演劇をするひと
昨夜は唐組第68回公演『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』長野公演へ。稲荷、藤井、久保井の三すくみ演劇はどこか暴力的で甘美。見入っていたらあっという間の2時間。森進一の歌っていいなと思ってしまった。屋台崩しは過去観た作品の中で一番の好み。映像みたいな構図だった。何だかグッと胸にきてしまって危うく泣きそうになった。
会場にはコロナで分断されてしまった長野演劇界隈の人々が大勢集まっていて、久しぶりですねの大合唱だった。東屋で酒盛りしてる奴らがいると思えば演劇人だし、狭いところで取っ組み合いしてると思えば演劇人だった。私は演劇を作ることも好きだけれど、演劇をやっている人のことが好きなのであった。