よゐこチャンネルの展望(問題編)

前回、よゐこチャンネルの基本情報から、現在生配信での同時視聴(リアタイ)数が下げ止まっているということを書きました。今回はそれについて、いくつかの原因(と思われるもの)を可能な限り考えていきます。
前提として、チャンネル運営側ではなく高評価や視聴者の内訳その他のことについては知る立場に無く、チャンネルをみただけで分かる内容しか判断材料はありません。(いったい誰が読むのでしょうかね)
お前がやってみろと言われたら返す言葉もありません。
これまた長い気がするため、解決策編は次回とします。

原因1 気持ちの途切れ
  

  よゐこチャンネルといえば毎週木曜21時から行われる生配信ですが、チャンネルメンバーシップの登場とほぼ同時期に、1か月程度生配信をお休みするという時期がありました。これは演者に余計な負担をかけさせないよう必要な措置であったと考えられ、その間もチャンネルではいろいろな動画を配信しており更新自体が停止したわけではありませんでした。しかしながら、コロナ禍であっても継続して行われていた生配信が一時期ながら行われなくなり、そのままリアタイから外れていった視聴者も少なくないと思われます。もともとがゆるい配信であったため、観なくなっても世間から取り残されるわけでもなく、よゐこが欠かさずやっているのだから観よう、という気持ちでいた視聴者が一定数いたのでしょう。

原因2 チャンネルの変容
  

  これが実際の動画のコメント欄でも最も言われているチャンネルに対する意見であります。すなわち、「2人ダラダラでいい」、「2人がみたい」、「無理に企画やらなくても」等々です。
これについてはチャンネルの歴史を多少お伝えする必要があります。もともとは、よゐこが地上波に冠番組を持つ(というテイ)ことを目指し、よゐこの2人がゆるくいろいろな企画に取り組んでいきながら仕事の幅を広げていくということから始まった、ようです。そのようにして始まったチャンネルでしたが、次第に配信前半が何かしらの料理、後半で用意していた企画、あるいはそもそも料理の企画、というようなスタイルが確立していきました。1時間番組と称する21時からの生配信は前半の(本来の企画とはあまり関係ない)料理に持ち時間の大半を費やし、延長も恒例のものとなっていました。この料理時間が、濱口さんの自由な解釈による料理作り、有野さんの手際の良さ、間のトークの面白さなどなど多くの魅力を持つ時間であり、中にはよゐこの無人島生活(詳しくないです)を思い出す人もいて、(よゐこが地上波で仕事をもらうとかの目標を度外視するならば)ただ料理しているだけでみんなが見てくれる優良コンテンツであったわけです。
この料理時間をぶち壊したのが皆さんご存知の新型コロナウイルス騒ぎです。軽々しく(お互いの)料理を味見することはできなくなり、さらにいえば数ヶ月配信スタジオに2人揃うことさえもできない状態になりました。(ちなみに2人が揃わない状態での配信でも現在をゆうに上回るリアタイ勢がいました。)ようやくスタジオに2人揃っても、なかなか料理を気軽には作れず、作ってもお互いの料理を食べることは滅多になくなってしまいました。
もう一つチャンネルの変容と思われているものは、チャンネルスタッフとの距離感です。これについては、前述のように生配信の進行が大きく変わってしまったために言われるようになったと考えられます。すなわち、2人で料理をする時間がごっそり消え企画が配信の大きな比重を占めるようになった後、編集なしの生配信であっても、企画は企画としてなるべく進行しようとする有野さんと、その場にいるスタッフにも楽しんでもらおうと気を配る濱口さんとの、性格の違いがあらわれる時間が増えた、ということです。

(原因3 メンバーシップ)

  数ヶ月前から始まったチャンネルメンバーシップ(月額制で追加の限定動画を視聴できる制度)は、視聴者数減少の原因では無いと思いますが、個人的にメンバーシップの運用があまり上手でないと考えているので、チャンネル拡大に向けて、ということであげておきます。
よゐこチャンネルの場合、メインコンテンツが編集なしの1(2)時間生配信、メンバーシップで尺の短い(といっても編集だらけでもない)動画という攻めた状況になっています。メンバーシップ加入数は知ることができず、動画の評価数から推測するしかありませんが、現在数千人(〜3000?)くらいではないかと思われます。これについては全く分からないので全然違ったらごめんなさい。

いよいよ次回は、上に書き出した原因に対する解決策を考えていきます。よゐこチャンネルファンの皆さん、何卒お手柔らかに。

(続く)


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