4万円のドゥラメールから、ドラッグストア・ブランドのCeraVeクリームにアップグレードした話
5年ほど、ドゥ・ラ・メールのクリームを保湿剤として使っていたのですが、スキンケア成分の知識が増えるにつれて、ほんとにお値段だけの価値があるのか?と疑問が生まれてきました。そこで、今回使い切りのタイミングで皮膚科医さんの間で定評のあるセラヴィー(アメリカのドラッグストア・スキンケアブランド)に変えてみることにしました。
ドゥ・ラ・メールのクリームとは?
ドゥ・ラ・メール(以降ラメールと呼びます。長いので。)の製品はクリームが有名ですが、どれもかなりいいお値段がします。60 mLで41,690円。一番小さい15 mLでも12,210円します。
ミラクルブロスと名付けれた海藻由来の保水成分(水を抱え込む成分)が主な有効成分で、ラメールの特許成分でもあります。ラメールの製品にはミラクルブロスがふんだんに配合されています。例えば、一番有名なクリームの組成は下記のように表示されています。
三番目に多く配合されているアルゲエキスと言うのがミラクルブロスになります。このミラクスブロス以外の成分は、ニベアクリームとほぼ同じであることは有名ですよね。
ラメールのクリームがニベアと全く同じと言っている訳ではありません。ラメールのクリーム内のミラクスブロスの配合量はかなり多いようですし、実際の使用経験として、クリームを塗った翌日には乾燥が治まっている印象はあるので、非常に良い商品だと思います。以前の記事にも書きましたが、肌本来の良いものを奪わない・肌を傷つけないと言う「減点のないスキンケア」はとっても大事。その観点でも、ラメールのクリームは大好きです。
ただ、数年間使用する間に、ラメールのクリームの有効成分が海藻由来の保水成分の一つだし、他の成分も入っているような製品に変えたくなってきました。なんといってもお値段が高い!そして瓶に入っているので使い勝手が悪い!スパチュラで毎回クリームをすくう手間は、アラフォー筆者には結構な煩わしさがあります。価格・パッケージ・クリームの組成や特徴・個人的な満足感などの総合点で考えた時に、ラメールのクリームはコスパに見合わない。
セラヴィ (CeraVe)
そこで、ラメールのクリームに代わってスキンケア・ルーチンに組み込むことにしたのがセラヴィ (CeraVe)。アメリカの皮膚科医推奨No.1のスキンケアブランドで、ドラッグストアで手に入るお手頃価格なブランドです。名前は渡米前から知っていましたが、パッケージに全く心を惹かれなかったのでこれまで手が伸びなかった筆者。しかし、いろんなアメリカの皮膚科医さんが薦めるのを見るたびに、だんだん興味が出てきた次第です。
セラヴィに馴染みがない方もおられると思うので、どんなブランドなのか、まずは背景を振りかえってみます。
ブランドコンセプト・特徴
セラヴィの公式HPをもとにブランドについての基本情報を見ていきます。
肌に本来備わっているバリア力を修復・維持することで、肌の調子は大体良くなるっていう点には大賛成します。私は、いち素人ですが^^;
確かに、アメリカの皮膚科医さんは、セラヴィ商品を薦めることが多い気がします。保湿剤であれ、洗顔であれ、レチノールであれ。
余談になりますが、セラヴィの親会社はロレアルです。ロレアルといえば、世界最大の化粧品メーカーで、商品開発にかける予算も最大規模であると想像できます。親会社であるロレアルからレチノール関連の最新技術が、セラヴィに降りてきているだろうと言う見込みも込みで、皮膚科医の先生はセラヴィを推す側面もあるようです。
まとめると、セラヴィは、皮膚科医と開発されている安心安全なスキンケアブランドということでした!
保湿剤ラインナップ
では実際に保湿剤のラインナップを見ていきます。
他にもいろいろあるのですが、一番シンプルな4種類をご紹介します。
日中用保湿ローション(UVA/UVB日焼け止め・ナイアシンアミド・ヒアルロン酸入り)
夜用保湿ローション(ナイアシンアミド・ヒアルロン酸入り)
保湿クリーム(ヒアルロン酸入り)
保湿ローション(ヒアルロン酸入り)
筆者が選んだのは、3と4。4のローションは、浴室に置いておいて、入浴後や洗顔後に、顔や全身に塗る用途。355mlもありますので、たっぷり使えます。3のクリームは、下のポンプ式のものを選択。473 mL入り。こちらはベットサイドに置いて、レチノイドを塗った後の保湿剤にしました。
使用感としては、ぬるぬるベタベタはしないけれどしっとりしますので、筆者は好きです。(ポーラPAの乳液や、クレドポーの乳液を昔使っていた時は、筆者はベタベタする気がしてあまり好きではありませんでした。使用感をイメージするためのご参考まで。)ナイアシンアミドは、筆者の使っている美容液に入っていますので、ナイアシンアミド入りの製品はスキップしました。
セラヴィに変えて、1ヶ月ほどしていますが、特に肌の不調は感じていないし、肌はもちもちしている感じがします。(あくまで個人の満足感です^^;)有効成分をラメールとセラヴィを比べると、「ミラクルブロス(主に保水)」対「 セラミド(保湿)+ヒアルロン酸(保水)」という塩梅。クリームやローションの基材も違うので、完全に1対1で比較はできないでしょうが、使い勝手、お値段、使い心地、満足感、など総合的に、今のところ、筆者はセラヴィで大満足です。
日本の製品から選ぶならこれ?
ちなみに、セラミドの働きを乱暴に簡略化すると、肌細胞の間を埋めるノリのような成分。30代以降減っていくので、スキンケアで補充するのは理にかなっています。
セラヴィなんて手に入らないよ!と思われている方もいますよね。日本の製品の中でよく似た製品を探して見ました。キュレルのフェイスクリームは良さそうですよね!(肌に合わなかったらごめんなさいね。他にももしおすすめのセラミド製品があれば教えてください!)
エトボスもセラミドが入っていて昔使ったことがあるんですが、当時の製品には香料が入ってました(今はどうなんでしょう?知ってる方いたら教えてください)。香料は接触性皮膚炎の原因になるので、皮膚科の先生は「肌に刺激を与えない」という観点からはおすすめしないようです。ただ、いい香りでリフレッシュできる、という総合的な満足度は大事です。今気に入って使われている方は気を悪くされないでくださいね!
終わりに
みなさまのお買い物のご参考になりますように。また、筆者のように、パッケージがオシャレじゃないという理由で、セラヴィに手が伸びていなかったあなた、もしよかったら今度試してください^^
もし記事が良かったら、好きマークを押していただけると励みになります。では良い1日を!
免責事項・参考文献・リンクなど(読み飛ばし可)
ラメールのクリームのファンが多いのは事実ですし、筆者も良い商品だと思っています。ミラクルブロスの効能は主に「保水」ですが、明らかになっていない追加の効能もあるかもしれません。というのも、各成分にどんな効果・効能があるのかを明らかにするのにはお金がかかりますから。効果を実感されてご使用されている方を否定するつもりはありません。悪しからずご了承ください。
筆者は、セラヴィの利益関係者ではありません。
また、どんな美容成分を肌に追加する場合においても、肌を乾燥から守ることは、基本のキとして大事なこと。保湿は、肌本来の力を活かす上でとても大事なことですよね。詳しくは筆者の下記の記事をご覧ください。
正確な記載をするように心がけてはいますが、誤りに気づかれた方はご連絡いただけると幸いです。