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名付け得ぬモノを求めて。
2/16
晴れて気温も上昇、昼間はコートなしでも過ごせるくらい。
夕方、毎年恒例のお墓参り。
幼馴染が数人集い、墓前にて立ち話を小一時間ほど。
なんでもない近況報告も束の間の弔いか。
22年の歳月を思う。
さすがに冷えてきたので、
また明日学校でね、くらいのユルさで別れる。
今度はゆっくりお酒でも飲みましょう。
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節分もとっくに過ぎて2月も中旬。
振り返るには期間長過ぎるぜ遥か遠い昔、行けるとこまで遡り方式。
端折って端折って。
2/14
横浜にてYONA YONA WEEKENDERSと。
FADらしい好対バン。
昨年の岡山hoshiotoでチラ見&ご挨拶して以来の再会。
小躍りしたくなるシティーポップ&ほろ酔いブリーズが心地よい。
ベースのシンゴくんの休符具合と、弾き”顔”がグルーヴィーでナイス。
またぜひご一緒しましょうね。
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往路の古本屋=相原書店に関してはインスタをご参照ください。
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2/13
朝から猛烈な風吹き荒れ、
リハへ向かう道中の舞い上がる砂埃に
干してきてしまった洗濯物の終焉を告げられた気分。
悔し紛れに、
「洗濯物が飛ばされないように気をつけて」
と翻訳アプリに話しかけると、
”Be careful not to let the laundry fly”
何度かリピートアフターAIしながら車を走らせる。
京都2DAYSセトリ曲おさらい&新曲合わせetc.
4時間のリハを終え、夕方久々にThe Birthday ハルキ君と会う。
なんと昨年の献花式以来、もう一年ぶりとは。
昨今の近況など、
時に沈黙したり、時に笑い合ったり
いつの間にか3時間くらい話してた、ノンアルもまた良し。
また一年後なんてことにならないよう、今回はすぐ会う約束を交わしてバイバイ。
夜風冷たくとも、なんとなく気持ちは温か。
会いたい人には会っておくべし。
帰路にて、持っていっていた猫手ぬぐいをすっかり渡しそびれてしまったことに気がつき、あらら、ため息ひとつ。
2/10
ゆびびき舎受注販売のイラストキャンバス発送業務に従事する。
梱包の仕方が一通りでないアイテムには毎度時間がかかってしまいつつ、
ご発注ありがとうございます、の感謝を込めて。
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2/8
都会のど真ん中の宿で目を覚まし、そのまま9時過ぎにチェックアウト。
本日の目的地=練馬は季楽堂へ車を走らせる。
なんとなく見覚えがある早稲田界隈〜目白通り辺りを通過し、
はいはい練馬ねネリマ、案外ローカルな雰囲気よね、よきよきと
心の中では幾ばくかの余裕を示しつつも、
毎度初めましての現場にはそこそこの緊張感がつきまとうもの。
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辿り着いた古民家=季楽堂には、すでにイベント参加者の皆さまの姿。
「まずはこの人かこの人を尋ねるべし」
とタイチ氏からのLINEを確認しながら早速挨拶を交わした方が”その人”で、
ナガイケジョーと申します、よろしくお願いいたします。
スタッフの皆さま方のキラキラとした眼差しに温かく迎えていただく。
凛と冷えた空気澄み渡る青空の下、
堂々たる佇まいの古民家へと機材搬入。床に傷を付けぬよう。
前を通るたびに暖炉の火が温か&ありがたい。火って偉大。
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ステージ周りもほぼD.I.Y.設営、勝手にサウンドチェック進める。
NPO団体ビッグイシューpresentsのイベント「夜パンカフェ」に出演。
タカノタイチ氏はそちらに所属している主催者のひとり。
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コチラも詳しくはインスタ参照プリーズ。
老若男女様々な人たちの前に立ってベースを弾き歌う。
これが私の生きる道。
という自分ばかりのことだけでなく、
参加者それぞれの生きる道を目の当たりにした気分。
色々な余韻を引き連れながら、各所渋滞の帰路、
スピーカーを借りていた新松戸のFLATさん経由で帰る。
ながーく、しかし有意義な一日。
2/7
早朝出発でロングドライブto都内西端方面の集合場所へ。
天気良好、見慣れぬ街を次々に走破していく痛快さに
早くも謎の躁状態となりながら、予定通りの到着時刻。
ケイシ君名古屋公演へ、バンドワゴン一台にてゴーゴー。
前回の大阪公演時にも思ったこと
=ただ乗っていればいい、という旅路のなんと楽なことか。
運転はやっぱ疲れるのよそれなりに(楽しさもあるけども)
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名古屋新栄シャングリラ。
アポロシアター時にはよくライブしていた会場も、
新装開店、内装もガラリ変化となれば
あれココって前は楽屋で、今の楽屋は元は客席だったっけレレレ?
と、かつての記憶もサッサカと竹箒で一掃され、お帰りですか?
人間の位置感覚認識能力のなんと脆弱なことか。
Keishi Tanaka「Like A Diary」リリースツアー
二日目の名古屋公演。
会場の雰囲気もあってか序盤からリラックス&アグレッシブな流れ
調子いいね名古屋、純度の高い、濃密な熱に浸ったライブ。
終演後、機材搬出時にはハラリはらりと、夜更け過ぎの雪。
関西方面は積雪のため交通網もストップとの情報
さぁ帰るぞ、と再び一路東京へゴー。
22時過ぎに名古屋発、テッペン越えの頃、途中SAにて夕食タイム。
皆でテーブルを囲むのも、今となってはなかなかなくて逆に新鮮。
こういうのバンドっぽいなぁ、結局3時頃に集合場所にて解散、
からの、また1時間ほどのドライブを経て、
タイチ氏宿泊中のツインルームへチェックイン、4時半。
ゴロリと横たわったタイチ氏の控えめなイビキを子守唄に
5時過ぎにようやく就寝の巻。
(タイチ氏は朝7時くらいに出かけていった模様)
2/4
発注していた手ぬぐいが納品される。いい仕上がり。
みな我が家に来たときは子どもだった。
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2/3
そこそこ飲んだわりにスッキリとした目覚めの朝。
メンバー&スタッフの都合により、朝イチ8時発で帰京へ。
これまた乗ってればいいだけの車内、寝たり本読んだり、
思い思いの時間を過ごしているうちに都内着。
2/2
いつ以来だろう、と思いながら思い出す気も特にないまま
最寄駅から始発列車に揺られ、都内集合場所へ。結構な雨降り。
ケイシ君ツアー初日大阪公演、バンドワゴンは西へ走る。
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早々に雨も上がり、予定より早く会場イン。
難波YOGIBO HOLY MOUNTAIN
全身の力を抜いていいのか、身構えるべきなのか
考えさせられる厳かな名前。
元はロケッツ
老舗も今はリニューアル現代的に、ライブハウスあるある。
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初日ということで緊張感も楽しみつつ、丁寧に鳴らす。
ここから始まる物語、ひとまず無事&盛況に終演、サンクス。
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(L to R :小宮山純平・ナガイケジョー・Keishi Tanaka・四本晶・NIKA)
スタッフさんも合わせての打ち上げ、賑やかに。
これまたなんか久しぶりなテイスト、バンドっぽくてよろしい。
ケイシ君の人柄か、周りのスタッフも愛に溢れた方多く
チーム感あっていいね、とはいえ酔いも深まり過ぎる前に
お疲れさまでした、ひとり難波の街を歩いて宿へ帰る。
そして、湯に浸かってそのままバタンQの巻。zZZ…
東京⇔大阪の車内では、大竹伸朗『ネオンと絵具箱』をお供に。
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その中の一節
「芸術とはいつの時代でも名付け得ぬモノ。
まずはそれが基本」
というクダリにふむふむと共感しながら
「考えるな。次を作れ」
という言葉をスマホにメモしていた。
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思わず写真に撮った一節。
バンドでの演奏の時にはあまり感じることはないが、
ソロライブの時にはいつも味わう感触。
これは一体うまくいっているのだろうか?
そして実際ライブで披露してみて、その時に得た感触を経て
自問自答に行き着くと、
「ウソはない」という確信に辿り着く。
簡単には判断しづらい、なんとも掴み取りづらい
そんなソロライブ後(主に独演会ね)の心象を、
ものの見事に言い当てられたかのような一節。
そっか、無責任無自覚だとしても、そのまま進んでいいんだな。
季楽堂での演奏の時に、最前列に座り込んで眺めていたキッズみたく
次に何をしでかすか予測不能な、あの奔放さ
なんでも描ける白紙のようでもあり、
これ以上手の加えようのない作品のようでもある。
名付け得ぬモノ。
何かひとつ、ヒントになる言葉に出会った気分。
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3/30 岡山城下公会堂 in KOTYAE「ナガイケジョー独演会 -脱皮-」