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率先して家事をやった方が、自分の時間が確保できる説【同棲あるある】

私のパートナーは、医者である。

今日、そんな彼女が午前中に回診に行っている間、柄にもなく家事というものをやってみた。

トイレや風呂の掃除、部屋の片付け。
二人で事前に「三連休の最終日にやってしまおうね」と約束していたことではあるけれど、それをやってみた。

これまでの自分は、相手が家にいない時間はダラダラと過ごし、相手が家に帰ってきてからタスクに取り組む、という生活を送っていた。

今回トイレ掃除とか部屋の片付けに取り組んでみた理由は「そうしたら喜んでくれそうだから」という至極単純な理由に過ぎないが、この行動が後の自分を楽にするとは、露も想像していなかった。

相手が回診を終えて、家に帰って来る。
「え‥ジョンくん、トイレ掃除もやってくれてたの‥?部屋の片付けも‥?マジ‥?」
どうやらそれまでの私は全く期待されていなかったらしい。

自分が住んでいる部屋の片付けをする、掃除をする、そんな当たり前な事をしてこんなに褒められてよいのだろうかと不思議に思った。

回診から帰ってきた彼女は、昼ご飯の準備をする。お昼を作るとかそういう工程はまだ相手に任せてしまっているから、その時間は自分の好きな事をする。

昼食の時間を終えたら、再度部屋の片付けに戻る。そんな時、
「ジョンくん、部屋の片付けとか終わったら、筋トレでも行ってきたら?そのほうが精神衛生上良いでしょ?」
と彼女。

実は来月フィジークというボディメイキングの大会に出ることになっており、筋トレの比重が最近とても高まっているのだ。ま
た頭と身体を同程度に動かせないと私の精神的な余裕がなくなり‥ということを彼女は重々承知していたらしい。

閑話休題.

「午前中ジョンくんが掃除のアドバンテージを取ってくれてたから部屋の片付けもすぐ終わりそうだし、筋トレする時間取れるんじゃないかな、どう??」

これには私もびっくりした。

午前中に相手の想像の、少し上のレベル(に結果的になっていたらしい)家事を少しやっていただけで
自分のやりたいこと=筋トレ をすることを快く許してくれる。

とても心の広い人をだなと再認識しながらも、午前中の自分に心の中で感謝していた。

まずはこちらから、当たり前のように家事をする。自分の時間はそこから。

タイトルにあった、「イクメンになったほうが、寧ろ自分の時間が確保できる説〜結婚した場合〜」に戻ろう。
イクメン=育児メンズ というのは、役割であって、役職ではない。
それをすることが出来る人の事を呼ぶものなのだ。

「イクメンになった」という表現はあっても、「イクメンになりたい」は誤用ではなかろうか。

夫婦の間で「このメンズには家事を任せて私(=女性)が自分の事をやっても大丈夫そうだ」というコンセンサスが得られているから、イクメンであったり男性育休を取ることがが積極的に家庭内で受け入れられるのだ。

「僕はイクメンになる!育休を取る!」といくら豪語しても、パートナーが「いやぁ‥でも全然家事やらないじゃん‥」と認識をしていたら、イクメン・男性育休は力を発揮しないような気がする。

イクメンになりたいなら、男性育休を取ることを相手にも許させるためには、それをするまでの事前準備が大切なのだと感じた。

※とはいえそもそも男性育休はパートナーの許可の有無によらず職場から取得できるものである。コココでの「育休が力を発揮できない」というのは、寧ろ男性側が仕事をせず家に居て特に家事を手伝わないことによって、寧ろ女性側の仕事が増えてしまう(赤ちゃん+旦那の世話)、ということを指す。

こうして恥ずかしながら「家事を手伝う」ことの楽しさにようやく気がついた訳である。

この世に「頑張ったで賞」は存在しない。そこには結果があるかどうかである。

それは家事においても同じ。

自分が頑張ったからどうという話ではない。その頑張りが、相手の基準を越えている=結果を残せているかどうかなのだ。

自分としては「大したことじゃない」と思っていた事が、相手にとって「こんなにやってくれてマジ感謝感激」になることがある。

「結婚することで自分の自由な時間が減る」と話す男性が私の周りにも多い。

しかしそうではなく、戦略的に積極的に自分の時間を「二人で心地よく過ごせるように」使うことで寧ろ、女性側から「これだけやってくれたんだから後は好きに過ごしなよ」というお墨付きを貰うことが出来るような気がしている。

私はまだまだ家事お手伝い1日目なので、これが3日坊主で終わらないように、3日坊主で終わったとしてもまたそれを繰り返す出来るように、努力していきたいと思う。

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家事をする中で、無意識に相手からのハードルは上がっていく。
「前は洗濯機を回すところまでやってくれてたんだから、次は洗った服を衣装棚にしまうところまでやってもらわなきゃね」と。

時にハードルが上がる狭間では相手から「最近全然手伝ってくれない」という心無い評価を受けるかもしれない。

それでも黙って、「なるほど次からはそこまでやってみるよ」、と改善してみる。そのうち、相手の心を打つときが来るに違いない。

「無限家事地獄」は無い。


さあ、明日は何をやってみようか。

それを楽しみに、今日も眠りにつく。

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ここまで読んでくれて、ありがとうございますm(_ _)m

もし皆さんの中で「こういう家事をやってくれたら助かる」等あれば
コメントでぜひ教えて下さい♫

ジョン

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