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初めての海外旅行4日目(前半)
こんにちは。今僕はタイはアユタヤの駅からバンコクへ向かう列車に乗っています。まだ1日を終えていませんが、今日の出来事を日記として書き起こします。
朝食を買いに
昨日の深夜にバンコクに到着した僕が、初めて昼間のバンコクの景色を見ることになったのが朝食を買いに行く時でした。今回の旅行は行き当たりばったりで、思いつきとその場の判断で基本的に行動しているので、起きる時間などは決めていません。起きたのは現地時間で9時頃。チェックアウトは12時までにすればよい、という仕組みはだらしのない僕には最高です。とりあえずタイの第一食は現地の人と同じようなものを食べたくてコンビニへ。ホテルを出ると、昨日と変わらないのどかな風景。昼間と夜とで印象が変わらないというのは、治安のいい証拠でしょう。マニラの夜と昼はかなり性格が違いましたから。特に物乞いに会うこともなく、コンビニになんなくたどり着きました。
コンビニに入って驚いたのが、日本と同じようにお弁当が売っていたり、おにぎりやサンドイッチが売っていたりしました。今回は日本との違いを知るための鮭おにぎり、カニカマと海藻のサンドイッチ、牛乳、今日の持ち歩き用の緑茶です。海外で緑茶が甘く味付けされて売られているのは知っていましたが、タイでどうなんでしょうか。パッケージを見てみると、魚の象形文字を縦にしたようなあの記号が並んだタイ語が。これではなんにもわかりません。海外に来て、早くも4日目になる僕は図々しさを身につけてきたので、緑茶を手に取ってレジにいた若い女性の店員さんに「Is this a sweet?」(これ甘いの?)と聞いてみました。しかしここのコンビニ、ドンムアン空港から近いとはいえ、おそらくかなりローカルな店舗、英語が得意ではなさそうです。はにかみながら「ちょっとだけ」というジェスチャーで答えてくれました。(少し可愛いなと思ったのはここだけの話です)お会計をしようとすると、「サンドイッチあたためますか?」と。「おにぎりじゃないんかい!」と突っ込みたい気持ちを抑え、せっかくなので温めてもらうことに。温かいサンドイッチを食べるのを楽しみにしながらホテルに戻りました。
ホテルに戻り、まずはおにぎりを食べてみることに。毎年自宅で田植えをしてお米を作っている家で育った私はお米にはうるさいです。食べてみると日本のものとほとんど変わらない味わい。「
おいしい!」と本当に思いました。どうやらおにぎりはタイ米だったようですが、日本のお米と食感も味わいもそっくりです。もしタイに住むことになっても食事には困りませんね。続けて楽しみにしていた温かいサンドイッチ。マヨネーズとカニカマ、マヨネーズと海藻、二つともかなり美味しかったです。日本の感覚で考えると、かなり変わり種かと思いますが、こちらも気になることなくパクパク食べ進められました。牛乳については割愛させてもらい、気になる緑茶!飲んでみた感想は
「、、、、、なんだこれは」
に尽きました。午後の紅茶はみなさん飲んだことがあると思います。それに近い味わいなのですが、緑茶の風味は全く感じず。想像と全く違いました。不味くはないです。けど初めての味。ぜひ一度飲んでみてほしいです。
アユタヤ遺跡へ
朝食を食べ終えると、ホテルでやることはおしまい。出かける支度をしてアユタヤ遺跡へ向かいます。アユタヤ遺跡は昔栄えた仏教の王朝の遺跡らしいです。石でできた塔がいくつもあって見応えがありそうです。
アユタヤ遺跡へはドンムアン空港の最寄駅のドンムアン駅から電車で1時間ほど。駅の券売所でアユタヤ駅に行きたいことを伝えると簡単に切符を手に入れることができました。価格も10パーツちょっと。(60円前後)なかなか安いですよね。切符を買ってどこに向かえばいいか聞くと、「とりあえずそこに座ってて」と言われました。切符売り場の近くにはたくさんのベンチがあり、そこに座っていろとのことでした。本当に列車に乗れるのか不安な気持ちで、おとなしく椅子に座っていると、「この列車に乗りたい人こっちきて〜」的なアナウンスがあり、先ほどまでしまっていた柵が開きます。
飛行機の搭乗口の前で待っているようなイメージで、時間になればホームに行ける仕組みです。
ホームに向かうとすぐに電車が来ました。貨物列車の先頭車両に客室がくっついているかんじの、まるで昭和のような雰囲気。「両親は昔、こう言う電車を使って過ごしていたのかな。」と考え、しみじみした気持ちになりました。
電車の中はエアコンがなく、カラカラ音を立てながら、扇風機が回っています。たいてい車内の窓は全開で、走行中は風が気持ちいいです。のどかな風景を眺めながら1時間。アユタヤ駅に到着しました。
駅を降りると荷物預かり所を発見。大きなスーツケースなどはここで預かってもらえるようです。価格は50バーツほど(だった気がします)、およそ250円くらいです。アユタヤ駅から遺跡までは少し距離があるのでタクシーを使おうかと思っていたのですが、荷物を預かって貰えばバイクタクシーで済みます。1人で行動しているので、価格は雲泥の差3分の1ほどで済みます。
荷物を預け終えると、バイクタクシーを手配しました。すると道の向こうで「へい!!」とバイクのお兄さんが僕を呼んでいます。手を振りながら近寄って、「僕が予約した〇〇です。」と伝えると、「は?」みたいな顔をされます。アプリの画面を見せると、「俺じゃない」とのこと「紛らわしいことするなよ(怒)」と思い、バイクが来るのを待ちました。
バイクが到着したら、運転手さんの後ろ側に乗り込みます。マニラで空港に向かうのに使った時、かなり怖い思いをしたので覚悟して乗っていると、すごく優しいアクセルワーク。スマホで写真や動画を撮る余裕まで出てきました。ただし、タイのバイクタクシーに怖いところが一つあります。ヘルメットを貸してもらえないのです。マニラで乗ったバイクタクシーは、ヘルメットは絶対貸してくれました。汗をかいてもいいように、使い捨てのヘッドキャップをくれる運転手さんまだいるくらいです。なのにタイはノーヘル。いくら安全運転だからとはいえ怖かったです(笑)。
バイクに乗り、何とかアユタヤ遺跡のうちの一つに辿り着きました。(名前は似ているので覚えてません笑)入り口でチケットを買い中に入ります。価格はどこも50パーツ、250円くらいです。同じ地域にいくつも遺跡がまとまっているので写真を撮っては歩き、写真を撮って歩きを繰り返していました。
そんなことをしているうちに、時間は午後2時すぎ、そろそろお腹が空いてきました。とある遺跡を一通り回り終え、遺跡の外に出てみると、ちょうど道路の向かいにカフェのようなものが。タイ料理も扱っているようなのでここに決めました。
お店に入って、注文を済ませたあと。、スタッフの働く様子を見てみると忙しそうに動くスタッフと、暇そうにしているスタッフに分かれています。これはマニラでもよく見た光景なのですが、おそらくそれぞれ役割が決まっており、自分の担当分以外はやらないと言うことなのでしょう。日本人は1人がいろんな作業をマルチにこなすのが普通だと思うので、「日本人は本当によく働いているんだな」と再認識しました。
順番が前後してしまいましたが、注文したのは、ガパオライス、マンゴースムージー、アフォガードです。東南アジアにいると、大抵レストランやカフェにはスムージーがあります。南国フルーツを堪能するのも今回の旅の醍醐味。商品が届いてみると、全て美味しく食べやすい!やはりここでもお米はおいしかったです。日本人がタイに行きたがる理由が少しずつわかってきました。
タイグルメを堪能し終え、次の遺跡に向かうことにしました。その道中、公園のような緑地を歩いたのですが、道の横に目をやると見たことがない動物がたくさんいました。リスのような子が走っていたり、鳩に似てるけど明らかに違う子が飛んできたり。もちろん植物も見たことないものばかりです。これだけでも海外に来た甲斐があったなと思いました。さらに歩いていくと、向こうからこれまた日本では見たことないような格好の人が。全身タトゥーだらけで、サンダルに半袖半ズボン。近づくにつれて、僕に話しかけようとしてるのがわかってきました。でもへっちゃらです。マニラを1人で歩いていますから。すれ違おうとする時に手首の辺りを指差しながら何か言ってきました。今思い返せば、「今何時なんだ?」ってことかもしれませんが、ここでスマホを見ようもんなら盗まれていたかもしれません。「NoNoNo」と軽くあしらい、無事すれ違いました。
次の遺跡について中に入ります。アユタヤの遺跡の数々はもちろんその形は特徴的なものばかりで、写真映えするのが事実です。が、正直あんまり違いがわかりません(笑)特に説明がたくさんあるわけではないので、これが何かも、さっきの遺跡と何が違うのかもよくわからないまま観光しました。アユタヤの遺跡群を観光する中で、目を引かれたものを強いてあげるなら、絵に描いたようなお坊さんがたくさんいたことです。あのオレンジの布を肩から斜めにかけ、全身に纏っているあれです。アユタヤの遺跡や駅で何人も見かけました。「令和になってもこう言う人たちが本当にいるんだ」と思いました。
さてアユタヤも遺跡をいくつか回り終え、暑さのせいもあり疲れがやってきました。時刻も16:30くらいに。駅に戻ることにしました。今回もまたバイクタクシーで駅に向かいます。景色を眺めていると、街のあちこちにタイ王室を讃えるような肖像画がありました。これもまた珍しい光景でした。
駅に着き切符を買います。今回の目的地はホテルの最寄駅です。どうやらその駅とアユタヤ駅は運行会社が違うらしく、切符を買うのが一苦労。どうにか駅員さんの話を汲み取ると、ここまで行って乗り換えろとのことでした。この切符を買えばいいよと教えてくれたので、言われるがまま購入。ここでも15バーツ程度、75円くらいで乗れました。ちなみにタイの国有鉄道は乗る列車を指定して切符を買うシステムになっていました。切符を買い終えると、少し後悔。観光する前に切符を買っておけばよかったと思いました。というのも、駅に着いたのが17:00なのにも関わらず、買える切符が18:50ころ発のものしかありませんでした。売り切れということがあるようです。早くホテルに行きたいというのに2本ほど列車を見送りました。
そんなこんなで、今、列車に乗っています。このあとナイトマーケットに行こうと思っているので、また更新します。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
追記
わざわざこんなことを書かなくてもいいのですが、書き始めたのは駅で電車を待っている時なのですが、途中で降りる時間になってしまい、後半はホテルで書きました(笑)