見出し画像

あなたのビジネス、ベトナムに進出してみませんか

ASEANに進出するなら、ベトナム?

ベトナムの魅力はなに?

そこそこのインフラが整っていながらも人件費が安い国、ベトナム。ASEANの中で注目度No.1です。

日本は少子化・人口減少で市場は伸びにくいですね。
国内だけのビジネスから海外を含めたビジネスに変革・拡大したい。そんな思いを持ってらっしゃる方(企業も)は多いのではないでしょうか。

現地従業員を採用することを考えている方は、従業員の賃金も気になりますね。その一方でその国のインフラの整備の度合も気になるところですね。いくら平均賃金が安くても、インフラが整っていなければ人流と物流が滞り、ビジネスはしにくくなります。

今、東南アジアの中ではベトナムがホットです。その理由は、インフラの整備の度合と人件費の安さのバランスなのです。

基本統計データ

まずは、JETROの基本統計データから見てみましょう。
概況・基本統計 | ベトナム - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ (jetro.go.jp)
  面積  33万1,690平方キロメートル(日本の0.88倍)
  人口  9,851万人(2021年、出所:ベトナム統計総局(GSO))
国土の広さと人口は日本とほぼ同じです。

人口約1億人の国は、市場としても魅力的です。
ベトナム人は同じ面積と人口をもつ日本が先進国になっていることに対して尊敬の念をもって見ており、とても親日の国でもあります。

経済成長は6~7%で推移しています。新型コロナの影響を受けた2020年、2021年ですら、2.9%、2.6%のGDP成長率を達成しています。そして2022年の成長率予想は6%です。2月に新型コロナのパンデミックがあったにも関わらずです。

経済成長率が高いということは、ビジネスチャンスも当然大きくなりますね。

ベトナムは日本人の少ない国?

いいえ、外務省の調べによると、ベトナムの在留日本人数は令和3年10月時点で22,185人で世界で14位となっております。
HCMC(ホーチミンシティ)に10,768人、首都ハノイに8,624人が在留していることなっています。
100293778.xlsx (live.com)

「在留していること」と書いたのは、在留届を出さずに在留している方も大勢いらっしゃるので、実は上記の数字以上にベトナムに在留している日本人はいらっしゃいます。

意外に多くの日本人が住んでいることがわかりますね。
筆者も2022年4月まではその中のひとりでした。

インフラ整備

ハノイはベトナムの首都

このような中、この10年でインフラはどんどん整備されてきています。空港の整備、港湾の整備、高速道路網の整備など(残念ながら鉄道網は・・)。ベトナムのインフラはASEAN先進国のタイやマレーシアに近づきつつあります。

賃金

そしてなんといっても賃金が安いのが最大の魅力です。

JETRO調べ 製造業の作業員・月額基本給(2021年) (中央値と平均値の比較、単位:ドル)

ベトナムの賃金はなんと中国の1/2以下で、ASEAN先進国のマレーシアやタイよりも明らかに低いことがわかります。


ベトナムって社会主義国でしたよね?

ドイモイ政策による市場開放

そうなんです。中国と同じ、共産党一党支配による社会主義国なのです。

しかし、1986年に提起されたドイモイ政策により、市場開放が一気に進みまして、ベトナムは社会主義国由来の制限が多少はあるものの、近隣他国のタイ・マレーシアに比べてみて、ビジネスがしずらいという感覚はありません。

新型コロナ政策に見る柔軟さ

近年の新型コロナに対する政策を見てみると、柔軟さがわかります。

2021年末ごろまでは中国と同じゼロコロナ政策を推し進めていましたが、ワクチンの接種率が高まった2022年2月には、とたんにウィズコロナ政策へ大転換しました。
今現在では、新型コロナに関する制限はほぼゼロになったと言っていいでしょう。
ベトナムへの入国を希望する日本人の皆さまへ | 在ベトナム日本国大使館 (emb-japan.go.jp)

このように、ビジネスにおいては、法律に気を付ける必要はあるものの、「社会主義国だからやりにくい・・」といった感情はあまり感じないはずです。


輸出加工業?国内サービス提供業?

EPE

輸出加工 工場

ベトナムはチャイナプラスワンの最有力候補。「世界の工場」候補国です。
よって、輸出加工業の誘致を推進してきました。

輸出加工業をメインに行う企業は「EPE」として登録することで、関税とVAT(日本の消費税に相当)に関して税制優遇があります。

non-EPE

一方で1億人の人口を抱えるこの国はマーケットとしても魅力。

レストランも non-EPE

国内消費財を製造する製造業や国内でサービスを提供する企業は「non-EPE」として登録し、ベトナム国内で自由にビジネス活動をすることができます。一部に外資に対する規制は存在しますが、特殊な業種でない限りは外資に対して解放されています。
外資に関する規制 | ベトナム - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ (jetro.go.jp)


ベトナム人は優秀?

ベトナム人は優秀です

技術系の大学とその学生は、優秀と言われています。
ベトナムの大学は、ABUロボコンで毎回のようにベスト4以上に顔を出しています。
ABUロボコン (official-robocon.com)

そしてビジネス界に目を向けると、多くの富豪が出現してきています。
「世界の富豪」にベトナムの億万長者7人がランクイン フォーブス|ポステ (poste-vn.com)

  • Pham Nhat Vuong 62億ドル 「Vingroup」のオーナー

  • Tran Dinh Long 32億ドル 「Hoa Phat Corp」の創業者兼会長

  • Nguyen Thi Phuong Thao 31億ドル 「VietJet Air」CEO 兼「Sovico Group」の社長

  • Bui Thanh Nhon 29億ドル 「Nova Group」

  • Ho Hung Anh 23億ドル 「Techcombank」会長

  • Nguyen Dang Qua 19億ドル 「Masan」会長

  • Tran Ba Duong 16億ドル 「Thaco」会長

工場の従業員は、、

一方で、工場の従業員、つまりいわゆるサラリーマンはといいますと、、
とても優秀な人は、企業で経験とノウハウを習得した後、とっとと独立して起業しちゃいます。そのほうがお金になりますから。

そこそこ優秀な人は、企業で経験を積んで、自社にて給与交渉に入るか、転職して給与アップを目指します。フツーの従業員は、その会社に残って、毎年5%前後の昇給を享受します。

工場の従業員、とりわけ「ワーカー」と呼ばれる末端の工員は、表向きはまじめですが、何かにつけ見えないところで手を抜いて楽をしようとします。

そうさせないためには、人事評価制度にインセンティブや懲罰の仕組みを取り入れることはとても重要なことです。


まとめ

いかがですか?ベトナムへの進出に興味がわいてきましたか?
次回は、ハノイの日本食レストラン事情をお伝えする予定です。

ベトナム進出のご相談は、お気軽に こちら へどうぞ
今年度中に設立する予定です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?