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謎解き界の異色の新星?『ギルドに入ろう』という現象

はじめに

この記事は、当団体『ギルドに入ろう』についての紹介記事です。
公演『ジカン/カンショウ/ショウタイム』の参加者限定マガジンの一部として書かれたものになりますが、この記事のみ全編を全体公開としています。


ごあいさつ

みなさんこんにちは。『ギルドに入ろう』代表のちゃそと申します。変な名前です。

過日ナゾガク2024にて行われました『ジカン/カンショウ/ショウタイム』にご参加いただいたみなさん、改めてありがとうございました。そして抽選に参加してくださった方、興味を持ってくださった方、パンフレットやXで団体の名前を見かけてくださった方も、ありがとうございます。
結果として、おひねり券ランキング2日目3位、全体4位という栄えしかない名誉をいただきまして、身がひきしまる思いです。

これはおひねり犬

そんなこんなでちょっとは名前も広まっただろうというわけで、今回は結局『ギルドに入ろう』って何者なの?という疑問にお答えするべく紹介記事を書こうと思います。よろしくね。

団体のはじまり

時は遡ること2020年3月14日。当時、COVID-19の流行が始まり、ステイホームの重要性が騒がれていたころ、零狐春というインディー謎解き界のレジェンドみたいな団体が、おうち時間を盛り上げるべくSICKS_MONSTERSというヤバコンテンツを発表しました。

ご存知の方も多いとは思いますが、これは複数人協力型の高難易度Web謎であり、その後の謎解き界に「ギルド戦」と呼ばれる同様の文化を根付かせた伝説的コンテンツです。

このコンテンツに挑むため、当時ニコニコ謎解きボーイだった私が、なかよし友人ら3人とともに2020年3月15日に結成したのがギルドに入ろうです。

全てのはじまり

名前の由来は、LINEグループを作った際にとりあえずでもりょー氏がつけたものであり、多分深い意味はないと思います。彼に聞いてみてください。

というわけで、SICKS_MONSTERSに端を発するギルド戦コンテンツを、ばっさばっさとはいかずとも、まあまあそれなりになぎ倒して、のほほんと暮らしておりました。

競技謎解きシーンへ

そんな折、ポーランドの団体が主催する脱出ゲームの世界大会『ER CHAMP』なるものがあるよという情報を団体の一人がキャッチ、2020年度の大会はオンラインで行われるとのことで、みんなで参加しようということになりました。

結果はみごと決勝進出、最終順位は世界12位でした!
これを機に、当団体はER CHAMPや、よだかのレコード様が主催するDRAMATIC ESCAPE JAPANの競技謎解きイベントに参加を重ねるようになり、まあまあいい感じの戦績を残してまいりました。

解き解きから制作へ

それなりに長いこと謎解きシーンに浸かっていると、自分たちも謎解きコンテンツを作りたい!という気分に誰しもなるものです。

我々も多分に漏れず、実は2020年末ごろから度々プロジェクトを立ち上げては、その全てにおいて挫折してきました。

  • ルーム型
    →参加予定のイベントが中止となり制作停止(実はこれこそがギルドカンショウでした、という話は別の記事で……)

  • オンライン公演型
    →大謎級のネタが某大手と被り制作中止

  • Web型
    →大風呂敷を広げすぎてメンバーのキャパが終わり凍結中(いつか……!)

その後、私の大学卒業やら何やらあって時は流れたのですが……

2024年春、タカラッシュ様・沙竹唯様の企画であるところのライト謎解きフェスへの出展者募集が開始、
我々も今度こそコンテンツを完成させようねということで出展を決め、なんとか旗揚げ公演『CHAOTIC FINAL LAST END【終】〜最終行動取りまくれ!大量成功待ったなし!?〜』を開催、記念すべきギルドに入ろう1stコンテンツとなったのでした。

いつ見ても元気な画像

そうして晴れて謎制作団体としてデビューしたギルドに入ろう、今回無事に2ndコンテンツ『ジカン/カンショウ/ショウタイム』をお披露目し、今後もヤバい謎解きイベントをたくさん作っていきたい所存です。
どうぞよろしくお願いいたします!推していってください⭐️

メンバー紹介

ギルドに入ろうは4人で活動をスタートし、先日(2024/10)さらに2人のメンバーを(なし崩し的に)(強引に)迎え入れ、6人体制となりました。実はその全員が高校時代の同級生であり、あずきバーくらい固い絆で結ばれています。

ちゃそ

団体の代表であり、これを書いている人。
2019年に東京大学謎解き制作集団AnotherVisionに加入して以来、「粗茶」名義で謎制作や音楽の担当としてコンテンツに関わってきました。タンブルウィード様とのコラボ公演『天才芸術家サ・ヴァージュの耽美なる悪戯』や、AnotherVision10周年記念公演『NEXT』などで音楽を書いていたので、読者の皆さんのなかにも聴いてくださった方がいるかもですね。
大規模ホール公演の制作やスタッフとしての経験を活かし、構成・謎制作・デザイン・渉外など色々やってます。妖怪謎作りデザイン事務手続き男とは私のことです。ひどい言い草だ。
これを書いているときに見つけたんですが、謎解きwikiに私の項目がいつの間にか作られていて、そこに自分でも把握してない競技謎解きの戦績がめちゃめちゃまとまってました。怖いけどありがとう。タンブルウィード様で売っているオンライン公演『アルティメットナゾトキショウ』アーカイブ版を見ていただくと私が予選一位ってことで出演してます。

もりょー

数多のゲームをこよなく愛する、ギルドに入ろうのメインエンジンとはこの男。経験に裏打ちされた観察眼から繰り出される、ゲームの面白さに関する洞察は実に深遠で、彼の話を聞いていて飽きることはありません。コンセプトの考案からプレイヤーの体験作りに至るまで、一貫した軸をもった意見をたくさん出してくれる、当団体には欠かせない存在です。
高校一年生の頃、彼が同じクラスにやって来たその瞬間から、私は「こいつと関わっていた方が人生は確実に面白くなる」と直感で確信し、こうして今も行動を共にしているわけです。
あと、彼はゆかいな見た目でたくさん体を張ってくれるので、我々のコンテンツの楽しさゆかいさを底上げしてくれる重要な要素でもあります。今後もたくさん散々な目にあわせようと思います。

fff

言わずと知れたパズル界の伝説。先日も世界数独選手権・世界パズル選手権で大活躍。ヤバいくらい頭が良いです。本当に。
現在はエンジニアとして、謎解きイベントのシステムを開発するレーベル「EnigmaHouse」というところで、耳の長いアイコンの人と一緒に様々なサービスをすごい勢いでリリースしています。ある意味謎解き界の黒幕。
当団体でも、「こんなシステム作れるかな?」と相談したら2時間くらいで「こんな感じ?」と実物が上がってくる始末。どれだけ強いんだ。
謎解きコンテンツの制作においては、彼の美学・価値観を突き詰めることを第一に、こだわり抜いた物作りをします。私は彼がギルド戦隆盛期に制作した『異界』のことを未だによく覚えています。

Twincast

我らがギルドの相対的良心枠(公式X開設時の紹介文より)。数々のイベント運営に携わっており、激務の間を縫ってなお、当団体の意味不明なスタッフ業務をそつなくこなすシゴデキ男。当日運営では毎回彼の働きに助けられてばかりです。日頃は趣味のポーカーなどなどで謎の人脈を形成し、謎の有用情報をいつの間にか仕入れてきます。謎解き・クイズ界隈とポーカー界隈って意外と近いんだな〜ということで、彼のおかげでじわじわとこの団体の顔も知れ渡ってくれるといいな、と思っています。

朝ねゔぁー

新メンバーその1。彼の記事はもうお読みいただいたでしょうか。非常にたのしい日本語を書く方です。
そちらの記事でも少し触れられていますが、彼は演劇畑の人なので、当団体でもキャストとして活躍してくれるんじゃないかと期待しています。それで言うと、実はfff以外の5人は高校時代一緒に演劇を作っていたこともあるんです。この団体が「生身の人間で謎解きゲームの世界を構築する」ことを1つのコンセプトにしていることの由来はそこにあるんですね(たぶん)。
今回の制作の途中から加入したにもかかわらず、会議では内容についてクリティカルな意見を出すこともしばしば。この男はもっと早く謎解き制作に足を突っ込むべきだったのではないか、と私は気づき始めています。

ぽにょたん

新メンバーその2。演劇を作っていた時代のよしみで誘わせてもらいました。彼もまた、いつのまにかこの団体に引き込まれていた被害者ではあるのですが、面白いからという理由でギリ許してくれています。
AnotherVisionで制作をしていたこともあるので、公演制作の知見もあり、助かっています。最近はTRPGにお熱とのことで、もしかしたらそんなようなコンテンツを作ってくれるかも、と期待しているところです。

おわりに

そんなわけで、ゆかいなメンバーで構成された我らがギルドに入ろう、いよいよ本格的に活動を開始しました!
まだ見ぬあそびを追求する」をモットーに、インディーズだからこそできるような、斬新な謎解きイベントをたくさん作っていければと思っています。

最後に団体公式Xを貼っておきます。まだフォローがお済みでない方は、この機会にどうぞよろしくお願いいたします!

団体のフォロー欄からは、メンバー6人のアカウントにも飛べます。興味がありましたらぜひ(約一名1ポストもしていませんが)。

それでは、また次の作品でお会いしましょう!

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