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旅行者の顔で我が町を歩く
最寄り駅前のホテルを借りて、旅気分を味わい、旅人のような振る舞いで週末を過ごすという企画をたまにやる。今回も毎日の通勤路にあるような見慣れたホテルの部屋を押さえた。
普段は風景としてのホテルだけど、いざ旅人という設定で眺めてみると、結構デカいんだな、とか、色々ショップが入っているな、とか、駅で買い物するには良い距離だな、とか、いつもは気にしたことのないあれこれが突然気になり始める。不思議なものだ。
すべてを風景として捉えず、その中に分け入ってみるのもわが町を知るひとつの術かもしれない。分け入る時は地元民というよりも北関東あたりからやってきたひとり旅のおじさんもしくは金曜日に出張で信州に来た流れで土日泊するやっぱりおじさんという設定だとなお良い。
善光寺まで旅行者のような顔して行ってみようか。善光寺前の仲見世通りにある和風のスタバに入る時も「うわーこんなスタバあるんだぁ」みたいな顔で入店してみようと思う(もう死ぬほど行ってる)。
旅行者といえば写真機。旅行おじさんの目線で知っている町並みを撮影しようと思っている。しまった。ワクワクしている。