ポートレート撮影における焦点距離・レンズ選び
単焦点レンズを何本も持ってる、ズームレンズを使ってるけど意識して使い分けられてますか?
私は今は使い分けてますが、ポートレートを始めたての時期は使い分けできませんでした。
同じ距離で撮影した時の画角の違いや、被写体を同じ大きさで撮影した際の背景のボケ感や圧縮効果の違いに注目した記事は良く見ます。
でも、『結局ポートレート撮影する時にどう使い分けるの?』
という疑問が解決しないままでした。
では、この写真は単焦点で撮影した写真ですが、何mmで撮影したかわかりますでしょうか?
分かる方にはすぐ分かるかもしれませんが、少なくても撮影はじめたての私には絶対に分かりませんでした。※後ほど答え合わせします
さて、本題です。
正解はないと思うので、わたしがどういう使い分けをしているかを中心にお話しできればと思います。
良く見る記事に書いてあるのは・・・
モデルさんをバストアップで撮るなら中望遠(85mm-105mm)、引きの写真を撮るなら標準(50mm)のように書かれてることが多い印象です。
私はその使い分けはしてないので、以下のような作例を準備しました。
少しモデルさんの大きさは違いますが、画角の半分以下の写真を持ってきました。
どちらが何mmで撮影したか分かりますか?
答えは作品例②=35mm、作品例③=85mmで撮影しました。
わたしはモデルさんの構図における大きさではなく、背景をどこまで入れるか(背景処理)で焦点距離を決めています。
背景をしっかり写したい場合は、35mmを使うことが多いです。
逆に圧縮効果で背景を切り取りたい場合は、85mmを使うことが多いです。
なので、作品例④のようにモデルさんにググっと寄る際には35mmでも50mmや85mmでも撮ることはあります。
途中でお話しした通り、正解はないのであくまで私がどう考えて使い分けているかというお話でした。
最後に作品例①の焦点距離の答え合わせですが・・・
正解は「35mm」です。
作品として展示していたものだったので、展示会場でよく「望遠で撮られたんですか?」と聞かれました。
ここは空をたくさん入れたかったので35mmで撮影しました。
ここまで壮大な空だったら85mmでもいいかもしれませんが、他の絵は35mmが適していると判断して35mmでした。
冒頭にお話しした通り、何を使ったらいいのさ!?という私の1年前と同じ状況の方々の助けになればと思いまとめました。
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では、また!
霜月ジョー|Joe Shimotsuki
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