【デュエプレ】5cメカオー結論構築
みなさんこんにちは。じょんです。
10弾「戦国武闘会」がリリースされ、同時に「魂と記憶の盾」のDP殿堂と「龍仙ロマネスク」の上方修正が実施されてから既に2週間が経過しました。
この新しい環境の中、新たなデッキを握る人、変わらず信じたデッキを握る人、環境に合わせて組み替えたデッキを握る人、様々な人がいることかと思います。
かくいう私は、その中でいう変わらず信じたデッキを握る人に分類される人になるでしょう。
私は5cメカオーが環境に出現した7月末からNDでずっと握り続け(10弾リリース後少しだけ武者に浮気しましたが)、後期キングアルカディアスカップ最終26位とゼロフェニックスカップ最終37位を達成しております。
現在のボルバルザーク紫電カップでも、先攻77.3%後攻52.6%全体65.9%の勝率(9/12(日)現在)を記録していることから十分に通用すると言えるでしょう(4.10弾環境での立ち位置 にて対戦結果表を記載しております)。
以下にて、私が使用した5cメカオーの結論構築とその詳細について記していきます。
(全文無料です、気兼ねなくお読みください)
1.デッキリスト
こちらのリストは、NDADのどちらでも使用可能です。ADで使用する際も、基本的に変更する箇所はありません。多色は18枚です。
2.各カードの採用理由
【埋め立てロボ・コンクリオン】1枚
現環境に存在するドルバロム、ロマノフ、アルバトロス等の墓地利用に対する強力なメタカード。マザーの進化元、単色青マナとしても活躍する。ピラミリオンから引っ張ってくることができるので1枚のみ採用。
【月光電人オボロカゲロウ】4枚
このカードがあるからデッキが機能すると言っても過言ではない。マナを全色解放することで山上5枚を引いて手札を整えることができるので、動きがかなり安定する。4枚採用以外ありえない。
【フェアリー・ライフ】4枚
定番のマナブーストカード。全色揃った5マナでデリンダーかアースを出す動きをするうえで、3ターン目に多色を埋めながら打てるこのカードはとても優秀。トリガーすることで相手の早い動きに間に合ったことが何度もある。
【機械提督デリンダー】4枚
9弾EXのバグカード。カードパワーがどう考えても頭おかしい。コントロール対面ではブーストして5マナでデリンダーを出すのが第一目標。逆に出せなければほぼ負け。メツジャックに焼かれないブロッカー兼マザーの進化元としても優秀。絶対に4枚採用。
【フェアリー・ミラクル】2枚
5色デッキを使ううえで欠かせない2ブーストカード。3ターン目に2ブーストを狙えるなら積極的に打ちたい。終盤に引くとただの単色カードになるので、次に紹介するカードと分けて2枚採用。
【霊騎幻獣ウルコス】2枚
終盤腐るミラクルの代わりとなるカード。マザーの進化元になる点、軽量の緑クリーチャーである点から終盤でも活躍する。多色のカードであるため2枚の採用が妥当と考えた。
【機動要塞ピラミリオン】4枚
状況に応じて山から持ってくるカードを選んで出せる最強のグレートメカオー。5~8枚目のオボロカゲロウでもある。5マナになるまでにオボロカゲロウは極力プレイしたいので4枚採用。
【星龍パーフェクト・アース】3枚
ビート対面に対する最強の受け札。5マナで盤面に5色が揃うのも偉い。攻撃時の盾追加効果はあまり使わないが、ロックが破られた際のリーサル回避にたまに役立つ。1枚出せればいいため3枚採用。マナブーストでマナに落ちるんじゃないよ!
【超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー】4枚
盤面にマザーとアースとプラチナムが揃うことでロックが完成する。基本的にはこのロックを完成させてから攻撃を開始するが、手札が悪い時にはマザーで特攻して無理やりリーサルを狙うこともある。余裕がある場合やロックが破られる可能性がある場合はマザーを2枚出してから突撃することが多いため、極力4枚採用したい。
【策略と魅了の花籠】2枚
序盤で不足しがちな青緑色、破壊ではない多色の確定除去、S・トリガー、山をシャッフルする効果のどれをとっても優秀なカード。都合よく引ければ良いので2枚採用。
【霊翼の宝アルバトロス】4枚
1ターン目にマナに置きたいカードランキング第一位。初手にあったらほぼ脳死で埋めて良い。破壊されたアースを自壊することで再び場に出す、プラチナムのG・ゼロおよび敗北回避条件を達成する、SAとして無理やりリーサルを作る、といった役割も持つ重要カード。4枚採用。
【五元の精霊プラチナム】3枚
プラチナムの敗北回避効果をマザーで維持して安全に相手を倒しに行くのがこのデッキのコンセプトである。コントロール対面では手札が悪い時にアースプラチナムを並べて無理やりビートすることもある。マザーの横には最低限のクリーチャーのみがいることが望ましいことから、1枚出せればいいということで3枚採用。
【竜極神】3枚
対ミラー最強カード(いまはほとんどいないが)。ライフミラクルメツは全てを解決する。ゲキピラミリオンでゲキを囮にして次ターンマザー進化も狙える。天門アガピ等のブロッカーを並べてくるデッキにもマザーゲキメツで強行突破ができる。ウルコスとデリンダー(orオボロカゲロウ)とゲキメツで5色揃うため、ゲキで片方を蘇生させてからプラチナムを立てる動きは知っていると役立つ。
3.不採用カード
【ホーリー・スパーク】
ビート対面でアースの効果で盾に埋めることで安全にリサールをかけたり、天門アガピ等のブロッカーが並ぶデッキを突破したりといった役割が期待できる。しかし、前者はマザー2枚重ね、後者はマザーゲキメツによって対処できることがほとんどであり、白マナも過剰になるため採用を見送った。
【凱亜の咆哮キリュー・ジルヴェス】
5マナで盤面に赤黒緑の3色を揃えられる点、ボルガウルジャック等の厄介な大型クリーチャーへ殴り返しが期待できる点、小型獣と共に出すことで複数打点を生成できる点はメリットとしてあげられる。しかしそれ以上に、パワーラインが低く除去にかかりやすい点、出したターンにマザーで攻撃がしにくい点がデメリットとして大きすぎるために採用には至らなかった。
【至高無上神】
マナに埋めて赤黒緑マナを確保できるが場に出すには10マナ必要。リンクしてハンデスするヒマがあるならゲキメツを出して殴ったほうが強い。
【お清めトラップ】
ブースト兼墓地利用メタカード。採用するなら1、2枚といったところだろうが、ピラミリオンから持ってこられるコンクリオンの方が遥かに使いやすく腐りにくい。
【超電磁工兵バ・キーン】
10弾最強カードの竜装 ザンゲキ・マッハアーマーのメタ兼防御トリガー兼マザーの進化元になる。5マナ払って手出しするには動きとして弱すぎるうえに、活躍する場面が限定的すぎる(あと白マナが過剰)ので不採用。
【超神星マーキュリー・ギガブリザード】
ツヴァイ、ガントラのスパークカウンターや、ロマノフ、ボルフェウスの呪文封じ、単色青マナとして利用可能。マザー2枚を立てる方がケアできる範囲が広く、即死級のボルフェウスは環境からほぼ消えたため不採用。
【装甲支援ガトリンガー】
5枚目のデリンダー。青単色マナであるのとパワー3000は偉い。ドロー枚数が少なく安定しないのに加えて、デリンダーと違いマザーの進化元にするにはコストが大きく動きが鈍るため不採用となった。
【破壊と誕生の神殿】
デッキを構成するクリーチャーのマナがほとんど被っていないため、相手の盤面を除去しながら狙ったクリーチャーを展開することができる。しかし効果的な場面が限定的すぎるうえに、終盤では余計なクリーチャーを展開してマザーの残機を無駄に消費しかねないため、使用難易度は高い。
【将騎 センジン・スタリオン】
主にキングアルカディアスやゼンアク、ゲキメツへの除去手段、擬似的なスパークとしての役割がある。5マナで手打ちするには動きとして鈍いのと、盤面を1つ埋めてしまうデメリットが非常に大きく、使い勝手が良くない。
4.10弾環境での立ち位置
10弾環境の環境デッキと、5cメカオーとの相性は以下のようになります。
有利
・ガントラ
・黒緑速攻
・黒緑ドルバロム
微有利
・ツヴァイ
・青白メカオー
・5cミラクル
・フュージョン
五分
・青抜き4c
・緑抜き4c
・ロマノフ
・4cドルバロム
微不利
・アガピ天門
不利
・赤白武者
この相性は先攻と後攻が同比率であるときの総合的なもので、実際には赤白武者を除いては先攻であるか後攻であるかが大きく影響します。月初から記録してる対戦結果表を記載しておきますので、興味のある方はご覧ください。【ボルバルザーク紫電カップND対戦結果表】
基本的には赤白武者が大流行している環境でなければほとんどの対面が五分かそれ以上であるため、握り得なデッキであると考えています。
5.基本的な立ち回り
オボロカゲロウで手札を整え、マザーアースプラチナムのロックを完成させ負ける可能性を極力無くしてから、相手の盤面を無視して盾を削りきって勝利するが基本的な流れとなります。しかし、以下のように対面によって攻めるまでの流れが異なるので注意が必要です。
・ビート対面
2,3ターン目にブーストを行い、4ターン目にパーフェクトアースを(できればプラチナムも)立てることを最優先に動きます。その後、マザーを立てることでロックを完成させ、安全に攻めます。マザー2枚目を要求することが多いです。
・コントロール対面
2,3ターン目にブーストを行い、4ターン目にデリンダーで大量ドローをすることを最優先に動きます。その後、マザーを立て、カウンター負けの可能性が低ければマザーやゲキメツでゴリ押し、カウンター負けの可能性が高ければアースプラチナムのロックを完成させてから安全に攻めます。
6.各対面での立ち回り
・黒緑速攻
原則初手にアルバトロスを持っている場合は最初にマナに埋めてしまいますが、唯一例外となるのがこの対面です。黒緑速攻に対して後攻をとった場合、2ターン目にデリンダーを出せるようにマナ埋めを優先し、3ターン目にアルバトロスを埋めてライフを打つのが理想となります。
アースプラチナムが立ってさえしまえば勝ちになりますが、先にバインドシャドウが立っているとアースがタップされた状態で盤面に出てしまうこと、ブロッカーがプラチナムだけだとヴィネスで破壊されてしまうことには注意しましょう。
・ガントラ、ツヴァイ
できるだけ早くアースプラチナムを立てることが重要です。アースやプラチナムを簡単には除去できないので、動きが止まっている間にマザーを立ててロックを完成させましょう。
トリガースパークからマザー残機を一気に剥がされて負ける可能性があるので、できるだけマザー2体を立ててから攻めたいです。
・赤白武者
アースプラチナムが共にパワー6000と武者の除去範囲であるため、基本的にはマザーかゲキメツ着地を優先します。ザンゲキを立てられている場合はどうやっても受けきれないので、マザーとアルバトロスでゴリ押しましょう。
・青白メカオー
アースが引けていればアースの着地を、引けていなければデリンダー+マザーの着地を狙いましょう。稀に狙えるライフミラクルゲキメツは最強です。
ライフミラクルゲキメツ以外はアースプラチナムとマザー2枚のロック、余裕があればゲキメツも立てて一気に攻めます。
・青抜き4c、緑抜き4c
4,5ターン目にデリンダーで大量ドローをしないと、ハンデスで動きを封じられて負けます。逆に大量ドローができれば容易にマザーアースプラチナムのロックを決めることができるので、デリンダーに命を懸けましょう。
キングやゲキメツ、ゼンアクで動きを妨害してくるのが案外困るので、余裕があるなら花籠をキープしておくと戦いやすくなります。
・アガピ天門
前述の青抜き4c、緑抜き4cと動きはほぼ変わりませんが、アガピトスを始めとするブロッカーが多数並ぶ関係でロックを完成させただけではほとんど突破ができません。ゲキメツの高火力を添えることで初めて突破することができます。
天門トリガーによるカウンター負けの可能性は常にあるので、不用意な盾殴りは基本的に行わないのが吉です。
・5cミラクル、フュージョン
相手の動きによって優先すべき動きが変わります。ブーストがうまくいかず相手の動きが鈍い場合はコントロール対面の動きをすれば問題ありません。一方ライフミラクルと動かれた場合は、相手の手札が少ないうえにゲキメツやゼンアクが早期着地するため、ブーストしつつ小型メカオーの中では一番場持ちのいいデリンダーを盤面に展開し、マザー着地に備えます。
即死に繋がるトリガーは少ないため、ゼンアクが立っていない状態であればマザー1枚でも負ける可能性は低いです。
・ロマノフ
基本はコントロール対面の動きをしますが、悠長にロックの準備をしているとザンゲキロマノフで走ってきて妨害の限りを尽くされ、早期決着のために盾を刻んでいくとトリガーサインロマノフでカウンターをされと、どちらかを切った動きを迫られることが多いです。
理想としてはザンゲキロマノフの準備が整う前にコンクリオンで墓地のロマノフを片付け、マザー+アルバトロスでリーサルを狙いにいきたいですね。
・4cドルバロム、黒緑ドルバロム
4cと黒緑で若干動きが異なります。
4c対面は緑抜き4c対面と同様の動きをすればよく、ドルバロムの着地を狙っている気配を感じた時にコンクリオンを出せば問題なく勝てます。
一方で黒緑は手札の消費が激しいためデリンダーの大量ドローは見込めず、早ければ5ターン目にドルバロムが着地するため、コンクリオンの着地とマザーの着地を最優先にしたいです。コンクリオンが間に合わない場合も、アースやアルバトロスを立てればリーサルを作れることが多いです。
・5cメカオーミラー
先攻有利、先にゲキメツを出した方の勝ち。お互いにロックが決まった場合もゲキメツが先に出てる方の勝ち。ゲキメツない構築は一生勝てない。
7.こうなると勝てない、こうされると勝てない
5cメカオーを回してる中で、即刻でリタイアボタンを押したくなる(押さざるを得ない)状況に陥ることがあります。リソースをデリンダーに、盤面形成をマザーに依存しており、それぞれを手札に持ってくるのをオボロカゲロウに依存していることを原因とするものが多いです。以下のような場面に出くわしたら、「それはきっちいなあ」と言いながらリタイアボタンと対話しましょう。
・オボロカゲロウが2枚以上盾落ちしている。
・2回以上オボロカゲロウを出してもマザーorデリンダーが手札に来ない。
・マナブーストでアースがマナに落ちる。
・ライフミラクルゲキメツ(ルピアゲキメツ)を決められる。
・序盤に2枚以上のハンデスをくらう。
・パワー低下によってアースが破壊されてロックが破られる。
8.小技集、豆知識
5cメカオーを使ううえで、知っていると便利だったり勝ち筋を増やせたりする点が多くあるので紹介しておきます。
・コントロール対面序盤でデリンダー大量ドローを狙う前のターン、盤面に出ているオボロカゲロウやウルコス、ピラミリオンは盾を殴り得な場合がほとんど(裏目は天門、サイントリガーくらい)。
・ピラミリオンからオボロカゲロウを出したとき、シャッフルが行われた後にオボロカゲロウの効果が発動する。
・オボロカゲロウの効果で山にカードを戻すとき、盾落ちケアでピラミリオンから出したいクリーチャーを山に戻しておく。
・オボロカゲロウはカードを山から引いている(一度手札に加えている)ため、その時点で山が0枚になるとLO負けになる(ただし、相手のターン中+プラチナムの敗北回避条件が満たされている場合は負けない)。
・オボロカゲロウの効果でカードを引いて手札が10枚以上になる場合、11枚目以降は全て墓地に落ちる。その後、引いた数(手札に加えた数)だけ山に戻す。
例:手札が8枚、マナが5色解放されているときにオボロカゲロウを出すと、出た時点で手札が7枚になるので、山上の3枚は手札に加わって残り2枚は墓地に落ちる。その後、手札の10枚から3枚を選んで山に戻す。
・マザーを重ねるときの進化元の重ね順は、アルバトロスやゲキで蘇生したいクリーチャーから優先して重ねる。
・キングが相手の盤面に立っている時に、G-ゼロ条件を満たしているプラチナムなら0コスで犠牲にできる。
・アルバトロスを使ってプラチナムの敗北回避条件を満たしていた場合、マザー進化で盤面から青マナを持つメカオーが消えると敗北回避が解除されてしまう。
・トリガーでデリンダーが召喚されるとき、使用可能マナが3マナ以上あればO・ドライブ効果を使用できる。トリガーでゲキメツが召喚されるとき、ゲキとメツのどちらかを選択することができる。
9.最後に
私自身の性格やプレイスタイルから、対面に依らずある程度動きが決まっていて、トリガーカウンターによる敗北のリスクを極限まで減らして安全に攻めるデッキを好む傾向が私にはあります。あとガントラが大嫌いです。
今までにリース牙サファイア、青白メカオー、青単テクノロジー、黒緑ドルバロムといったデッキを好んで使って来ましたが、今ではこの5cメカオーが一番のお気に入りとなっています。ガントラにも負けないし笑
私の大好きな5cメカオーが、まだまだこの10環境でもやれるということを証明すべく、今期も頑張っていこうと思います!
少しでもこの記事がみなさんの役に立ったのならば光栄です。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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それでは。
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