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丘 奈凰妃
2018年9月30日 07:06
ずっと、そこに落ち込んで、もがいていた。苦しかった。終わりたかったし、消えたかった。それでも、いつか終わる、と思って、なんとか生きていた。とある秋の一日に、ゆるやかに、すとんと、友人と話していたなかで、あらわれてきたもの。それは、呆気ないほどに今までと変わらず、でも今までとは、何かが確実に違う世界。表現しようもないけれど、鮮やかに色づいて、生き生きとしたその世界は、まるで台風が