漢字から読みとれるメッセージ「米を食べて氣を養う」
2017/1/11 自然療法, 連載コラム
湘南は茅ヶ崎にて、潜在意識開華・メンタルブロック解消の腸心セラピーと、幸せを呼ぶ整体、妊婦さんや産前産後のケアを得意とする、心とカラダのケアサロン【ごえん】のサロンオーナー「稲谷(ジョニー)」さんによる連載コラムです。
前回の『氣』についての記事は読んでいただけたでしょうか?
http://youjo-labo.com/ki-no-igaku-6106.html
私達が日常何氣なく使っている漢字、しかしこの漢字の全てにはそう言う字になった理由があんですよね!
そして、想いやメッセージが込められていると思うんです。
例えば、私がいつも使う【氣】という字。現代では『気』という字を一般的に使っていますが私はこれはまさに時代背景があらわれている様に思えるのです。
本来、昔は【氣】を使っていたと言います。中が『米』のねっ!
氣というのは中が米でなきゃダメなんです、米を食べて氣を養うのです。それが日本人なのですよ。
『米』(ここで言う米は白米でない米です)は、上下左右に加え、斜めにも放射線状に伸び実にバランスが良い字なんです。
これは『※陰陽』そのもの。
上が陰で下が陽、左が陰で右が陽。
そして、人が立って両手両脚を広げでバランスをとって立っている姿なんです!
だから、食養(マクロビオティック)などでは、玄米をバランスが取れている(※中庸)主食としているのです。
これが『米』のエネルギー
そのお米を食べて先人達は【氣】を養っていたんですね、それが現代人はどうでしょうか?
中が『✖️ペケ』になってしまっているじゃあ〜ありませんか。
✖️ではペケなんで、氣は養えないですね・・
それとこれは、✖️ともう一つ考えられるんですけど、✖️は米から➕を取ってしまった形なんですよ。
昔は皆、玄米や雑穀米を沢山食べていました。もちろん無農薬です!
そして、一日中働きました。もっと前は、玄米おむすびを食べて一日中重い鎧を付けて戦い、女性は畑仕事や子沢山で子育てをする力とエネルギーがありました!
それが、今はどうでしょうか?
健康になる米と書く➕の部分の『糠』をわざわざ丁寧に取り除き白米=『粕』にしたものを食べてます。
また小麦の消費量がお米を上回り、冷え症、不妊症、貧血、アレルギーなどが当たり前になってしまい、直ぐに疲れたり骨折したり、キレたり、挨拶ができなかったり、忍耐力がなかったり…
もちろん全てではないですが、そういう人がやたら目立つ様に思います。
これも時代だと言ってしまえばそれまでですが、私はやっぱり寂しく思います。
やっぱり、日本人は農耕民族です。無農薬、無化学肥料の白米ではない健康になるお米を食べ込むのが自然体だと思うんです。
因みに、なるへそ〜な漢字はまだまだあります。
例えば
【健康】とは、人が立つ状態が安らかに続く事と書きます。自分の足で立つ状態ですね。また、その健康をつくるのは食ですね。
【食】とは、
本来、人に良い物なのですよ。そして、食べた物が血となりますねよね?その証拠に
【血】とは、
皿という字にお箸を付けて血となります!
そして、
【薬】は、
草で楽になると書きます!!草=野草は日本人が食べて来た食物です。あの、若杉ばあちゃんも言っています!「食物は薬、薬は食物」だと。私もまさにそう感じますね。
これ全て、先人が考えた漢字です。
大切な事を現代に教えてくれているメッセージなのではないでしょうか?
最後に【出入り口】は、出すのが先です!
今、デトックスやアンチエイジングが流行っていますが、個人だけの健康問題だけではなく、文化と言うか時代というか…その辺りをデトックスする必要がある??かな。(笑)
いつまでも、
人が、
国が、
地球が、
自然が、
愛と平和に満ちあふれ【幸】であってほしいと願います。
【幸】と辛は1本の線違いです。
言ってしまえば、幸せと辛いはいつも線1本の境界だということですね。そして、人によってその線は異なっています。
あなたにとっての1本の線を➕して是非、【幸】な日々を過ごしてもらえたらと思います。