エシカルジュエリーGYPPHY誕生の背景
こんにちは、JOEです!
ジュエリーの経験0、知識0、コネクション0の何もない状態から無謀にエシカルジュエリーブランドGYPPHYを2019年に立ち上げ、少しずつですが、沢山のお客様にご利用いただきました。現在1年とちょいの月日が経っておりますが、多くの大手百貨店様からお声かけいただき、ポップアップの催事を行ったり、常設展に向けて頑張ったり、段々認知度もあがってきたり、雑誌などの媒体からもお声かけていただいたりと色々と良い運が続いている状態のJOEです。
当時は経営学最高の称号といっても過言ではないMBAも取得し、いけるだろうと過信しておりましたが、んまぁそれはそれはほとんど役には立たず、最初は(今も)そりゃよくわからないまま突進していたら沢山のお金が落ちていき、無駄な出費ばかりしています。今は勉強やり直しマン発動中です。
ただ売上は少しずつですが着実に毎月成長してきており順調です(投資時期ということもあり利益は全然ですが・・・・)。
ただ間違いなく言えるのは、私じゃなく他の人がやっていたらもっと良い結果を出しているんだろうなと言うこと。
でも楽しいからプラマイ0、全て万事( `д´)b オッケー!(んなわけないのですが)
そんなJOEがなんでGYPPHYを立ち上げたのかあたらめて簡単にまとめます(簡単にまとめる能力も0なのですが)。
大きな理由としては【ビジネスチャンス】、【児童労働】、【尊敬する人】の3つがありますので、皆様ぜひここは踏ん張っていただき、JOEの下手な文章を読んであげてください。
■理由1;ビジネスチャンス
まず最初の理由としては、合成モアサナイトという石自体が非常に新しく、まだ日本に浸透していないことです。
モアサナイトの特徴としてはダイヤモンドよりも輝きが強く、耐久性はほぼ同じなのに手に届きやすい価格が非常に魅力的で、さらに元々は宇宙から降ってきた隕石から発見されたという歴史があり、こんなにロマンチックな石はないと、乙女心を持つJOEが感じたことが一つの理由です。
単純にそんな面白く魅力的な宝石をもっと広めたいと思いました。
ただ問題としては、同じ炭素を含むためダイヤモンドとの見分けが非常に難しく、特別な検査道具を使用しないといけない為、ダイヤモンドと嘘をつく業者が増えたり、偽物のダイヤモンドと呼ばれたりすることがあるのですが、モアサナイトはダイヤモンド似て非なるようだが、実際は全く別ものであり、唯一無二の石です!
そう、JOEと小栗旬のような関係と同じですね。←はい?
■理由2:児童労働
次の理由としては児童労働問題に少しでも貢献できるのではと考えたからです。
私は赤ちゃんや子供が好きで、中学と高校の頃はもともと保育士になりたいと考えており、職場体験も全て近くの保育園に通っておりました。
その頃から洋服の原料であるコットンや、またコーヒー豆などが学校に通えない多くの児童労働の存在で成り立っていることを知っておりました。
さらにジュエリーで使用されるゴールドやシルバー、さらにダイヤモンドまでもが多くの児童労働の存在があるのも知っておりました。
ダイヤモンドの鉱山は非常に危険な場所で足を滑らせれば命を失う危険もあるような場所です。またゴールドはそれを効率よく採掘するために、水俣病で有名な水銀を大量に使用しそれを被曝してしまうため、健康被害も非常に多い仕事です。
そんな危険な場所で1日中働いてもなんと100円ほどしか貰えないのです。
他にも環境問題や紛争問題など、様々な問題が存在します。
ただ当時はなんだか悲しいなぁ、、、という感情があったのですが、特に何かしらアクションを起こしたことはなく、頭の片隅にずっとそのことが小さく残っていた程度でした。その時に出会ったのがモアサナイトです。ダイヤモンドに似て非なるこの石は合成石なので鉱山もなければ児童労働もありません。
また調べてみるとゴールドやシルバーにも児童労働が一切なく、水銀も極力使用せずに金を採掘している鉱山の存在を知りました。
しかもフェアトレードをしているのでちゃんとした所得も得ている鉱山です!
その瞬間にこれだ!という光と同時に、当時頭の片隅にあった記憶が頭をよぎり、GYPPHYを立上げました。
ただ実は私にはここに関して大きな葛藤があります。
仮にもし、もしですよ、エシカルだからといって合成モアサナイトや合成ダイヤモンドの需要が天然ダイヤモンドよりも増えた場合、それでご飯を食べていた家族やその子供たち、生きるために仕方なく働く自動労働たちはどうなるのでしょうか。
路頭に迷うことが起きてしまうのだろうか。。。そう考えてしまうと人口宝石って本当にエシカルなのかなぁ、、、そう考えてしまうこともあります。
もちろん地球温暖化という観点で考えれば電気エネルギーの削減など、非常にエシカルかつサステナブルな素材ですが、対人という観点ではどうなのだろうか。そのような大きな葛藤があります。
そのような葛藤からせめてもの子供が学校に行けるように、GYPPHYでは毎月ユニセフを通して少額ではありますが、ダイヤモンドやゴールドの採掘が盛んなアフリカへと寄付をしておりますが、将来的にはもっと直接的に何かできればなぁと考えております。
■理由3:尊敬する人
みなさん、こちら最後の理由です!もうそろそろ終わりますのであともうちょっとお付き合いください!
ということで最後の理由ですが、JOEがとても尊敬しているアメリカの経営者にトニー・シェイ(以下)という方がいます。
靴の通信販売を行っているザッポスという会社の元CEOです(現在は靴以外も色々と販売している)。
実はGYPPHYの経営理念の一つである”皆がHappyであること”というのは、
このザッポスを見習ってできた理念なのです。
ザッポスは最高のカスタマーサービスを提供する靴専門の通販サイトで、
PEC(personal emotional connection)といい、お客様と感情的に繋がり、とにかく皆を幸せにしたいという企業文化で有名な会社です。
お客様のために時には靴ではなくピザを手配したり、電話で5時間以上もお話に付き合ったり、サプライズでお花を贈ったり、「ヮ(゚д゚)ォ!」という体験をしてもらうことに命をかけているような企業です。
創業から10年で1,000億円の売上を達成し、その後M&Aによってアマゾンの傘下になりました。
それを率いたのがトニーシェイです。
GYPPHYの社内信念の一つとして、
「Don’t chase the cash, chase the happiness」(お金を追わずに幸せを追おう!)という言葉がありますが、これもトニーシェイが好きな言葉として、
ノトーリアスという昔の有名なラッパーが題材の映画で、当時彼をプロデュースした人のセリフ、「Don’t chase the cash, chase the dream」(金じゃなく夢を追え)からきてます。
私はとにかくこのトニーシェイの考えに共感し、
このような企業を作ってみたいなとずっと思っておりました。
ただ非常に残念ながら、彼はつい先日火事が原因で亡くなってしまいました。
いつか絶対会いに行きたいという存在であったため、
私自身本当にショックでした。
GYPPHYはとにかくこの考えを本当に大切にしており、
日々お客様からも喜びやお褒めのお言葉をだんだんといただくようになり、
モチベーションが上がる一方です!
と、ここまで長くなりましたが、そういった経緯で立ち上げました!
とにかく大変でこんなにも高い壁がでてくるのかよ、、、、ってくらい日々苦戦しておりますが、楽しいことの方が大きいので、目先の売上ではなく、
とにかくハッピーと貢献を追います!
Don’t chase the cash, chase the dream and happiness!!
よければサイト覗いていってください!