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カリフォルニア州オレンジカウンティのビーチ閉鎖を決定 週末のハンティントン、ニューポートビーチの混雑を受け

週末のカリフォルニアハンティントンビーチやニューポートビーチでは、大勢の人が訪れその混雑した様子は世界中に拡散された。そして日本と同じくその大衆の危機感の欠如が社会問題となり、全米ではカリフォルニアの全ビーチは閉鎖されるだろうと予想されていた。しかし今日5月1日カリフォルニア州政府は、閉鎖されるのはオレンジカウンティ郡内のビーチのみが閉鎖される。そして現在ビーチ再開に向けガイドライン作成にとりくんでいるとの発表をしたとSURFLINEが5月1日に報道した。

https://www.surfline.com/surf-news/update-orange-county-beaches-close-may-1st/84337

このビーチ閉鎖は先週末のソーシャルディスタンスガイドラインが意識されてないハンティントンやニューポートビーチ での混雑模様が引き起こした結果である。コロナウイルスに休日もないし、天候のいいビーチ日和にコロナウイルスがやってこないという理由は存在しない。カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏は語る。今回混雑が見られたビーチは一部であって、このビーチ閉鎖という処置は的を絞った形で行わなければならない。そして今回私はこのような形の調整を行わなければならなかったが、この調整が短期間で済むことを望む。

オレンジカウンティやLAのビーチが閉鎖されれば、今解放されているビーチにビーチ愛好家が次の週末に流れ込むのは確実であり、そうなると結果としてソーシャルディスタンスが守れず、閉鎖されるビーチはどんどん増えていく。政府も今週末のビーチにおけるソーシャルディスタンスの取り締まりは強化されると示唆している。


SURFLINEはビーチや海岸アクセスに対する考えを以下のように表明している。

SURFLINEはビーチにおいて水泳やウォーキング、ジョギング、サーフィンなどの基本的な運動における用途でのビーチ解放ができるだけ早くなされること望んでおり、ビーチでの遊び(日焼けやピクニックetc)とビーチでの運動を明確に分ける形でのガイドラインを作るべきである。スローガンとして、ビーチにいる間は動き続けて「ビーチにケツを降ろすな」。
https://www.surfline.com/surf-news/swell-alert/covid-beach-access/82667


上の声明文にもあるようにSURFLINEはビーチ解放が正解であるという考えのもとに記事を作成している。どうしてもビーチ解放が是であるという論調ではあるが、サーファー全員が一律にサーフィン自粛以外、議論のはさむ余地の無い様な画一的な雰囲気には違和感を感じる。もちろんゴールデンウィーク真っ最中にたくさんの人が海に押しかけ、先週の湘南のような事態は避けなけれなならないし、各々が自由にしていいとは思わない。しかし、世界のウイルス拡大防止対策の結果がまとまりつつある今、ステイホームからより前進した議論がなされるべきではないだろうか。


ジョー丸山

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