カネコアヤノの引用元?
はじめに
noteの三ヶ月連続投稿に今からでも間に合いそうでしょうか。カネコアヤノの曲の元ネタについて書いていきたいと思います。先日のフジロックでは初日のトリをストロークスが務めており見に行きたかったなと思いつつストロークスについても書きます。読んでて何当たり前のこと言ってんだってなったらごめんなさい!本編どうぞ
本編
The Strokes 「Reptilia」とカネコアヤノ「ロマンス宣言」
でゅでゅでゅでゅっと印象的な曲の始まり方が似てますね
ストロークスの2ndのみならず、キャリアを通しての代表曲とカネコアヤノで一番再生されてる曲をこうやって並べて語れるのは楽しいです。先日のフジロック、カネコアヤノはストロークス見れたんでしょうか。さすがに初日は見てないか。
Room On Fireは2003年のアルバムなので、カネコアヤノバンドのメンバーはリアルタイムで聴いたのかはわかりませんが、バンド版の曲の肉付けの過程でこういうアレンジになったんだと思います。群れたちに入ってるロマンス宣言の前奏はぜんぜん違うし、ロマンス宣言はバンド版、ひとりでに版、群れたち版とバージョン違い豊富で楽しいです。
Television 「Marquee Moon」とカネコアヤノ 「エメラルド」
こちらも祝祭より、エメラルドです。元ネタの方は1977年発売のMarquee Moonより同名曲です。このアルバムは日本のtwitterの音楽ファンの投票で70年代のアルバムでトップになるほど指示されているアルバムです。その中でも10分超えの曲Marquee Moonはパンクを代表する曲となっています。印象的なリフはエメラルドでも輝いています。制作現場で誰かがこのリフを弾いてて曲に使ったんでしょうか。カネコアヤノが海外のミュージシャンの話をしてるのはジョン・レノンとビョークくらいしか見たことない気もしますが、televisionはpatthi smithと大変繋がりが深いバンドですし、聴いてそうな気もします。
Nirvana 「Smells Like Teen Sprit」とカネコアヤノ 「腕の中でしか眠れない猫のように」
腕の中でしか眠れない猫のようには先行リリースを聴いたときからニヤつきが止まらない曲でした。Smellsに限らずカートっぽい曲だなと思います。
余談ですが、スピッツの猫になりたいともテーマが被っていてかなり好きです。
猫になりたいでは「君の腕の中 寂しい夜が終わるまでここにいたいよ」という歌詞があります。一方、腕の中でしか眠れない猫のようにには「腕の中でしか眠れない猫のようさ 夜の帳が下りる頃には君に会える」という歌詞があります。夜の終わりを気にしているスピッツと夜の始まりを思っているカネコアヤノって感じでしょうか。
Fishmans 「POKKA POKKA」とカネコアヤノ「月明かり」
前奏が似てる気がしますね。POKKA POKKAは宇宙 日本 世田谷の始まりの一曲目の曲ですが、悲しい感じがする曲で月明かりの暗いムードと比較したくなります。カネコアヤノもフィッシュマンズも天気についてよく歌っているバンドですよね。
Big Thief 「Simulation Swarm」とカネコアヤノ「予感」
急に最近の作品です。Big Thiefの2022年の大傑作より一曲選びました。これは曲自体がそんなに似てるわけでなないんですけど、タオルケットは穏やかなの制作中誰かが聴いてたんじゃないかなと思って選びました。ギターとかかなり似てるし。インディフォークの最先端を行ってる2つのバンドだと思います。
高田渡 「私は私よ」とカネコアヤノ「気分」
カネコアヤノって影響を受けたミュージシャンを含め、音楽をあまり語らないタイプだと思いますが、高田渡への愛はよく語っていた気がしますし、この曲に関してはカネコアヤノカバーが存在しているので好きなんだと思います。歌詞が似ているけど決定的に違うことがあって、高田渡の私は私よには(元の詞を書いたのはジャック・プレベール)周りを突っぱねる強さがあって、私は私よ仕方がないでしょの「仕方がないでしょ」は自分から相手に対する宣言なのに対し、カネコアヤノの気分のぼくはぼくでしかないね仕方がないねの「仕方がないね」は歌詞に登場する君とは「遠い」ことに対する諦観を自分に仕方がないと言い聞かせている気がします。じゃあにてないじゃんってなりますね。私もなりました。
終わりに
書いててとても楽しかったです。明らかに元ネタがある曲は、その元ネタが超がつくほど名曲、有名曲にしている気がしました。はるか前に作ったプレイリストですが、似た内容のプレイリストを貼っておきます。それじゃありがとうございました。
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