メイクロックマン(構成・執筆)
初めての著作になりました。「アーテックロボ2.0」というScratchベースのプログラミングでロックマンを再現していく本です。
自分自身、ロックマン2と3のときに現役で楽しんだし、ボス・アイデアに応募したことあるくらいですから、とても楽しい仕事でした。
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プログラミング学習本の類書に比較すると「ロックマンを再現」という目標地点がダントツで高い。たぶんScratch型のプログラミング学習本としては、完成させるプログラムの複雑さはNo.1じゃないですかね。ホントに。
そのまま丁寧に解説して進めると、まず誌面に全然おさまらない。ですので、見せ方としてはずいぶん工夫を重ね、ほかのプログラミング本にはあまり見ない誌面構成になったと思います。とはいえ後半はかなり急ピッチに進むので、読者にとってどこまで親切な内容であったか……
実務的には「編集協力」として構成から執筆までやるような普段の仕事とあまり差を感じていなかったので、著者として扱っていただいたことに驚きと感謝です。ラフ提案時に入れておいたページ端の「パラパラまんが」を採用してもらえたのは、かなりうれしかったです。
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最終段階では、読者がオリジナルステージを追加していけるような構造にしておいたので、ページに余裕があれば、レベルデザイン的な話も入れたかったのですが、そこまでは追いつかず。
実はこの部分、自分としてはずっと気になっている課題です。Scratchのおかげで子ども向けのゲームプログラミング本や教室ってとても増えたんですが、僕が知る限りだと、みんな「ゲームをプログラミングする」ということに終始していて「ゲームを設計する」という観点がすごくうすい。
もっと、「面白さとは何か」と疑問を向けたり、インターフェースを考えたり、ルールデザインを考えたり、難易度調整を考えたり。そういうプロセスがあってこそ、ゲームプログラミングの学びって深まるだろうと思うのですが。でも、そこまでは結局、ページが足りないんですよね(需要も足りないのかもしれないけど)。
近いうちに、デジタル出版なども利用して、自分の考えるプログラミング本も作ってみたいなあと、改めて思いました。