「兇人邸の殺人」を読んだ。
シリーズ3作目。これまで同様に徹夜して一気読み。
やはり印象としては堤幸彦のTRICKをもう少しシリアスにした感じ。劇場版1作目で神004番として閉じ込められた山田を思い出した。安楽椅子探偵というのは分かりやすい伏線だった。
しかし大鉈を携えた隻腕の巨人なんて普通は思い浮かばないでしょう。それ故か細かいことを考えずに読んだ方が良いと思う。状況が突飛過ぎてアリバイのトリックや最後の鍵のやり取りを読者が思い付くことが難しいと思う。
一番好きな場面は「兇人邸には化け物が二人いる」
屍人荘の殺人の時点で考えていなかったんだろうけれど、やっぱりここまで来ると明智は死なせるべきじゃなかったよなあ。
キャンペーンでも結局明智が出てくるし、確かに魅力的なキャラクターではあったと思うし。しかしそれでも面白いは面白いし、続編がありそうな終わり方をしていたので今後が楽しみ。