こだわるってなんでしょうか。
「拘る」のそもそもは、強く執着するその様。
とかの意であったと思うのですが、
今では良い意味で言う「拘りの…」が多く見受けられます。
ジョインズハウスの商品も、
よくそう言われます。
しかし。
だがしかし。
作っている本人は、それはちょっと違うんだよなー。
と、いつも思っているのです。
どこが違うのか。
もちろん、新たに米粉パン、米粉菓子を作る際、
なんどもなんども試作を重ね、良し!となったら原価を計算し、
商品として成り立つのかは検証しています。
多分、一般的に言われる拘る中身はそこではなく、
原材料に対してだと思いますが、
その原材料、単体で完成はあり得ず、複数使用するものですよね。
得てして、そのまま食べては美味しいけど、
パンの材料として入れると却ってヘン、とか、
高ければいいか、安いのはダメか、というとそういうこともなかったり、
要は組み合わせによると思います。
私には、何事にも、そもそも「…でなければダメ」が、
ほぼ、ありません。
ただ、今はこれがbest。
自分が知っている範囲では。というスタンスでいます。
だからある日、ガラリと替えることもある。
米粉パンを本格的に試作をはじめて、
これまで全く知らなかったことがたくさん出てきました。
ひとつひとつクリアしていくと、
また次に出てくる面白い発見がある。
だからこそ柔軟な思考が大切だと考えています。
国産小麦のパンを20年作ってきてさえ
ひっくり返るくらいの考え方や作り方などなど。
私には、それが面白くてなりません。
たぶんそのワクワクして作っているその場の
空気感迄米粉パンに反映されているのではないでしょうか。
なんてったって、
「米粉の気持ち」わかるもん。
なので、シールも5000枚、作ってしまった。
これからも、米粉の気持ちを聞きながら
米粉のなりたいパンを作ってまいります。
↑フィンガータイプのキノコ入りパン。
改良の余地ありだけど、リベイクして食すと
旨味がじゅわっと美味しい。
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