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Glenfarclas 185th Anniversary (ABV 46%)

初めてのグレンファークラス。
通っている酒屋が10%ディスカウントするから是非購入して飲んでみてほしいとゴリゴリ推してくるのでそこまで言うならと購入したボトル。
マレーシアなのでディスカウントしてようやく日本の定価程。
突然の185周年の特別なボトルですがグレンファークラスのベースの味わいを知りません。
もちろんBarでも飲んだ事がありません。
調べたところ1960年代以降、6つの年代から選りすぐった樽をバッティングさせて加水したボトルのようです。
温かい目で読んで頂ければ幸いです。

閑話休題。

香りは甘いというかレーズンが主で、シェリー由来の嫌味な樽感は無く、キツくない良い酸味もあります。
何というかコニャックを深くしたような感じで、そこにレーズンとハーブとスパイスが加わってどれも嫌な感じに突出しないバランスの取れた上品な香り。
味わいは香りからは想像出来ませんでした。
口当たりが甘くなくドライフルーツとスパイスとダークチョコレート、中間に甘ったるさの無い蜂蜜、フィニッシュにかけては若干のバニラとハーブとスパイス。
全体を通して枯れたウッディさが継続して出てきます。
正直なところこういう系の香りならこういう味わいだろうというのが良い意味で裏切られました。
これは面白い。

加水すると香りはそこまで変化は無く、甘味がそのまま増す。
味わいもそこまで変化は無くスパイスが強まるような感じでフィニッシュのバニラがちょっとだけ強くなる。
加水でここまで変化しないのも珍しい。

ロックにしても香りはそこまで弱くならない。
味わいもしっかりとストレートや加水で感じた味わいが残っており、味わいからは感じれなかったロックに負けない強さがこのボトルにはあります。

このボトルをブレンドした人は凄いですね。
個人的にはストレートかロックが好きです。

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