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トイレットペーパー難民

数か月前から最寄りのドラッグストアでトイレットペーパー(以下、「トイペ」と書きますね)が買えずに困っている。

私的トイペ選びの基準

  • 無香料

  • 2倍か3倍巻きの長持ちタイプ

  • 8ロール入り

  • ダブル※シングルでもOK

人工香料が苦手な私にはこの条件の「無香料」は譲れないのだけど、急に品揃えが激したのだ。
ドラッグストアのPB品は、4つの条件のうち「無香料」だけは満たしている。でも突っ張り棒収納しかない我が家には、12ロールは多すぎる。

今日はレジスタッフが店長だったので、「最近は無香料のトイペがメインなんですか?香り付きが苦手でして」と話しかけてみたけど、
「えーっとそんなことないんですけども。在庫見てみましょうか?」
と的を得ない返答だったので、話を切り上げた。
ちなみに、掲載してる写真の左下のPB品だけが無香料、それ以外はすべて香り付きです。

最寄りドラッグストアは徒歩5分、同じチェーンでさらに5分歩いたところにあるお店には無香料の4ロール入りがかろうじて残っているので、そちらへで無事に買うことができた。

この話を友人や家族にしても、なかなかピンとくる人は少ない。
一緒にトイペ売場に行って話すと確かに無香料少ないね!と気づくレベル。もう日本では香り付きがデフォルトになってしまったのか?

柔軟剤だけじゃない「香りつき」の世界

もともとニオイに敏感だったし、香りの好き嫌いが強めだったけど、5年前くらいから人工香料に過敏になった。化学物質過敏症ではない。人工香料だと「くさっ!」、「きつッ!」となるくらい。


天然のアロマオイルは香りが強くてもグラデーションとなって薄まるけど、人工香料は弱い香りでも一定の強さでそこに居座り続けてるイメージ。
オフィスでカップ麺食べてる人がいると、結構長い時間、ニオイが残るあの感じです。

自分で使わないならいいじゃないか、と思われるかもしれないけど、外出先では様々な場所に「香料」は存在していて。しかも使う前に選べない、気づけないから厄介だ。

マッサージ屋さんや美容室のタオル、飲食店のおしぼり、コインランドリーの残香や備付けの洗剤(最近は無香料が主)、手指消毒剤、ハンドソープなど。適量とは思えない強い香りの時に本当に困ってしまい、口呼吸でごまかしている。ちなみに、メルカリで買った古本や図書館で借りた本にも香りが移ってたことがあって、香りを抜くのに苦戦したので、古本はもう買わないことにした。

マッサージの後は下着に香りが移るし、飲食店でおしぼりやハンドソープを使った後は、箸やグラスを口に運ぶだびに、香りがついてきて食事の邪魔をされる。

トイペに関しては、以前より香りがマイルドになった気がする。そのせいもあって無香料が減ってきているのかなあ。

理解されにくい、面倒がられがち

幸い仕事仲間や友人、家族は香りの強い柔軟剤を使っていない人が多いので助かっている。それに一緒に歩いていてすれ違った人のニオイや香水売場で反応している私を見て、だんだんと理解してくれるのでありがたい。
コロナ以降、マスク着用が日常的になったので、映画館や高速バスなどで動けないときは助かっている。(マスクに好きなアロマを少し垂らしてる)

「人工香料」を否定したいわけではないのです。
適量使用を守ってほしい、それか選択できるようになるといいな。
相手にいやな思いをさせずに香りを消したり和らげられるアイテムをだれか発明してほしいものです。

化学物質過敏症で症状がひどい方に比べたら全然なんともない方なのだとは思うのだけど、多くの人が生きやすい世の中になれますようにと願うばかりです。


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