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Timeless Skin Care(タイムレススキンケア)とCeraVe(セラヴィ)の10%ビタミンC美容液を比べてみた

ビタミンC美容液の推奨度は専門家によっても色々。ビタミンC支持派の皮膚科の先生も入れば、肌に浸透しないから市販レベルのビタミンC美容液なんて無駄!という派閥の先生もいます。

皮膚科は専門外の筆者は、権威に弱いので、ハーバードの公式広報誌に載ってる情報を今のところ信じています(ハーバードが消費者の教育向けに、専門家の監修のもと出版している広報誌)。それによると、ビタミンC美容液が効果を発揮するには

1. 皮膚科クリニックや品質が担保される店舗から購入する
2. 臨床で使われる活性型のビタミンC(例えばLアスコルビン酸)を選ぶ
3. 10〜20%の濃度を選ぶ
4. pHが3.5以下のものを選ぶ

ということでした。上の条件が、仮にゴールドスタンダードだとすると、市販のビタミンC美容液の中で、「科学的に有効」と太鼓判を押してもらえる製品はかなり限られます。では、この基準を満たさない商品は意味がないのか?筆者は必ずしもそうは思いません。「新しい技術で作られていて、現段階では有効性は十分証明できてないけれど、5年後には有効と証明される商品」あるいは「私には個人的に合う」といった実は良い商品を見逃す恐れがあります。今分かっていることが全てではないですから。

好奇心旺盛な筆者としては、お気に入りの20%CEF美容液の使い切りのタイミングで、新しいビタミンC美容液を試してみることにしました。

本題はここから

ということで、新しく試しているのはタイムレススキンケア(Timeless Skin Care)とセラヴィ(CeraVe)の10%ビタミンC美容液です。どちらも、10%のLアスコルビン酸(活性型で、臨床データが一番豊富なビタミンC)とヒアルロン酸を含みますので、よく似た商品です。

Timeless Skin Care, 10% Vitamin C + E フェルラ酸美容液
セラヴィ ビタミンC美容液

【補足】ちなみに「タイムレススキンケアとは何ぞや?」と思われた方に。クリーン・高品質・シンプルをモットーとしたアメリカの新興スキンケアブランドです。最近ターゲットなどの大型店舗でも取り扱いが始まって人気が高まっています。
【補足】セラヴィは、アメリカで皮膚科医推奨No.1のスキンケアブランドです。乳化技術に特許を持っていて、保湿剤が特に有名ですが、皮膚科の先生はセラヴィ製品は大体好きです。

パッケージ

では、パッケージから見ていきます。
ビタミンC美容液の難点は、ビタミンCの酸化。酸化しづらいように、いずれの商品もパッケージに工夫をしています(下画像)。タイムレススキンケアは、遮光性のボトル。セラヴィは金属性のチューブで遮光性と空気に触れにくい構造になっています。

タイムレススキンケアはポンプ式ボトル。セラヴィはアルミのチューブ。

次にテクスチャを見ていきます。

タイムレススキンケアは水のようなサラッとした質感
セラヴィはとろみのある質感

全然違いますね。塗りやすいという点ではセラヴィの方が扱いやすそうです。

成分比較

では肝心の組成を見ていきます。

タイムレススキンケア 10%ビタミンCEF美容液
Water, Ethoxydiglycol, L-Ascorbic Acid(Lアスコルビン酸), Propylene Glycol, Alpha Tocopherol(ビタミンE), Polysorbate 80, Panthenol(ビタミンB5), Ferulic Acid(フェルラ酸), Sodium Hyaluronate(ヒアルロン酸Na), Benzylalcohol, Dehydroacetic Acid

セラヴィ ビタミンC美容液
WATER, ASCORBIC ACID(アスコルビン酸), GLYCERIN(グリセリン), DIMETHICONE, CETEARYL ETHYLHEXANOATE, ALCOHOL DENAT., SODIUM HYDROXIDE, AMMONIUM POLYACRYLOYLDIMETHYL TAURATE, PANTHENOL(ビタミンB5), CERAMIDE NP, CERAMIDE AP, CERAMIDE EOP(3種類の皮膚由来のセラミド。セラヴィ商品ではお馴染みの保湿成分), CARBOMER, CETEARYL ALCOHOL, BEHENTRIMONIUM METHOSULFATE, SODIUM HYALURONATE(ヒアルロン酸Na), SODIUM LAUROYL LACTYLATE, CHOLESTEROL, PHENOXYETHANOL, TOCOPHERYL ACETATE, DISODIUM EDTA, ISOPROPYL MYRISTATE, CAPRYLYL GLYCOL, XANTHAN GUM, PHYTOSPHINGOSINE, ETHYLHEXYLGLYCERIN

有効成分を太字にしてみました。まずわかることは、セラヴィの方が非有効成分(いわゆる基材にあたるもの)がごちゃごちゃ長いです。

有効成分を比べます。アスコルビン酸(つまりビタミンC)・ビタミンB5・ヒアルロン酸は両製品とも共通で入っています。しかし、セラヴィにはセラミドとグリセロールの追加の保湿成分が入っているので、保湿力ではセラヴィに軍配が上がりそうです。

肌への浸透

ビタミンC美容を重視しない専門家の言い分は「いくらビタミンCに抗酸化作用があっても、ピュアビタミンCが肌に浸透しにくいのは周知の事実。肌の上に乗っているだけでは無意味でしょ」ということでした。

肌へのビタミンCの浸透のしやすさで比較してみます。

【タイムレススキンケア ◯】
水溶性であるLアスコルビン酸(活性型ビタミンC)が肌バリアを通過して肌内部に浸透するには、pH3.5以下の酸性である必要がありました。タイムレススキンケアの10%ビタミン CEF美容液のpHは2.5です。(注:10%CEF美容液のpHは商品ページには明記されていませんがメーカーに確認済み)

従って、タイムレスの方は、一番初めに上げた「効果の期待できるビタミンC美容液のゴールドスタンダード」を全て満たしています。(もちろん消費期限内に使用すれば、ですが。)

【セラヴィ △】
一方のセラヴィ製品のpHは明記されていませんし、pHが低いという話も聞いたことがないです。pH3.5以下の基準を満たしていない可能性が高いです。

しかし、セラヴィの特許取得の乳化技術(MVE技術)によってLアスコルビン酸をコーティングすることで、素のままのLアスコルビン酸よりは浸透しやすいそうです(専門家談)。またBHAなど酸性のスキンケア商品の後に使うことで、ビタミンCの浸透を高めることもできるそうです。

ということで、ビタミンCの浸透面では、タイムレスに軍配が上がりました。裏表の関係として、肌への優しさではセラヴィが勝りそうです。

使い心地

実際の使い心地です。

タイムレススキンケアの10%CEF美容液をつけると、一時的に肌が熱をもったような感じがします。赤みや刺激は筆者はありませんでした。ヒアルロン酸を付けた後の、もちっとした感じがあります。

セラヴィの方は、保湿系美容液、といった感触でしっとり潤います。

筆者の個人的感想ですので、あくまでご参考程度に。

個人的結論

一通り見比べた情報をもとに、筆者が肌タイプ別に振り分けるとするとこんな結論になります:

乾燥肌さんや敏感肌さんにはセラヴィの方が安心。

10%のビタミンCをしっかり肌に浸透させたいのであれば、タイムレススキンケア。

究極のところ、私たちが気に入っていて肌に合う製品であればどちらでも良いのでしょうが笑。筆者本人としては、セラヴィは中途半端な商品なのでリピートなしです。お金と手間をかけてビタミンCを塗るなら効果が出るのを塗りたいです。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。筆者の個人的感想なので、あなたには当てはまらないかもしれませんが、楽しんでいただけたら幸いです。
今日紹介したのは海外製品になりますので「日本で手に入らないものを紹介されてもな〜」と思っているあなた!日本から購入できるサイトを下に貼り付けています。お値段もお手頃価格な気がします。ご興味があればどうぞ。

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では、良い1日を!


購入先・免責事項など (読み飛ばし可)

【セラヴィ ビタミンC美容液】
アマゾンで、「セラヴィ ビタミンCセラム」とか「セラヴィ ビタミンC美容液」と検索してください。下記の商品が購入できます。

他のサイト(楽天など)からも購入できる可能性があるので、ご購入の際はご自身でよくご確認くださいね!

【タイムレススキンケア 10%CEF美容液】

【関連ノート】
もしビタミンC美容液についてのウンチクにご興味がありましたら、下の記事をご覧になってください。記事を書くのに、色々調べたり、めちゃくちゃ時間がかかったので、せん越ながら、今のところ200円の有料記事にさせていただいていますm(_ _)m サポートしていただけると嬉しいです!!!

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