【未経験&ぼっち広報としての初仕事】シリーズA資金調達リリースを発表した話
どうも、株式会社アルダグラムで人事 兼 広報をしております重田です。
【コンセプト】
アルダグラムに入社して、私は人生で初めて広報を担当することになりました。
且つ、広報を担当する社員は他にいないため、未経験ながら広報専任者となりました。
そんな中で、先日シリーズAで20億円の資金調達を発表しました。
本noteでは、未経験の広報専任者が初めてのMissionとして「シリーズAの資金調達発表」に挑んだ軌跡を、備忘録を兼ねてまとめていきたいと思います。
はじめに:広報とは
本題に行く前に、そもそも広報とは?を簡単にまとめておきたいと思います。
広報は、企業をPRする仕事です。
定量的な成果を図りにくい職種ではありますが、自社のファンを増やし、商品購入やブランド力アップなどの成果に結びつけることを目指す仕事です。
広報の仕事は、社外広報と社内広報に分類されます。
※今回私が実施したのは社外広報です。
2022年6月1日に発表したかったこと
さて、ここからが本題です。
今回のリリースタイミングで、アルダグラムとしてやりたいことが大きく3つありました。
資金調達のリリース発表
採用および採用広報施策の実行
ピッチ資料(事業の強み等)の一般公開
Meetyの導線作成
オンラインウェビナーの企画
採用HPのリニューアル など
ミッションステートメントやプロダクトコンセプトのリニューアル
上記に伴う会社HPのリニューアル
以降は、上記についてそれぞれ何をやったのか整理していきたいと思います。
1、資金調達のリリース発表に向けて
私はこれまでのキャリアで広報経験はなかったので
まず何から取り組むべきか全体感を掴むべく、整理するところから始めました。
タスクリストを作成する
まず、上記のように、スプレッドシートに
・やること
・期日
・担当
をはじめに洗い出しました。
尚、タスクリスト作成と言っても、広報未経験の私は何をやるかあまりイメージがついておりませんでした。
そんな時、株式会社M&Aクラウド様の下記noteがとても参考になりましたので、今後同じような経験をされる方のためにも共有いたします。
PJTチームを発足し、上記のすり合わせを行う
タスクリストを作成していく中で、HP改修や投資家のみなさまとの各種調整など、自分ひとりで業務が完結しないことが見えたので、関係者を集めたPJTチームを発足し、MTGを行いました。
そのMTGの場で、
・タスクに漏れがないか
・各タスクの担当者の割り振り
・対応期日の目線合わせ
などを行いました。
以降、PJTチームのMTGは毎週行い、各進捗の共有を行っていきました。
プレスリリース文章の作成
私の個人タスクとしてのメインは、プレスリリース文章の作成でした。
・・・と言っても、プレスリリース文章を書くのなんて初めての経験でしたので、以下のような手順で作成していきました。
①目的等の整理
まず、今回の資金調達の目的や誰に向けてのメッセージなのか等、基本的な部分を整理しました。
資金調達目的
誰に届いて欲しいのか
届けたいメッセージ など
⇨必要に応じて、今回のリリースを打った効果としての定量目標を設けても良いかもしれません。
②他社の資金調達プレスリリースをリサーチ
次に、PR TIMESで「資金調達」と検索し、他社様のプレスリリースの文章をひたすら読みました。
概算ですが、30社近く読んだのではないかと思います。
③文章の構成を見て、骨子の元となる大項目の抽出
他社様のプレスリリースの文章を読んだら、おおよそどういうことを書くことが多いのかといった共通点が見えてきます。
そこで、プレスリリース文を構造化して、文章を構成する大項目を抽出しました。
具体的には、以下のようなイメージです。
導入文(書き出しの掴みとなる文章)
例:プロジェクト管理アプリ「KANNA(カンナ)」を提供する株式会社アルダグラム(本社:東京都中央区、代表取締役:長濱光、以下「当社」)は・・・
主な資金用途
背景(=どうして今回の資金調達に至ったのか)
今後の展開(人材採用をどう強化していくのか)
代表取締役のコメント
投資家の方からのコメント
プロダクトについての紹介文
会社についての紹介文
締めの言葉
⇨上記のように大項目を抽出したら、各項目ごとにライティングしていきます。
実際にすべての項目をプレスリリース文に載せるかは別として、まずはどのような構成になっても文章が作れるように、骨子を作成していきました。
③実際に書く⇨レビュー⇨修正⇨レビューの繰り返し
骨子ができたら、あとは自社の資金調達を伝えたいターゲットをイメージして、その人たちに1番メッセージが届く文章を作成構成にするのみです。
とはいえ、最初から完璧な文章とはいかないので、書いて上司(私の場合はCOO)にレビューしてもらい、修正して再度レビューを依頼し・・・とひたすら繰り返していきました。
④その他
上記以外では、
・事業会社からの資金調達の場合は、完成したプレスリリース文のレビューを依頼
・プレスリリース文内で使用する画像の進捗確認
・社長・投資家の方からのコメント改修
等はケースバイケースで実施が必要です。
2、採用および採用広報施策の実行
ピッチ資料のリニューアルおよび一般公開
アルダグラムは、これまでピッチ資料はHPなどで一般公開せず、カジュアル面談の際に初めて候補者の方にお見せしておりました。
それを今回の資金調達のプレスリリースのタイミングで一般公開すべく、資料の中身も大幅にリニューアルすることにしました。
しかし、ピッチ資料のリニューアルが決定したのが、なんとプレスリリースの約2週間前。
そんな短期間で且つ高い質のピッチ資料にするためには自社リソースでは限界があったので、制作を外注することにしました。
※ピッチ資料のリニューアルは通常1ヵ月~1ヵ月半程度かかるのが一般的です。なので、外注したとしても相当な短納期でした。。。
ただ、結果は、外注した企業様とのとの打ち合わせ・コンテンツシートのFBを繰り返し、ピッチ資料キックオフ~納品まで、わずか2週間のスピード作成を成し遂げました👀‼
※とはいえ、ピッチ資料作成orリニューアルは前もって十分な時間をとって進められることをお勧めします。
Meetyの特集ページ(裏凸)の作成
今回の資金調達の目的は採用強化でしたので、リリース文章の作成・ピッチ資料のリニューアル以外にも、目的達成のためにできることはやりました。
その1つが、カジュアル面談プラットフォーム「Meety」のウラ凸企画という企業のまとめページの作成です。
「いきなり応募はハードルが高いな。。。」
そんな方は、是非Meetyよりカジュアル面談にエントリーしてみてください!
※下記よりご自身の職種の社員とのカジュアル面談に是非エントリーください^^
オンラインウェビナーの企画
カジュアル面談のような1on1形式ではなく、別の形でラフにアルダグラムのことを知ってもらえるよう、ウェビナーを企画しました。
プレスリリースの文章作成時と同様、大まかな骨子として
・ターゲット
・そのターゲットに刺さるメッセージ
・上記を実現するために最善の登壇者
を決めたうえで、イベントを作成しました。
■方法:Zoomのウェビナー機能
■参加者集客方法
・Peatix
・Wantedly
・YOUTRUSTの募集機能
■周知方法
・各SNS(Twitter・Facebook・LinkedIn)
・各社員の各アルムナイコミュニティへの周知 など
※【2022年6月27日(月)】のオンラインウェビナー参加希望の方は、こちらよりエントリーをお願い致します⇩
採用HPのリニューアル
リニューアルしたピッチ資料を見て、興味のある方がアルダグラムにエントリーしやすいように、採用ページをリニューアルしました。
⇩ 上記リニューアルを反映した採用ページを是非ご覧ください^^⇩
3、ミッションステートメントや
プロダクトコンセプトのリニューアル
資金調達と同じタイミングで、「Unlock Your Value.」というミッションのステートメントや「KANNA」のプロダクトコンセプトをリブランディングを行いました。
※こちらの詳細については、プロダクトの歴史とともにWantedlyで記事にてまとめていますので、是非ご覧ください。
新たなる門出を迎えたアルダグラムはこちら⇩⇩
世界中のノンデスクワーカーの生産性向上へ
新たなる門出を迎えたアルダグラムを一言で表現するならば、弊社は「Unlock Your Value.」というミッション実現のために、「日本発のグローバルプラットフォーム」を創ろうとしているスタートアップです。
新ミッションステートメント
プロダクトコンセプトは、
建設業界向け施工管理アプリ「KANNA」
⇩
世界中の現場を支えるプロジェクト管理アプリ「KANNA」
とアップデートしました。
上記プロダクトコンセプトのリニューアルに伴い、サービスページもリニューアルしました🎉
⇩ 上記リニューアルを反映した会社HPも是非ご覧ください^^ ⇩
・・・以上が、プレスリリースに向けて準備してきたことです。
実際のプレスリリース
2022年6月1日(水)AM10:30、無事プレスリリースを出すことができました🎉
「KANNA」は建設業界向けの施工管理アプリとして誕生し、建設業に留まらず不動産業、製造業へと領域を広げてきました。
利用企業数はプロダクトリリースから約1年半で5,000社を突破し、海外への事業展開の準備もしている中で、サービスのさらなる拡大を目指し、2022年5月に資金調達を実施しました。
▻プロジェクト管理アプリ「KANNA」を提供するアルダグラム、シリーズAで20億円を調達
SNSでも各社員のSNSや関係者のみなさまに周知頂き、好反響でした‼
リリースの数値結果
これまでアルダグラムはあまりリリースを出してこなかったため、定量的な数値結果としてお伝えしづらいものがありますが・・・
・会社HPのページビュー数はこれまでの平均の3倍以上‼
・PR TIMESのページビュー数は過去の20倍以上‼
・採用ページやMeetyからのエントリー増加‼
といった成果を残すことができました。
まとめ
①高い視座での圧倒的当事者意識が重要
アルダグラムは、Valueの1つに「Extreme Ownership」というものがあります。
これまでの業務を振り返っても、すべての仕事を真剣に自分ごと化して取り組んできた自負はあります。
ただ、広報の業務は、常に「会社(アルダグラム)として何が最善なのか」という視点を持ったうえでの、業務遂行が求められます。
つまり、イチ業務に対してExtreme Ownershipもって遂行するのではなく、アルダグラムは自分が経営する会社であるような視点で臨む必要があります。
単に情報を発信すれば良いのではなく
アルダグラムの顧客、従業員、株主などすべてのステークホルダーをイメージ・時にキャッチボールを重ねながらアルダグラムの事業成長のために最善な情報発信をしていく。
それが広報の仕事なのだと、やりがいを感じたとともに視座をあげるとても良い機会になりました。
②未経験×専任者は、成長のチャンス‼
初めての広報業務でありながら、シリーズAの資金調達のリリース発表という重要な責務は、わからないことだらけでとても大変でしたが、振替ってみると貴重な成長機会でした。
上司や同僚に同じ職種の人がいれば学び・インプットする機会はありますが、ぼっち(専任者)の場合はありません。
さらに、ぼっち(専任者)なのでアウトプットも自分でするしかありません。
それでも、インプットとアウトプットのサイクルをスピーディーにまわすことで、短期間で貴重な経験をすることができたなと思っています。
③応援してくれる方への感謝と事業成長での恩返し
今回の資金調達のリリースに対して、応援してくださるの方の多さに驚いたとともに、こういう方々に支えられて今があるのだと感謝の気持ちが沸きました。
そして同時に、これをゴールとせず、もっともっともっと事業を成長させることで恩返しをしていかないとなと強く感じました。
最後までお読み頂きありがとうございました!!
PS:もし私が所属するアルダグラムに興味のある方は、下記よりご連絡お待ちしております!!
いきなり面接ではなく、まずはカジュアルに魅力をお伝えさせてください^^
≪Entrance book≫※特徴や魅力をまとめています。
≪Meety≫
カジュアル面談希望の方はコチラ
≪募集職種はこちら≫
・エンジニア(フロントエンド、バックエンド、iOS、Android)
・セールス(エンプラ、SMB)
・カスタマーサクセス(エンプラ、SMB)
・デザイナー
・事業開発・海外展開リード
など、全方位的に募集しております。
尚、弊社は、最初の接点は必ずカジュアル面談を実施しています。
いきなり選考ではなく、まずは弊社のことを理解し、魅力に感じていただくための場を最初に設けておりますので、安心してご応募くださいませ。