名著「7つの習慣」をまとめる
この本を読む理由
春から社会人になる僕はいつにもまして意識が高くなっている。なっていなくても、そうであって欲しい。学んで成長して、それを社会人生活で活かして、大活躍する。そんなどこにでもある理由で、まずは自己啓発書の王道と言われる「7つの習慣」を読むに至った。
実は、大学2年生の時に一度触りだけ読んだことがあった。しかし、その時はあまりしっくりこなかったのっで、途中で読むことを辞めた。もう一度しっかり向き合って、多くのことを吸収していきたい。
PとPCについて(2023年3月10日分)
PとはProducitonを指し、PCはProduction Capabilityを意味する。つまり、前者は成果を指して、後者はその成果を生み出すための能力を指している。この考え方は物事を上手くやり遂げるために大切な考え方である。その上でポイントになるのは、両者の配分に目を配ることだ。
IT企業を具体例に挙げて解説をする。会社の最終利益を最大化させることを役員のPとする。その場合に、PCとなるのは売上高を作る従業員やパッケージ化されたソフトウェア等である。
とにかく目先のPを追い求める役員は、営業部には多くの残業を強いる。また開発部にはソフトウェアの保守には注力させずに、新機能の搭載に資源を割くように命令を出す。結果、このハードワークと極端なやり方で役員のPは達成された。この役員への人事評価も良いものとなった。
しかし、その後は若手離職率が上昇し、顧客からはソフトウェアの不備について苦言が殺到してしまう。それと同時に、企業の売上高は低迷する。
ここで生じた問題は明らかである。Pを設定した役員が、PCについて何の配慮も無かったからだ。ただ単に、社員と製品を使い勝手の良い駒のように扱ったつけが回ってきた。
本来であれば、結果にコミットさせると同時に、社員のエンゲージメント調査やソフトウェアの保守をぬかりなくした上で、新機能の開発に傾斜できる環境を整えるべきであった。なので、PとPC両者に目を配らせながら、物事を進めて行くことが大切である。
主体的である(2023年3月11日分)
目の前で起きていることに対して、どれだけ責任感を持っているだろうか。自責の念を抱き続けることは大切だと分かってはいるが、どうしても自分以外の何かのせいにしたがる。理由は、そうした方が自分を変える必要性から目を背けることができるのだから。自分は悪くない。その方がずっと生きやすいから。
この章を読んでいると改めるべきところが数多くあることに気付き、恥ずかしさを感じた。お付き合いをしている彼女に対して、どこか冷めた気持ちが最近芽生え始めていた。もっとこうしてくれたらいいのに。どうしてもいつもそうなんだ。そういう部分が毎回気に入らない。でも、今思えば何様になったつもりで、こんなことを考えていたのだろうか。人間としてどうなんだろうか。
もっと彼女を好きになるアクションは自分から取れていたのか?自分のことを棚に上げて、いつも彼女のことばかりを心の中で批判していた。本当に恥ずべき行動だった。
彼女を単純に心から愛する。もっとそこに注力するべきはずだった。僕に多くの愛情と時間を割いてくれている彼女を、どうして自分から遠ざけるのだろうか。そんな必要性はどこにもない。彼女のここが嫌だと捉えるのではなく、どうやったらもっと彼女を愛せるのか。主体的である量と質が全く持って、自分の人生、生き方において足りなかった。