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トリエステ料理 アル ムローン/ al mulon・幡ヶ谷

幡ヶ谷はナチュラルワインの聖地です。と、冒頭から飛ばしましたが今日はナチュラルワインじゃなくてイタリア料理のこと。

「イタリア料理でおすすめのお店教えてください!」

と、人に会っては質問しています。今回のアルムローンも人から教えてもらったお店。実はこのお店には一人で突撃したこともあって、その時は予約でいっぱいで断られちゃった。

僕の行きたいお店リストは累計700を越えていて、とても把握しきれないのだけど、アルムローンは友達から「このお店どう?」と聞いてきて。調べたら行きたいお店だったからびっくりしちゃった。

「トリエステ」というのはイタリア北東部、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の州都。「フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア」ってのはヴェネツィアの近くね。

トリエステのすぐ隣はスロバキア。つまり交通の要衝で、イタリア以外の文化が入っている。イタリアには20の州があってそれだけでも色彩に富んでいるというけれど、ドイツやスロバキア、ギリシャなど隣国の影響もあったりと本当に面白いね。

野菜の前菜盛り合わせ。黄色いスープ(?)が美味しかったな。トマトも。いいお野菜使ってるな〜。イタリア料理研究しているけれどまだ酢漬けは作ったことがなくて。挑戦したい。
プリモ。グラッシュソースとパンのニョッキ。トリエステ伝統料理。ニョッキはじゃがいもと小麦粉だっけ。不思議食感。グラッシュはパプリカソースかな?
セコンディ。チェバプチチ。「小さく切った肉をケバブ同様に焼いた肉料理」。お肉も当然美味しかったのだけどじゃがいも美味しくて美味しくて。じゃがいも、好きじゃないのだけれど、めちゃ美味かった。湯通ししてからフリットしてるのかな?好き食感。
ズッパ。トリエステ名物ヨータ。「ズッパ」はイタリア語のスープ。イタリア料理をやるならズッパは避けて通れないと思って好奇心で注文した。お豆のスープ。「わざと焦がした味を足している」とか。ズッパ、最初に頼んでいたのだけど忘れられちゃって笑、後からサービスでいただきました。多謝。
セコンディ後に注文したトリエステ名物手切り生ハムサンダニエレ。豚のモモ肉を、海水からの天然塩のみで14ヶ月以上熟成させたプロシュット。生ハムとグリッシーニの組み合わせまじ最高。
最近覚えたけれど生ハムは包丁を使うより手切りした方がいいんだって。金気を嫌うから。
壁掛けの写真がいいの〜〜〜。お店、ほんとイタリアに溢れてて素敵だった。

ワインはPIGNOLO / LA MAGNOLIAをいただきました。読み方はピニョーロ。「生産量が非常に限られているめずらしい土着。強いガーネットの色。黒コショウ、バルサミコのニュアンス。味わいは柔らかくドライ、タンニンと果実味のバランスがいい」。ボトルで。抜栓直後はL'Arcoみたいな良い香りに溢れててスイスイ飲める。時間が経つとフルボディ味が増してくる。

最後にいただいたグラッパの品種は「バッサーニ、レホスト、メルロー」と言っていた気がする。

我々は開店1番目のお客だったみたいで、美味しい料理と丁寧な説明を堪能しました。

↑はシェフへのインタビュー記事。

アルムローン教えてくれたはやかわっすありがとう。

おまけはアフターで楽しんだナチュラルワインどもです。

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不定期連載。実験的に始めます。買い切り。

イタリア滞在期(2022.10~)を連載中です。イタリア料理、ナチュラルワイン、日々のこと。エッセィ。

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