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副業から年商1億円のアフィリエイトサイトを作った男の話 【海外の副業成功事例研究】

ホワイト企業に勤務しながら、副業と投資で準富裕層になれたホワイト人事がお送りする「副業事例紹介」シリーズ。

本シリーズでは、副業を始めたい方、成長させていきたい方に向けて、海外の成功事例を紹介し、そこから得られる学びを解説していきます。

年間100万ドル(約1.5億円)のウェブサイトを立ち上げたアレックス氏

カリフォルニア在住のアレックス氏が2018年に副業として立ち上げたウェブサイト「Fin versus Fin」は、現在年間100万ドル(約1.5億円)以上を稼ぐ一大ビジネスに成長しました。

このケーススタディは、アフィリエイトというビジネスの可能性を示しています。

もちろん、ただアフィリエイトサイトを作ればいいという話ではありません。市場選定や手順が非常に重要であり、アレックス氏の事例はその点で非常に参考になります。

ビジネスモデルの概要

Fin versus Fin」は主に健康・ウェルネス関連の製品レビューを提供し、消費者の商品選択をサポートしています。サイト経由で商品を購入した顧客に対し、パートナーブランドから手数料を得るというアフィリエイトモデルを採用しています。

「Fin versus Fin」ウェブサイト

起業までの経緯

アレックス氏は当初、スタートアップ企業でマーケターとしてキャリアをスタートさせました。しかし、副業を始めるためには安定した勤務時間が必要だと判断し、大企業に転職しました。このワークライフバランスの確保が、後のビジネス成功の土台となりました。

私が推奨しているホワイト企業勤務×副業の教科書のような働き方ですね。

市場機会の発見

当初はフィンテック企業比較サイトを構想していましたが、テレメディシン業界への大型投資の動向を観察し、方向転換を決意しました。医療製品選択に関する情報ギャップを見出し、そこにビジネスチャンスを見出しました。

個人が投入できるリソースは限られています。だからこそ、徹底的なリサーチが成功の近道である好例ですね。

初期の課題と突破口

アレックス氏は自ら60本の記事を執筆し、WordPressの使用法を独学で習得しながらサイトを構築しました。しかし、最初の6ヶ月間は全く収益が上がりませんでした。転機は十分なオーガニックトラフィックを獲得し始めた時に訪れました。ブランドに直接アプローチするという革新的な戦略を採用し、これが収益化の突破口となりました。

SEOによるトラフィック獲得は非常に時間がかかります。それを意識していないで手を出すと、心が折れて、撤退という最悪のシナリオとなってしまいます。

独自サイトによる、アフィリエイトに挑戦する方は必ず意識すべき観点です。

慎重な事業展開

収益が上がり始めても、アレックス氏はすぐには会社を辞めませんでした。年収15万ドルの給与が完全に置き換えられるまで1年かけて様子を見た後、起業に専念する決断を下しました。この慎重なアプローチが、長期的な成功につながったと考えられます。

大企業というおいしい立場は簡単に捨ててはいけません。辞めて本当に幸せか?それを自問した上での決断が非常に重要になってきます。

ビジネスの拡大と多角化

現在、アレックス氏は「Fin versus Fin」を含む6つのウェブサイトを運営しています。1つのパートナーを複数のサイトで活用することで規模の経済を実現しています。また、有料広告にも手を広げ、収益源の多様化を図っています。

日々の業務と時間管理

アレックス氏の1日は8時30分か9時に始まり、4時には終了します。チームミーティング、ブランドとの商談、コンテンツのレビュー、広告キャンペーンの調整などが主な業務ですが、家族との時間も重視しています。

本事例から得られる主な学び

  1. 準備の重要性:安定した収入を確保しつつ、新規ビジネスにチャレンジするアプローチは、リスク管理の観点から効果的です。

  2. 市場機会の発見:成長市場に着目し、情報ギャップを見出すこと。これがスモールビジネスの成功要因の8割です。常に市場動向を注視し、未開拓の需要を見つけ出す姿勢が求められます。

  3. 粘り強さと忍耐:初期の無収益期間を乗り越えた粘り強さが成功につながりました。短期的な結果にとらわれず、長期的な視点を持つことの重要性を示しています。

  4. 革新的なアプローチ:ブランドへの直接アプローチという斬新な戦略が転換点となりました。既存の方法にとらわれない柔軟な思考が有効です。

  5. 慎重な意思決定:収益が上がり始めてもすぐには会社を辞めず、状況を見極めたことが安定した成長につながりました。

  6. スケーラビリティの追求:成功したビジネスモデルを複数のサイトに展開し、規模の経済を実現しています。横展開の重要性を示しています。

  7. ワークライフバランスの重視:成功後も家族との時間を大切にする姿勢を保っています。ビジネスの成功と個人の生活の調和の重要性を示唆しています。

  8. 柔軟性と適応力:市場の変化に応じて戦略を柔軟に変更する姿勢が、長期的な成功につながることを示しています。

まとめ

アレックス氏の成功事例は、デジタル時代におけるアフィリエイトマーケティングの可能性を示すとともに、新規ビジネス立ち上げにおける戦略的アプローチの重要性を浮き彫りにしています。市場機会の見極め、慎重な事業展開、革新的な戦略の採用、そして柔軟な適応力が、成功への鍵となることが示唆されました。この事例は、今後のデジタルマーケティング分野における起業家や既存事業者に有益な示唆を提供するものと考えられます。

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