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【デュエプレ】マザーとマーキュリーの仕様について

みなさんこんにちは。じょんです。

先日開催されました、ささぼーCup 武者聖戦伝 新弾王決定戦はご覧になられましたでしょうか。

デュエプレ公式が主催した配信者王決定戦にて見事優勝を果たしたささぼーさんが、新弾リリース後に定期的に開催している新弾王決定戦。

9弾「武者聖戦伝」がリリースされ、6/10に急遽バランス調整が実施された環境のもとで、この度もささぼーCupが開催されました。

結果としては青白メカオーが優勝を収めたのですが、ささぼーCup全体を通して強く印象的だったのが、7弾の頃から変わらず存在するこの青白メカオーでした。

正直な話、青白メカオーは現環境において間違いなくtier1のデッキであると考えています。もちろんプレイの難易度は相当高いものであるので、環境がメカオー1色に染まることはありませんが、9弾環境を戦っていく上で常に意識しなければならない存在でしょう。

そこで気になったのですが!!!

青白メカオーの代表カードと言える、「超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー」と「超神星マーキュリー・ギガブリザード」のメテオバーンの仕様を正しく理解できていますでしょうか。

この2体のメテオバーンの仕様を間違って理解していることで、勝ち筋を逃してしまったり逆に負け筋を作ってしまったりしているケースを度々目にしております。

また、YouTube配信のコメ欄でも間違った指摘がなされ、大荒れ(笑)する状況もありますね。

そこで、以下にて両超神星のメテオバーン効果の紹介と間違われやすい仕様について記していきます。


超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー

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メテオバーン1:自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのパワーが0より大きければ、かわりにこのクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置く。そのクリーチャーはそのターン、そのパワーが0より大きければ、バトルゾーンを離れない。


①パワーが0より大きければ

ざっくりとマザーの効果は「クリチャーが破壊されない(場を離れない)」と理解されがちですが、実はパワー低下による破壊を免れることができません。

現環境で使われているパワー低下カードと言えば、「ファントム・バイツ」と「炎獄の剛魔ビルギアス」でしょうか。

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除去コン相手にリーサルを狙いに行く時、「ファントム・バイツ」がトリガーすることでそのリーサルが消えてしまわないように注意する必要がありますね。

②そのターン、バトルゾーンを離れない

マザーのメテオバーンによる除去耐性効果は、そのターン中永続的に発動します。これを知らずに、メテオバーンを剥がそうと既に除去耐性を付与されたクリーチャーに何度も除去呪文や攻撃をしかけるのは非常に悲しくなるので気をつけましょう。

また、逆に除去耐性を付与されたブロッカーは相手の攻撃をブロックし得(無償で相手の攻撃を止めつつ盤面を残せるため)なので、間違って他のブロッカーでブロックしないようにしましょう。

③全体除去、全体バウンスについて

こちらはマザーのテキストそのものではありませんが、複数のメテオバーンを同時に消費する場合の仕様になります。なお、ここでいう「全体〇〇」というのは、「効果発動時にその効果適用対象を選択しないもの」を指します。

「アポカリプス・デイ」や「炎槍と水剣の裁」、バロム系の登場時効果といった、複数のクリーチャーが同時に破壊(orマナ送り)されることによってバトルゾーンを離れる場合、自分から見て(自分も相手も)左側のクリーチャーから順にメテオバーンが適用されます。つまり、メテオバーンが残ってる数だけ左側にいるクリーチャーがバトルゾーンに残ることになります。

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一方、「キング・レムリア」や「クリスタル・パラディン」のような複数のクリーチャーが同時にバウンスされることによってバトルゾーンを離れる場合、自分から見て(自分も相手も)右側のクリーチャーから順にメテオバーンが適用されます。つまり、メテオバーンが残ってる数だけ右側にいるクリーチャーがバトルゾーンに残ることになります。

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ただし、バウンス処理の例外として「超新星ネプチューン・シュトローム」が挙げられます。このクリーチャーのメテオバーン効果によるバウンスに対しては、マザーのメテオバーンは自分から見て(自分も相手も)左側のクリーチャーから順にメテオバーンが適用されます。これはおそらく手札に戻すのか山札に戻すのかの違いによると思われますが、詳細は不明です(知ってる方がいましたら教えてください)。

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【追記】④秘護精マキシマムコブラと同時に存在する場合

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(ⅰ)コブラが左、マザーが右にいる場合
左にいるコブラはマナへ、マザーとその横2体はメテオバーンにより留まり、残りのセラフィムはすべてマナへ行きます。

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(ⅱ)マザーが左、コブラが右にいる場合
マザーの左にいるセラフィムはすべてマナへ、マザー自身にメテオバーンが発動した後、右にいるセラフィムもすべてマナへ行きます。

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(ⅲ)コブラ、マザー、コブラのサンドイッチの場合
(ⅱ)のときと同様、マザーを残してすべてのセフィラムがマナへ行きます。

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以上から、コブラよりもマザーが右にいるときにマザーのメテオバーンの効果が左から順に発動しますが、コブラ自身はその位置によらずマナに行くことがわかります。

現環境ではまず見ないデッキではありますが、いちおう覚えておくといいことがあるかもしれません。


超神星マーキュリー・ギガブリザード

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メテオバーン1:相手の呪文の効果が実行される時、このクリチャーの下にあるカード1枚を墓地に置く。そうした場合、その呪文は効果を失う。


①呪文は効果を失う

マーキュリーのメテオバーン効果によって呪文の効果が失われるだけで、呪文の詠唱自体が無効化されるわけではないことに注意が必要です。特段違いがないように思われますが、効果がなくても呪文は唱えられているため、2体目以降のマーキュリーのメテオバーンが反応してしまいます。これによる演出時間で時間が足りなくなり負けてしまうケースがあるので、複数体のマーキュリーをあまり立てない方が無難です。

②アクア・サーファー&ホーリー・スパークの同時トリガー

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相手の盤面にマーキュリーがいる状態で自分のシールドが割られて「アクア・サーファー」と「ホーリー・スパーク」が同時トリガーした場合、サーファーでマーキュリーを戻してからスパークで相手の動きを止める、ということはできません。

デュエプレ(デュエマ)のルールでは、Sトリガーはクリーチャーはその召喚まで、呪文はその効果の発動までと決められています。よって、上記の2枚を同時にトリガーした場合、①「アクア・サーファー」が場に出る、②「ホーリー・スパーク」の効果が発動する(ここまでがSトリガー)、③「アクア・サーファー」の果でクリチャーがバウンスされる、の順で処理されます。よって、②の状態ではまだマーキュリーが場にいるため「ホーリー・スパーク」の効果は失われてしまいます。

これはマーキュリーに限らず、呪文の詠唱を封じる「光神龍スペル・デル・フィン」や「聖凱亜クイーン・アルカディアス」といったカードにも同じことが言えます。大逆転を狙うのであれば、先に「アクア・サーファー」だけがトリガーするのを祈りましょう。

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【追記】進化元の重ね順について

マザーとマーキュリーはともに進化GVによって場に出るクリーチャーであり、当然そのコストとして盤面にある3枚のクリーチャーを進化元に必要とします。この3枚はメテオバーンの種として消費されることになるのですが、消費する順番は進化時に選択した順番と同じになります。このことから、マザーは「リアルとデスの大逆転」ケアで場に出てきてほしい順で、マーキュリーは「アクア・サーファー」ケアで手札に戻ってきてほしい順と逆の順で進化元を選択すると良いです。

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おわりに

テキスト長いと効果わかりにくいよね。

マザーとマーキュリーに関連することで私が見逃していることがまだあるかもしれないので、もし見つけましたら報告いただけると嬉しいです。

また、記事の内容は独自の調査によるものなので、これも間違いがありましたらご指摘いただけると幸いです。

少しでもみなさんの役に立てれば。

それでは。


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