奈良県生駒市でハッカソンをやったら最高におもろかった話
初めまして.note初投稿です.
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)博士前期課程2年の曽根田と言います.界隈ではjogと呼ばれています.普段は研究を中心にしていますが,個人的な開発だったり,色々なことをしています.
エンジニアになるべく勉強をしていますが,地域での活動というものにも強い興味があったりします.
今回は「石巻ハッカソンin生駒」と称してハッカソンを行いましたので,そこで学んだことや感想などいろんなことを書いていこうと思います.
生駒市 is どこ??
生駒市は奈良県の北西部に位置する市です.大阪まで30分,京都まで45分ぐらいで着くのでアクセスもよく,その住みやすさからお子さんを持つ家族の方などにとても人気があります.
生駒市が誇る日本最古のモノレール
まだ住んで1年ですが,とても心地よい場所で活発的な方が多い印象です.ここら辺を書くだけでも記事がひとつできるのでまたこれは後日ということで.
僕が通っているNAISTも生駒市にあります.中央線の学研北生駒駅から歩いて25分ぐらいのところにあります.駅にNAIST前と書いてありますが大嘘です.
のどかな場所でごちゃごちゃしておらず僕はこの感じがとても好きです.関西にこれから住むという方がいらっしゃればぜひ生駒市へ.
ハッカソン is なに?
ハッカソンとは「Hack(開発)」+「Marathon」を組み合わせた造語で,短期間でアプリやITっぽいものを作るイベントです.ハックと聞くと何か悪いことをするのではないかと感じてしまいますが,相手を妨害する行為は「クラッキング」というので安心してください.悪い人が集まるイベントじゃないですよ(ボソ).
僕はもともと仙台の大学に通っていました.そこで石巻を拠点に活動をしているイトナブ石巻に出会いました.イトナブは,小学生から大学生にプログラミングを教えている団体で,「石巻から1000人のIT技術者を産み出す」を目標にしています.
一応情報系の学科に通っていた僕ですが,あまりプログラミングは好きではありませんでした.イトナブとの出会いがこのIT業界沼に引きずり込んだのは間違いありません.
そのイトナブに,プログラミングを教えてもらうためにインターン生としてジョインしました.(社員ではないです)
石巻ハッカソン
イトナブは毎年夏に石巻ハッカソンというハッカソンを行なっています.2018年には202名の参加者があり,日本でも最大規模のハッカソンだと言えるものになりました.
地方と都市部での機会損失を埋めるべく,イトナブでは「かっこいい大人の背中を見れる」機会をハッカソンで提供しています.
「教育」を目的にしたハッカソンですが,スーパーエンジニアの方々が多くご参加していただき,その大人気ない技術力を目の前で見ることができます.僕自身もそんなスーパーエンジニアの方々を見てとても刺激を受けました.
ちなみに,2019年8月16日〜18日に石巻ハッカソンが開催されますのでもしよろしければご参加ください.
石巻のお寿司は絶品ですよ
石巻ハッカソンin生駒??
せっかくイトナブでインターンをしてきて,生駒という最高な環境にいた自分は,この石巻ハッカソンを生駒でも開きたいと思いました.
石巻とついているのに生駒でやるのは混乱の元でしかないのですが,イトナブのもつVisionはどんなところでも共通すると思います.
地方だから何もできない.東京に行かないと挑戦出来ない.そんな雰囲気がやっぱりあまり好きではないです.
プログラミングに興味はあるけれども何をしていいかわからない.チュートリアルやってみたけど何ができるの?
よくプログラミング初心者がぶち当たってしまう悩みだと思います.
2日間がっつりと手を動かして,いろんな人と一緒に何かを開発できる機会はなかなかないと思います.
初心者から腕に覚えのある人までいろんな人が参加しやすいハッカソンを目指して運営を行いました.
で,どんな感じだったの?
1日目
アイデアソン
チームビルディング
開発
石巻ハッカソンin生駒は7月6〜7日の2日間で行われました.合計で25名の方に参加していただき,合計で7チームが当日に編成されました.
驚くことに参加者の8〜9割ほどがハッカソンに初めて出るという人で,NAISTの学生から留学生,他大学,他学科の人など本当にいろんなバックグラウンドの人が参加してもらいました.なんと広島から来られたという方もいらっしゃり,情報をキャッチアップしていらっしゃる方はどんな場所にでもいらっしゃるということを痛感いたしました.
ほとんどの方が一人での参加でしたので,当日にチームビルディングを行いました.初めましての方同士で開発するのは難しいと思いますが,これもまたハッカソンの醍醐味ですね.
今回のハッカソンのテーマは「それ,おもろいやん!」にしました.関西テイストを織り交ぜたテーマにしてみました.このテーマを設定してよかったという話はまた後ほど.
テーマの縛りであまり作りたいものが作れなかったりする状況を避けたいので,抽象度が高めのテーマにすることが多いです.どんなアプリができるかワクワク
ある程度わかる人は初心者の人をフォローしていただきつつ開発が進みました.
2日目
開発の続き
発表
結果発表
2日目は初日から場所を移して,生駒ふるさとミュージアムという場所でハッカソンが行われました.とても風情のある場所でめちゃめちゃ綺麗でした.映えます.
審査員にはFilamentの角勝さんとCode for Ikomaの佐藤拓也さんをお招きいたしました.とても豪華な審査員で震えます.
いよいよ発表.テーマが「それ,おもろいやん!」ということもあって,発表では笑いがとても多くうまれました.
自分自身,何回もハッカソンに出ていますがこんなに笑いがおきるハッカソンはみた事がありません.ここで「それ,おもろいやん!」をテーマにしてよかったととても思いました.
もちろん,2日間という時間の縛りがあるのでうまくいかなかったところも多いのですが,それが普通です.ハッカソンは出ることに価値があると思います.
これをきっかけにプログラミングの勉強に拍車がかかってもらえると嬉しいです.
最優秀賞のチームにはなんと「石巻ハッカソンin石巻?までの交通費+宿泊費+参加費」を2名分贈呈いたしました.大盤振る舞いや...
しかし,最優秀賞のチームは3名...うーむ,と思っていましたが,なんと1名分は自分たちで出して3人チームで石巻ハッカソンに参加したいとお声をいただきました!めちゃめちゃ嬉しいです!こうして石巻での活動が関西に広まってもらうのはとても価値のあることだと思います.
謝辞
今回のハッカソンを開催するに至って,POLの金重幸人君,研究室の同期や後輩など本当に多くの方の支援があってトラブルもなく無事に開催する事ができました.本当にありがとうございます.
個人的には100点満点のハッカソンになったと思います.
もっと細かいことも書きたいのですが,それはまた別の記事で書かせてもらおうと思います.
長文になりましたが,ここまでお読みいただきありがとうございます.いろんなところに出没しますので,見かけた際にはお気軽にお声がけください.