経営戦略の視点から見える、企業人事の違和感とは
領域が違うと見えてくる世界観が異なったりする。新しい気づきにつながることもあるが、ともすると、「何故この概念が注目されているのかわからない」と疑問を呈するケースも見られる。ならば、経営戦略を専門に研究される先生方は、近年の人事トレンドをどう見ているのであろうか。また、企業の人事にもっと身に付けてもらいたいスキルとして何を提示するのかを聞いてみようということで、早稲田大学ビジネススクールの池上重輔教授に登場してもらった。
前編では、人事が戦略を理解する意義や「ジョブ型雇用」に対する印象などを聞いた。
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■前編の目次
人事はまず「戦略とは何か」を理解すべき
経営戦略側からすると「ジョブ型」は謎の言語
戦略に応じて組織構造も異なってくる
後編では、オールドパラダイムから脱却できない人事の実態や日本に求められる将来戦略などを聞いた。
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■後編の目次
必要なマネジメントやリーダーシップは場合によって違う
人事が企業変革のストッパーになる場合もある
これからの日本が勝てるのはインバウンドしかない
池上 重輔氏
早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授
2008年一橋大学博士(経済学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東洋大学、ハーバード大学国際問題研究所日米関係プログラム研究員などを経て、2019年より学習院大学准教授。2020年より現職。現在は、中央省庁における複数の委員や東京大学エコノミックコンサルティングのアドバイザーを務めている。