
【この後どうなる?】サッカー戦術クイズ13 〜バルセロナのポジションチェンジ〜
実際に起きた試合中でのプレイを、この後どうなる?という問題にして、サッカーの技術や戦術を学び練習に活かして行こうという内容です。
スーパースターや一流選手の思考を想像して、あなたも一瞬の閃きで試合中のスーパープレイ!
ラ・リーガ第19節 マジョルカvsバルセロナの試合から。
過去の問題集はこちら
この後どうなる?
ラ・リーガ2021-2022シーズン第19節 マジョルカvsバルセロナ
この後どんな展開になるでしょう?
答えはこちら(4:04〜)
解説
FCバルセロナでよく見かける崩しですが、キーパーを使いながらビルドアップをしてセンターバックが両サイドに開きます。
その形を作ると、サイドバックが高い位置をとりウイングに近づいて行きます。
このままだとサイドバックとウイングの選手が近い距離にいて、相手も守りやすく、ノッキングしてしまいます。
そこで相手守備陣を撹乱させるようにポジションチェンジを行います。
ウイングの選手がボールに近づくように降りてきます。
この時に、もともとウイングをマークしている選手が降りてくるウイングの選手についてきたら、背後のスペースが空くのでそこにサイドバックの選手がランニングを仕掛けます。
仮に守備者が付いて来なければ、降りたウイングがパスを受けることができます。
守備者にとっては、ついていくのかいかないのか、マークをいつ受け渡すのかなどタスクが増え、困難な状況になります。
参考トレーニング
ある程度パターン化されたシチュエーションですが、ボール保持者の状況で自分のマーク、味方、スペースを見てポジションを取ることが必要です。
本来いるべきポジションから移動した選手がいて、その変則的な動きに対して相手がどう反応しかた、それによってどこにスペースが空いたかを確認して自分のアクションを決めることが重要です。
2対1のパターントレーニング
動き出しのパターンのトレーニングですが、相手の守備者の動きを見て2種類の動き出しをします。
守備者の逆をつくような動き出しをしてゴール前でフリーになることを目的とします。
相手を見て、自分の動きを決める臨機応変さが必要です。
詳しくはこちら
今回のお題の状況では、ボールを持っているセンターバック、降りてくるウイング、スペースに走り出すサイドバックと複数人のイメージが共有できています。
刻々と状況が変わる中で、同じ絵を描いたような複数人のコンビプレーはサッカーの面白さの1つです。
そういったプレイがあなたのチームでも増えることを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたのトレーニングの参考になれば幸いです。
もっといろんな問題解いてみたいよ、という方はこちら