大規模災害後、さらに次の大規模災害に備える
相模トラフ、南海トラフ地震、それに富士山の大爆発。
何時起きるかわかりません。 コロナの収束後まで待ってくれる保証はありません。
そのため、各自治体等では避難所における過密状況を避ける対策をしているところです。
大規模災害が発生した時、避難所運営は大変なことになります。そのための避難所運営支援システムなのですが、避難所運営とは別の重要な機能もあります。
それは、大規模災害における避難所運営におけるビッグデータ収集です。
避難所運営支援システムでは、以下の情報を管理する機能を想定しています。(情報によっては、時系列に保存)
避難者が避難所に来た時、NFC登録した時間を記録。
避難所を退所したときの日付を記録。
避難者が食料等を受け取ったときの時刻を記録。
体調情報を記録(けが人、病人については体温、血圧、SpO2なども追加記録)。
自宅等のインフラ被害、復旧情報を記録。
避難者が収集した、地域の被害情報の記録。
遠方に出かけている避難者が避難所、自宅にたどり着くまでの位置情報の記録。
大規模災害が発生する前に、何万箇所の避難所に配備することによって、大規模災害が発生したときの膨大なビッグデータを収集することが出来ます。
このデータを基に各種統計、および避難所の運営におけるAI利用のための基礎データとすることが可能だと思われます。
この収集されたビッグデータは、研究データとして貴重なものとなりますし、次の大規模災害に向けての対策や、避難所運営におけるAI活用の方向性を示してくれるでしょう。