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Laphroaig 18年 オールドボトル (ABV 48%)

ラフロイグ18年は2009年〜2016年にかけてリリースされ、2013年にラベルが新しくなっています。
ですのでこのボトルは2009年〜2013年にボトリングされたもの、つまり少なくとも1995年以前のヴィンテージになります。
1993年がアタリ年なのでフルーティさを求めて購入しました。
香りはthe 1990年代前半のフルーティなラフロイグ。
ピートとヨードのメディカル要素が弱くパイナップルが甘みを、リンゴが若干の酸味を出していて甘いラフロイグ好きには悶絶もの。
味わいは口当たりは意外にドライでブラックペッパー。と思いきやすぐにパイナップル系の甘味といつものラフロイグの甘味が追いかけスパイシーさは奥に引っ込みます。
中間からフィニッシュにかけてはジワジワーとピートが効き始めラフロイグらしさが出てき始め、ラフロイグの甘味がここで穏やかに爆発。
そしてフィニッシュも長い。
幸せを非常に感じます。
フルーティーなラフロイグ好きにはたまらないボトルです。

加水するとストレートで目立っていた南国感が引っ込み、少し野暮ったい土系の香りが出てきます。でもこれはこれで悪くない。
味わいはストレートで感じた複雑さがシンプルになり、わかりやすく甘い、とにかく甘い。
もちろんラフロイグ由来のピートは感じますが、甘い、とにかく甘い。
クラシカルなラフロイグ好きには厳しいかもしれませんね。
ちなみに僕はどっちも好きです。

ロックにすると香りはバニラが全体を覆い、ピートとヨードのメディカル要素は更に奥に引っ込みます。本当にラフロイグ?と思うくらい穏やかでハイランド寄り。
味わいはラフロイグらしさの甘みとスパイス、中間からフィニッシュにかけてパイナップルが強く出ます。
とは言え基本的にはピートは効いていますが穏やかです。

総括すると18年の熟成から予想出来るピートの弱さと甘み、そして1990年代前半のフルーティさがしっかりと表現されている非常に仕上がりの良いボトルでした。
ラフロイグの1990年代前半を教えてくれる教科書的なボトルだと個人的に感じました。
あとラフロイグを初めて飲む人にオススメできます、それくらい飲みやすいです。

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