「徳川慶喜」があげられます。
現に赤紫デッキは「栄西」枠を「慶喜」に入れ替えることにより、LOに対してかなり高い勝率を確保できていると感じました。

ただそうしてしまうと「栄西」「離宮」の序盤から大打撃を与える初手の最強コンボが失われてしまうので微調整が難しそうでした。2位のちょくはちさんは両採用型でした。
環境を広く見れる最強デッキの一角ではありましたが、もうそこまで大会までの時間もなかったため今から触って調整する力量はないと判断してデッキ候補から捨てました。あと私はマリョクの色事故の恐怖症のため、マーブルオーブが使えない2色デッキでBO1に挑むのが少し怖かったです。

となるとやはり使い慣れた徴募デッキで執筆封じの青イジン「ジャンカルヴァン」「始皇帝」をメイン投入するプランを検討しました。

「ジャンカルヴァン」はデッキに採用しやすい低コストイジンであり、自分のターンは低パワーで、相手のターンのみパワーが上がる除去体制効果はおぬし徴募されるために生まれてきたのかと錯覚するほどでした。ただし、執筆をとめるために毎回マリョクを裏にする必要があること、
こいつを徴募の起動要員にした場合、またこいつを徴募でリアニメイトしてあげないといけないことが徴募の回り方として弱い気がしました。

一方「始皇帝」は出せさえすれば後はOKなこと(ピョートル徴募のリクルート範囲でも一応ある)、執筆以外にも「サンダーボルト」で除去できないパワー5000であること、あと意外と相手のマリョクをこちら指定で裏にできる能力が、赤紫という2色デッキに対しても、めちゃくちゃ刺さるのではと感じました。

徴募での調整を考えるのと並行してなんか始皇帝うまく使ってるレシピとかないもんかなとちょっと過去の優勝デッキをあさりました。

ひとつ当時の自分にすごくささったデッキを見つけました。
ぷりずまーさんのデッキです。@hothatkyo
おそらく遁甲盤を再利用したいための採用が最初の始皇帝の投入理由かと思われますが、これを私が愛用していたオブシアムというデッキとミックスして、2ターン目から始皇帝+闘技場しようと考えました。

オブシアム:オブシディアン+円形闘技場で2ターンキルするデッキです。参考動画がございます。

結論、スカーレットLOの先行2キルはあきらめるとして、それ以外の展開には強く出れると感じました。また、どのデッキも2ターン目にマリョクを裏にされたらそりゃきつい。

改善の余地ありまくりだと思いますが、まあこんな感じのイメージ

しかしなかなか対徴募に勝率が悪く。先行オブシ闘技場決めないとほぼ勝てない。ん~やっぱ徴募にぎろっかになりました。

ただ、ぷりずまーさんアヒル杯ベスト8に入っておられました。めでたい!始皇帝ブラッシュアップされてたすごい!

徴募の最終調整!

結局、始皇帝はあきらめて徴募デッキに「洪秀全」2枚、「メアリー」4枚採用で1ターンで最低2枚はハンデスし、スカーレットLOにあらがうことにしました。赤紫デッキも基本的に唯一のドロソであるロイヤリティを洪秀全で落されたらきついだろうし。

アヒル杯優勝デッキリストのストームが洪秀全になっている形です。なんでストームにしたかは最後に。
2デッキを自分で回して、ハンデスするカードを間違えない確認をとにかくしました。

BO3でしたが、最後の練習の場としていたアジトさんで優勝できたのがこの構築です。ムギさんがコメントくれましたが、こやつはもしやピョートル削る気か、やりおる!!となりました。すごく意見は欲しかったですが、さすがに今聞くとぶれるなと思いやめておきました。笑

徴募の最最終調整!

アヒル杯当日まで出る大会は完了していましたが、最後にチェックする必要のある大会がありました。オンライン開催のミッドナイトダイバーズです。
観戦OK非常に助かる!!
チョボリンピック主催者の やまかわさん @Naostrawberries 彼も最強のチョボリストの一人です。
また、先ほどのぷりずまーさんも出場されるとのことだったので要チェックな大会でした!

見て感じたことが、やばい。。。徴募多分思ってるより多いでした。
スカーレットの魔法に取りつかれてましたが、いやいや一番当たるのが多いのは徴募でしょと、ありがとうミッドナイトダイバーズ私はミスった環境読みをしていたと。
そっとチョボリンピックで大活躍だったストームをお守りに投入しました。相手の先攻初手鑑真を唯一返せる札です。

最後デッキ語るとしたら、以下ポイントかな。
・デッキは40枚に。徴募は枠の調整が難しく割とドローができることから今まで42枚調整などもやってきましたが、確率などはわからんが40に収まるように今回は調整。
・黄色の種を1枚削って、ブルーオーブにしました。
そのおかげか大会中ノーマリョクは0回、初手黄色だけは負け試合の1回だけでした。

最後に

すいませんいろいろ感想書こうかと思いましたが、ここで力尽きました。
ここは、あとで加筆します。
終わっちゃったねアヒル杯。さびしい。
イジンデン定期的に楽しいイベントが欲しいですね!
年末に4弾何か情報ありますかね!?楽しみ

直近だと以下のしふくさん @SiFuKu4 のイベントが楽しみです。
イジンデンシールド戦!!まだ参加できるよ!

以上、ジョジョでした!  @jojonewmew

第1回 イジンデン公認 RSシールドバトル(大会) - TwiPla

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