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弁護士に訴訟を起こした件 前編 「費用立替までの経緯」
弁護士法人相手に訴訟を起こした話
皆さんは弁護士という肩書きを聞いてどのようイメージをしますか?
法律の専門家なので法を犯すようなことはもちろん、倫理的にも誤った行動をしない人格者と私は想像していました。
しかし自分の利益のために平気で嘘をつき、自身や依頼人が有利になるように事実を捻じ曲げてしまう弁護士もいるのです。
彼らも人間なので当然のことなのかもしれませんが、そういった事例を初めて耳にした時は大変ショックでした。
私は過去にいくつかの法律事務所の事務員として従事していた経験があり、何人かの弁護士のそのような行動を目の当たりにしました。
他事務所の自分と同じような事務員から聞いた話も含めますが、
依頼でもなく個人的な感情で特定の人間の住民票を取得する
計画的に借金をさせて弁護士費用を予め工面させた上て任意整理を行う
依頼人からの預かり金を使い込む
何年も税金を支払わず税務署が取り立てに来る
気に入らない事務員に対して給料未払い
など、
社会的に危うい内容も含まれていますが、相当無茶苦茶な行動をしている弁護士もいます。
因みに「気に入らない事務員への給料未払い」というのは私の話なのですが、この件については「支払いする義務があるのは承知しているが、支払いたくない」と言っていました。法より個人的感情を優先しています。
話を掘り下げれば話題には事欠かないのですが、今回はそのような告発的な内容ではなく、「出会って間もない弁護士法人の設立初期費用を一時的に立て替えたら弁護士から何年も返金を拒否されている」というお話です。
費用の立て替えを実行したのは約2年前、訴訟を起こして1年以上も経過しています。これだけ時間が経っていてもまだ返金されてもいないし、解決はしていません。
昨今、芸能人が訴訟をしたりされたりと話題に上がる事もあり、「訴訟」という言葉がわりと身近な言葉にはなっていますが、訴訟の流れや期間については知らない事柄が多いと思います。
訴訟を起こせば勝手に事が進んで終わるという訳ではなく、何度も当時の出来事を細かく振り返り、裁判の度に尋問があります。
時間もお金も掛かるので意外と心労が多く、日常生活にも支障が出ます。
当時のやり取りを思い出す行為は正直苦痛でしかありません。
「あの時、何故こうしなかったのか。どうしてあんな行動をしてしまったのか」と後悔ばかりです。
今回の件では大きな金額が関わっているので「このまま返金されないかもしれない」という現状を突き付けられると憂鬱になり仕事にも手が付きません。
しかし、ネガティブな事ばかり考えていても仕方がないので「他人から金を巻き上げて責任逃れをするヤバイ弁護士事務所に訴訟を起こすなんて滅多にない経験だからみんなに発信しよう」と気持ちを切り替えて事の顛末を記事にしました。
当然、相手側にも主張や事情はあるはずなので、あくまでも私の一方的な主張になる事を前提に読んで下さい。
きっかけはここ10年くらい一緒に仕事をしてきた、子供の頃からの友人でもある三田という人物から私に「税理士に相談したい案件があるから会計事務所を紹介してほしい。北沢という人物に任せているから税理士との場を設けてほしい」と連絡が来たことから始まります。
話が長くなるのでまず最初に簡易的に話をまとめると、
立ち上げ間もない弁護士法人事務所を運営出来る状態まで協力してほしいと頼まれて無償で手伝っていたら途中で内装費用が足りないという話になり、一時的に資金を立て替えたらいつまで経っても返済されないので弁護士法人を相手に訴訟を起こした。
という内容になります。
登場する人物の名前をまとめておきます。
ここから先は
¥ 600
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