見出し画像

Ron Zacapa XO (ABV 40%)

このロンサカパXOはソレラシステムで6〜25年熟成されたラム原酒で構成されている。
25年の原酒は23年の原酒にコニャック用に使用した樽で2年追熟を行ったもので、その特徴はブランデーに通じるものがある。
香りは熟したレーズンと黒糖、濃密なラベンダーのフローラルさ、紅茶、つまりはXOクラスのブランデーです。
アグリコールラムはどこにいったのか。
味わいは香りのままレーズンですが口当たりは意外にソフトな甘みとスパイス。
Hennessy XOの場合は甘みがドカンと爆発しますがこれはそうではない。
何というか凄く繊細なXOという感じです。
このブランデー感に隠れがちですがラムもちゃんといます。
さすがにサトウキビ感までは感じられませんがスパイスはまさにラムそのもの。
フィニッシュにかけてレーズンとバニラの優しい甘みが長く続くのも非常に良い。
Hennessy XOは1週間に1回で十分ですが、これなら1週間に2回はいける。
雰囲気的にボディが重いように感じられますが、表面を重厚なフレーバーが覆っているような感じなので加水はすぐに味が崩れるので調整が難しい。
ロックにすると香りがもうちょっとラム感が出ると思ったのですがもうブランデーじゃなくてコニャックですね、濃厚な香りがすごい笑
味わいは甘みが増しますがフィニッシュがキレイにキレてくれるので飲みやすく飲みごたえがある。
ラム感はストレートで飲んだ時と同じくらいの潜みっぷり。
とは言えこれで1万円は安いと思います。

冬場にこれ飲むと昇天しそうですね、マレーシア冬ありませんが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?