ガウディは、2代目だった!?
前回「ガウディの遺志を継ぐ人たち」について書きましたが、もう一つ大切なことがあります。
それは、アントニ・ガウディはサグラダファミリアの2代目建築家だったということ。
サグラダファミリアは、民間カトリック団代「サン・ホセ教会」が計画し、フランシスコ・ビリャールが初代の建築家として設計を引き受けました。しかし、意見の対立で翌年に退任してしまいます。そして、その後の建築家として就任したのがアントニ・ガウディでした。
そうつまり、ガウディは「2代目」だということ。そしてこの偉大な事業は137年継続し、今では、設計責任者も9代目になっています。まさに100年企業ですね。
2代目のガウディは、何をしたのでしょう?もちろん彼が天才建築家であることは間違いありません。しかし、それだけでは彼が没したあともこれだけ多くの人が彼の想いを継いでいこうとは思わないはず。
ガウディは生前、建設に携わる人たちに自分の思い語り、ビジョンを共有することを忘れなかったと言われています。
アントニ・ガウディ。彼こそ100年企業を築く2代目経営者のモデルになりそうです。
今後も、彼への探究を続けたいと思います。
秋山 ジョー