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プレゼンで人の心をつかむために「習得」しようとしたこと

株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。
※Twitterもやっています!

最近、人の心をつかむことが求められるスピーチの機会がありました。
前回、「習得への情熱」について書いた際に、まさにプレゼンを例に出して紹介しましたが、早速実践の機会に直面したわけです!
書籍からの学びが多少反映されたかな、と思いましたので、レポートしたいと思います。

<目次>
1.プレゼンで知らない人の心をつかむことの難しさ
2.人の心をつかむために「習得」しようとしたこと
3.プレゼンにユーモアを混ぜることの大切さ

1.プレゼンで知らない人の心をつかむことの難しさ

趣味で卓球をやっていることはこのnoteでもよくご紹介していますが、わがPTAチームが所属する会の大会が先日ありました。

毎年、幹事になる小学校のチームの代表者が選手宣誓を行うのですが、なぜか「不真面目にやる」ことが伝統になっているんです。
普通の「宣誓!我々はスポーツマンシップにのっとり~」的なものは求められず、いかに笑いを取るか、いかに面白さで聞き手の心をつかむか、が求められるのです。

その選手宣誓を初めて見たときは「へぇ~これをやるのは大変そうだなぁ」と他人事のようにとらえていたのですが、なんと、今年度はわがチームが幹事。
そして、私がチームキャプテン。
つまり、私が笑いを取りながらの選手宣誓を担当する、ということです。

その事実に気づいたのは、大会の5カ月前のこと。
そこから私の選手宣誓への「鍛錬」が始まりました。

2.人の心をつかむために「習得」しようとしたこと

前回の記事でも紹介しましたが、習得のポイントとして私が大切にしようと思ったのは

  • 仕事でも卓球でも、基本の練習が必要で、

  • 習得のポイントはできるだけ細かく分解(大を小に)し、

  • それぞれがよそ見をしていてもできるくらいまで反復練習すること

です。

そのため、選手宣誓においても、事前練習の時間をしっかり取ろう、と考えました。
今回は、コロナ禍という時事トレンドを活かして、本来現場で宣誓する内容をラジオ番組のような形式にし、事前に録音して当日流す、ということにしました。
そのため、録音の撮り直しが何度かできます。
他のチームメンバーにも出演してもらいますが、少なくとも自分はシナリオをしっかりと書き、何度も読み直して練習することにしました。

また、笑いを取り相手の心に残すために、お笑い芸人の工夫をできるだけ細かく分解・分析することにしました。
たとえば、アンジャッシュや東京03のネタの動画を研究し、伏線回収にはストーリーの流れの中でのリズムが必要で、最後に回収する話のネタを会話の前半に自然と忍ばせておくコツがあることを学び、それらを意識してシナリオを作成しました。

さらに、スムーズに対応するべく反復練習を行うことにしました。
初めて聞く人の印象に残さないといけないわけですから、声のトーンやスピード、話す順番などのほか、録音時のとっさの判断も重要になってくるでしょう。
何度も反復練習することで自分なりの「間」をつかむことに努めました。

3.プレゼンにユーモアを混ぜることの大切さ

そんなこんなで迎えた当日。
まずは選手宣誓としてマイクの前にまでいきますが、そこからケータイを取り出し、録音した内容を再生。まさか選手宣誓が録音だとは思わなかったのか、最初の出だしでちょっとした小笑いをいただくことができました。
ただ、ずっと録音した内容を聴いているだけなので変化がなく、ちょっと長かったのか最後の方はちょっと飽きられてしまったかなという印象です。

ということで、私のユーモアを交えた選手宣誓は無事に(?)幕を閉じました。
あらためて、人の心に残るプレゼンテーションの難しさを実感したのとともに、印象づけには「その場にあったユーモア」が大切だと感じました。
このユーモア力を磨くためには、ベースとなる教養、人の心の動きに気づく観察力などが求められそうです。
プレゼンの玄人への道はまだまだ遠いですが、少しずつ、「習得」していこうと思います。

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