ボウモア蒸留所ツアー2024
これから訪問しようとしている方の助力になればと思い、私の2024年ボウモア蒸留所ツアーについて書きます。
結論から先に言うと、9箇所の蒸留所巡りの中での満足度がNo.1かNo.2です。
(ボウモアとブルックラディ)
凄かったです。
参加したのは、"silent season tasting"。
参加費用は£60/人で14:45開始の1時間30分、1日に2回。
(11:00もあります)
3種の樽出し原酒が試飲でき、その3種の中から100mlをボトルに詰めて持ち帰れるという素晴らしいツアー内容です。
その名の通り、サイレントシーズン(蒸留所メンテナンス期間中)のツアーで、工程見学出来ないことから試飲のみとなっています。
蒸留所内の工程見学もしたかったのですが、次回訪問時に見学したいと思います。
今回、このツアーに参加して感じたことは、ボウモアがシェリー樽やワイン樽の扱い方が非常に上手であるということ。
私は今回の旅行でキャンベルタウンとアイラ島とグラスゴーの計9つの蒸留所を訪問したのですが、一番上手だと感じました。
私はボウモアの中では免税店用のバーボン樽熟成onlyの15年golden & elegantが好みだったのですが、シェリー樽系も色々飲んでみようという気持ちになりました。
ボウモアといえばシェリーなので今更何言っちゃってんのという感じですが・・・言い訳すると私はくどいタンニンが嫌いで、10年くらい前に普通のボウモア15年を飲んだ時にウゥッとなったので・・・ごめんなさい。笑
閑話休題。
ツアー自体は最高に良かったです。
そもそも3種の樽が、1999年(25年熟成)、2005年(19年熟成)、2006年(18年熟成)なのでそれだけでヨダレもの。
他の蒸留所の樽出し原酒の試飲は大体10年以下のモノが多いので、これには驚かされました。
3種の試飲が終わった後に、好みの樽から更に1杯を試飲させてくれたので、私は3樽目のアモンティリャード追熟を選びました。
4杯の試飲が終わった後は、幸せすぎて語彙力を失いました。笑
この試飲が終わった後にビジターセンターに戻り、なんと4種のボトルから1つ選んでテイスティングさせてくれました。
この4種のボトルも圧巻。
私は樽出し原酒の試飲で、シェリー樽と赤ワイン樽を堪能しきったので、2023ハンドフィル バーボン樽19年を選択。
友人はアンソロジーのバーボン樽25年を選択し、飲み比べました。
やはりアンソロジー25年はすごいですね、ボウモアはバーボン樽の扱い方も上手です。
私が選んだ19年も美味しかったですが、アルコールのアタックがそれなりにあったので、樽出し原酒の18年の方が美味しかったと感じました。
最後にダメ元でニューメイクが飲みたいとお願いすると、普通に試飲させてくれました。
これがまた・・・美味・・・何かが突出しているのではなく、バランス重視のニューメイクなので、どのように熟成させるかで様々な色が出せそうです。
もう大満足です、ボウモアに思い残すことはありません。
これ程の体験をすることができて、£60はとんでもないくらい安いです。
冒頭でも記載していますがこれらの体験+100mlハンドフィルして持ち帰れるんです。
本当にとんでもないことです。笑
ボウモアの樽出し原酒3種の試飲ツアーは絶対にハズレは無いので、機会があれば是非参加してみて下さい。
私はラフロイグが大好きなのですが、ツアーにおける体験という括りでは、ボウモアとブルックラディが最高に良かったです。
以下が今回訪問した他の蒸留所ツアーです。
ボトルの発送方法や費用、日本での通関税についてまとめたので参考にどうぞ。