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筑波大学男子バスケ部HC吉田健司氏から学ぶ@ZOOM

こんにちは!

デフバスケットボール女子日本代表監督の伊藤丈泰です!

今回も東頭HCが繋いでくださいました。

この出会いに感謝です。

吉田健司HCについてはウィキペディアをご覧ください。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/吉田健司_(バスケットボール)

今回は前回のセミナーの振り返りからスタートしました!

1.アントニオ・ラングACから学んだこと

琉球ゴールデンキングスの藤田HCは、

『プレイヤーズファーストのリーグでも、「我々スタッフ陣の方がフィルムをたくさん見ている!だから信じてくれ!』と言ったこと。

ここに私もとても共感しました!

ただワシントンウィザーズACのアドキンス氏も言っていたけど

「僕は古いタイプの恐竜だ!🦖」

と、こういうオールドスクールというか熱血漢タイプは今時ではないみたいです。

吉田HCは、

『スカウティングのポイントが分かりやすかった。アメリカで活躍するためには、パス・ドリブル・シュートの全てができなければいけないという、当たり前のことかもしれないけど再認識できた。』

信州ブレイブウォーリアーズの勝久マイケルHCは、

『トニーはユニークなバックグラウンドを持っていて貴重な存在』と称えた。


2.バスケットボールの指導でここだけは譲れないポイント

吉田HCはマイケルジョーダンやヴィンスカーターの母校であるノースキャロライナ大学(あえてノースカロライナじゃない!)のバスケを愛していた。

東芝ブレイブサンダース時代はノースキャロライナ大学の最新のシステムを取り入れ、2冠を達成されたこともある👑🏆

吉田HCがバスケ指導で譲れないポイントは

⭐︎ディフェンスはアグレッシブにして、苦しいシュートを打たせる!

⭐︎オフェンスは「プライマリー」 → 「セカンダリー」 → 「モーション」

⭐︎全てチームファンダメンタル + オプション

 現在はファネルディフェンス(中に行かせるパックラインディフェンス)も流行っているが、ボビーナイトHCがやるようなファンディフェンス(外に追い込む)など、どちらのディフェンスシステムでも大丈夫だと思っている。

最先端のバスケをやるけど、良い部分だけ取り入れてやるようにしている。


マイケルHCがバスケ指導で譲れないポイントは

⭐︎ディフェンスファーストなチーム創りであること

⭐︎合宿でも、ディフェンス練習が多い。

まずはディフェンスという意識を植え付けるため。

⭐︎ディフェンスは自分たちでコントロールできることだから。

⭐︎TEAMで守ること!

⭐︎ディフェンスでも自分の強みを活かすこと。

⭐︎どういうシュートはOKで、どういうシュートがダメなのかは共通理解する。

⭐︎オンボールプレッシャーとエントリープレーのファーストパスに対するディナイ

⭐︎リバウンドをしっかりとること。

→それが、いいオフェンスをすることに繋がるから。


琉球ゴールデンキングスの藤田HCは

⭐︎TEAMディフェンスのベーシックなルールは徹底させること。

⭐︎ディフェンスのインテンシティは求める。

⭐︎ディフェンスにおいて、ソリッドさを大切にする。

→簡単なギャンブルはしないということ。

⭐︎TEAMとして、何をさせたくて何をさせたくないかを共通理解する。

→相手にとってのアドバンテージショットを打たせないこと。


3.海外のバスケットボール指導者から学ぶ際に気をつけていること

・大事なことは、自分のTEAMにフィットするかどうか。

→表面は教えられるけど、「なぜ?」が教えられない。

 結局は自分らしくコーチングをしなきゃダメ🙅‍♂️


4.影響を受けたTEAMや人物は?

マイケルHCは、レジーゲイリー氏。

彼のタフで、オールドスクールで、ファンダメンタルを大切にする心。

カルチャー、リスペクトの精神、ハードワーカーの育成。

チームスポーツだからこそ、チームをリスペクトできるかどうかが大切。


吉田HCは、ノースキャロライナ大学の組織論。

そこからTEAMの在り方を学んだとのこと。


藤田HCは、コーチK、ジョンウッデン氏、元琉球ゴールデンキングスの佐々HC。

・ハードワークの信念。

→観ている人が感動するようなパフォーマンスを見せること。

・いいチームメイトでいること。

→いいリーダーがいても、いいフォロワーがいないとダメ。

・いいH Cであり続けるために、バスケに向き合う。


5.コーチングの時に気をつけていること

・英語も日本語も両方使ってコーチングする。

・日本人選手も外国籍選手も平等に扱うようにしている。

・何人かということでアプローチは変えないようにしている。

→それがオーガニックなコーチング。

・それぞれのパーソナリティーを考えて接すること。

・同じ扱いをして、TEAMフィロソフィーを徹底すること。

・一流の選手が集まってくる。

→何か言ったら否定されたように感じる。

⭐︎選手の言い分を聞くようにしている。

・通訳を通じてコミュニケーションをとると理解にズレが生じることもあった。


6.日本のバスケットボール界は50年遅れている?!

まず持って共通理解できたこととしては、

日本のバスケはいい方向に行っている」ということだ。

まだまだ効率的というか、アナリスティックな面は世界との差がある。

・バスケットボールを取り巻く環境はまだまだ。

→公園にバスケットリングがある。ピックアップゲームして全力でコンピート!

 もっと強くなるためには、もっとカルチャーとして繁栄させていきたい。

・まだまだ日本も育成のガイドラインが統一されていない。

→男子日本代表フリオラマスHCの母国アルゼンチンでは世代別のファンダメンタルが統一されており、育成年代からの指導が徹底されている。

・何を持って遅れているというのか?

今後もサイズアップ→オールラウンダーの育成が必要。

⭐︎スペインの育成は16歳で終了!

→高校や大学は育成ではない。


7.ヨーロッパの育成に対する考え方

ディフェンスのファンダメンタルについては、全部やる!

現トヨタ自動車ルーカス・モンデーロHCの逸話。(大神雄子さんより)

「トライアングル2やれ!」「ボックス1やれ!」

→練習でやってないからできない。

 『なんでできないんだよー!!!!』

これは、スペインではDFは全て既習しており、TEAMでは自在に使うのが当たり前という価値観から来るお話です。


ミニバス・中学校・高校でのファンダメンタルの捉え方も各国によって差がある。

アメリカ  → 中2から筋トレ(ウエイトトレーニングを始める)

ヨーロッパ → 16歳からはプロでプレーすることが許される。

※最近ではリッキールビオ。彼もテクニックというよりは体格が早熟だったから。


8.選手をコンバートする上で気をつけていること

誰をどのポジションでどんなプレーを期待するかなど、必ず本人の意思を確認するうようにしている。


9.新型コロナウイルス禍、どんな練習に取り組むか?

【琉球ゴールデンキングス】

・命が大事。慎重になっている。体育館も開いておらずトレーニングできない。

コンディショニングコーチと連携し、ZOOMトレ!


【信州ブレイブウォーリアーズ】

・1人1球持参している。自宅でできるメニューに取り組んでいる。

・接触がないようにトレーニングしている。

・ZOOMでTEAMでコミュニケーションをする。


【筑波大学男子バスケットボール部】

・校内入校禁止で、大学の講義もWEBで行っている。

・自宅でトレーニングをしている。外を走る!(自然が豊かだから🌳)

→専属トレーナーがZOOMでやっている。


厳しい環境ですが、みんなで学びがんばっていきましょう!

3000文字オーバー!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!










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