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番外編 ワーホリ中に警察沙汰になった話

番外編
ワーホリ中に警察沙汰になった話

ワーキングホリデーにトラブルはつきもの。
穏やかに平凡に、ゆったり1年過ごせた人の方が数少ないと思います。

あの時、死んでいてもおかしくなかった。。なんて経験した人もいるのではないでしょうか。

私も、
その1人です。


-事件の起きた早朝-

ブレナムという田舎町で
フルーツピッキングの仕事をしていて
この街に着いてから数週間たっていた時の事。

仕事場のファームは
街から少し遠い場所にあり
車で行く必要があったので

早朝、
決まった集合場所で落ち合ってから
車のある人に乗せてもらって
現地へ行っていた。

働くメンバーに会うのが楽しみだった私は
薄明るくなってきた外のヒンヤリとした空気の中、
気持ちよく集合場所にルンルン足を運んでいたら


なんとなく、後ろに人がいる?


そんな気配を感じ始めた。

もしかしたら、同じ集合場所行く人かな〜と思っていたら

タッタッタッ
と走り寄ってきて

ガバッ!!!

と後ろから抱きつかれ
「も〜、誰だよ〜😄」
と振り返ったら




全然知らない男。


ヤバい。



どんな動きをしたか覚えてませんが
必死にふりほどき

「NO!NO!」

と叫んでいたら
走って逃げて行った。

‘Are you ...okay?’
ちょっと離れたバルコニーから女の人が見ていたらしく声をかけてくれて

私は
‘Okay.’と言って
小走りで集合場所へ行った。



-警察に報告する?-

職場で皆に話すと、警察へ行った方が良いと言われたけれど

でも、
何も取られてないし。
怪我もしてないし。
警察にも迷惑かけるかもしれない。

と仕事後、家に帰った。
ドイツ人の同居人達に話すと、
家のポーランド人オーナーの娘C
(30代前半くらい?)に伝わり
「私が今すぐ連れて行ってあげるわ。
忙しいから送りに行ったら帰るけど。」
と車で警察へ連れて行ってくれた。

警察に着き事情を話すと
「それ今朝、通報があったよ。来てくれてありがとう。」と
若くて、ムキムキの腕にタトゥーの入ったポリスマンが対応してくれた。

Are you okay?と
声をかけてくれた女性が通報しておいてくれたのだ。

「ありがとう」と言われて
来てもよかったんだ、
とホッとした。

通報してくれたお姉さんありがとう!

「日本語で話したければ翻訳の方と電話繋いで話せるよ。」
と言うのでお願いした。

帰るはずだったオーナー娘Cも結局付き添ってくれた。



-事情聴取と現場検証

通訳の方と電話が繋がり、
警察の方が言っていることと、
私が言っている事を翻訳してくれる

はずだったが

電話越しの翻訳の日本人の女性は
何故か常に怒りっぽい口調だった。

しかも、全然英語がトンチンカンな
当時の私ですら
(これくらいなら私でも言えるよ。。)
といった英語力で

電話を切った後、
オーナー娘Cは「本当に翻訳者なの?」とつぶやいていた。

現場検証する為に、オーナー娘Cは帰り、パトカーに乗り私は事件現場へ。

「ここで、歩いててこうゆう風にされて」と、
ワーホリ中に磨きのかかった
ジェスチャーで乗り切った。

「パトロールを強化して君を
僕たちが守るから安心して。」

のようなカッコイイ事を言って、
パトカーで家まで送ってくれた。


その後

パトロールのおかげなのかは
わからないけれど
同じような被害にこの街であうことは
ありませんでした。

犯人が、
どこの誰で私を知っていて狙ったのかとか、
ただの酔っ払いだったのかとかは
わからず終いだけれど、

誰でもこういうことはあり得るのだなと思ったし、今も無事に命があって良かったです。

とくに日本人は、
あまり強く見えない人が多いと思うので
夜遅くだけでなく、早朝など
人通りの少ない時間帯や
場所に行く際には皆さんも
お気をつけて下さいね。

こういった被害が無くなりますように。

では。











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