
【この後どうなる?】サッカー戦術クイズ⑦ 〜アンスファティ選手のゴールイメージ〜
実際に起きた試合中でのプレイを、この後どうなる?という問題にして、サッカーの技術や戦術を学び練習に活かして行こうという内容です。
スーパースターや一流選手の思考を想像して、あなたも一瞬の閃きで試合中のスーパープレイ!
過去の問題集はこちら
この後どうなる?
ラ・リーガ 2021−22シーズン第9節 FCバルセロナ vs バレンシア
この後バルセロナは、どんなコンビネーションでフィニッシュまでいくでしょうか?
答えはこちらの動画(1:26〜)
答え合わせ
ファティ選手がデパイ選手にあてて、落としをもらいワンタッチでシュートする。
似たような形で第1回で問題にした、ワンツーではなくパスをした方向にそのまま走っていって落としのボールをもらいました。
岩政大先生によると、日本ではこのプレイに対する用語がなくイメージが湧きにくいと。
ワンツーは一般的だし、よく練習されているがその弊害としてパスを当てて出ていくプレイイメージに乏しいとのことでした。
岩政大先生はこのプレイをパストゥーと呼んでおり、ワンツーとの区別をしているとのこと。
映像の通り、ワンツーと違うのはゴール方向に向かって走ることができるのでシュートの選択肢をより持てるとのこと。
こちらでも詳しく解説されています。
相手守備者の立ち位置や空いているスペースなどその時の状況によって、ワンツーとパストゥーを使い分ける大切さを説いています。
もっといろんな問題解いてみたいよ、という方はこちら
トレーニング① パストゥーのシュート練習
単純にイメージを掴むために、シュート練習でイメージを落とし込みます。
コーンを相手に見立てて、パスを出したらパスを出した方向に迎えにいくように走り出す。
落とす側は相手のステップを見てちょうど良いボールだったり、スピードを落とさせないようなパスを心がけます。
シュートコースもファーに巻くようなシュートだったり、ニアに低くて速いシュートなどバリエーションをいくつか持ちましょう。
トレーニング② 2対2
相手に見立てていたコーンを実際の守備者にして2対2を行います。
ワンツーかパストゥーかを判断していきます。
もちろん単独でドリブル突破をしたり、パスを受けた選手が振り向いてシュートなど、ゴールを考えた自由な発想が必要です。
ワンツーかパストゥーかの1つの判断基準に攻撃者の距離感があると思います。
攻撃者の距離が近ければワンツーが有効、距離が遠ければパストゥーが有効ではないかと考えます。
守備者の対応の仕方や、味方の距離などを見て判断しながら崩しのイメージをトレーニングしていきます。
岩政大先生の言う通り、パストゥーというプレイイメージが乏しかったり、言葉がないのでこれを機に具体的なイメージが一般化することを期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたのトレーニングの参考になれば幸いです。