
【この後どうなる?】サッカー戦術クイズ⑧ 〜アーノルド選手の関わり〜
実際に起きた試合中でのプレイを、この後どうなる?という問題にして、サッカーの技術や戦術を学び練習に活かして行こうという内容です。
スーパースターや一流選手の思考を想像して、あなたも一瞬の閃きで試合中のスーパープレイ!
今回はプレミアの舞台で南野選手と冨安選手の日本人対決が期待された、第12節リヴァプールvsアーセナルの試合から。
過去の問題集はこちら
この後どうなる?
プレミアリーグ 2021−22シーズン第12節 リヴァプール vs アーセナル
この後リヴァプールは、どんなコンビネーションでフィニッシュまでいくでしょうか?
答えはこちらの動画(4:42〜)
答え合わせ
サラー選手をオーバーラップしたアーノルド選手が上げたクロスをファーサイドで南野選手が詰めてゴール!でした。
答えはわかりやすいシーンだと思いますが、隠されたポイントが多々あった素晴らしいシーンでした。
相手の逆をとるサラー選手
サラー選手がボールを持った時点でアーノルド選手はオーバーラップを仕掛けていますが、対峙する守備者にとってはサラー選手がこの位置で左足でもたれるとシュートの可能性も考えないといけません。
ボールの持ち方的にサラー選手はアーノルド選手を使うことを最初にイメージしていたと思いますが、しっかりと相手の逆をとりアーノルド選手に時間を作っています。
絶妙なタイミングで上がるアーノルド選手
サラー選手がボールを持った瞬間に対峙する守備者と2対1を作れるような絶妙なタイミングでオーバーラップをするアーノルド選手。
クロスに関しても低くて速いボール。
南野選手が走り込むスペースにジャストタイミングで出会うような軌道と球質ですね。
相手の背後から動きながら入る南野選手
マネ選手にボールが入った瞬間は南野選手もマネ選手に対してのサポートために走り込んでいます。
自分が使われなかったですが、動きを止めることなく次のチャンスに向けて準備を連続しています。
相手の背後に潜みながらアーノルド選手のクロスに備えています。
少しバックステップを踏みながら、最終的に合わせるポイントで動きながら入るためにスペースを作っています。
そしてタイミングよく中に入ってきてゴールに対して正面を向いて確実に押させたシュートでゴールします。
この辺りの連続した動きもさすが日本代表のエースと呼ばれるべき所以です。
注目された日本人対決は、4−0でリヴァプールの完勝でした。
南野選手のゴールは4点目のためアーセナルが前がかりになった場面でのシーンだったので、守備者の人数が足りていないのは事実です。
ただ数的優位を連続して作り出しながら、しっかりとフィニッシュまでいくリヴァプールの攻撃力の高さを見せつけられました。
決して難しいことをやっているわけではなく、基本的なことを物凄いスピードと連続性で行っていることがわかります。
その辺りのプレー強度に世界有数のチームレベルだと感じさせるシーンでした。
プレイの要素自体は取り出して練習することができると思いますので、ぜひトレーニングの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。