間伐をしないとどうなる?
どうも、小倉丈一郎です!
新潟県三条市出身、26歳
現在は奈良県宇陀市の森庄銘木産業で
樵(きこり)の仕事をしています。
新潟で林業家として独立するために
奈良へ移住して林業を学んでいます。
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木の間引き作業である間伐がされずに
木の本数が多い状態のままでは
一本一本が太くなれず、樹高の割には
細くヒョロヒョロした木が多くなるほか、
台風や雪による被害などに弱くなります。
なので人の手で植えられた山の木は
定期的に間引く作業が必須になります。
少し植林の話をします。
山に木を植えることを植林といって
一般的には1haあたり3000~5000本の苗木を
植えますが、奈良県の吉野林業地では
1haあたり8000~12000本の密度で植林します。
隣り合う木を1mくらいの間隔にすることで
緻密で均一な年輪幅の吉野杉を生育することが
主な目的です。
木は毎年数ミリの年輪を太らせながら、
また枝葉を伸ばしながら成長します。
木の成長には樹高成長と直径成長があります。
樹高は立地条件の良否に左右され、
肥えた土壌でよく育ちます。
直径(木の太さ)は生きた枝葉の量に左右され、
光合成をする葉が多ければ太り
少なければ太れません。
間伐をしなければ、山に太陽の光が差し込まず
この2つの成長が阻害されてしまいます。
自然災害等を防ぐためにも正しい間引き作業
間伐が必要とされている山は
とても多いようです。
またあした!