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質問の仕方のテクニック


こんにちは。キャリアコンサルタントの橋本です。

前回は、「相手の話をさらに深く聞き出すためには」についてお話ししました。
今回は、質問の仕方にバリエーションを持つためのヒントをお話しします。

相手の話を深堀するには、5つの質問項目で話を掘り下げます。

①「もう少し詳しく教えて」と質問することです。
進学に迷って、Aの学校にするか、Bの学校にするかで迷っている時に、Aの学校のどこが良いか尋ねていくと、「様々な環境で育った人が集まる学校で、自分で考え、自分の道を拓けるようになりたい」と思ったとします。
Bも同様に尋ねていくと、「自分の好きな特技を深めて自信をつけ、将来の自分の仕事を選んでいけるようになりたい」と思ったとします。
どちらも、「自分で決めて歩める人になりたい」という思いだったことに気づきます。
このように、相手の気持ちの奥深くにあるものを引き出すコミュニケーション技術があれば、「相談して良かった」と信頼されるようになります。

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質問がワンパターンでは、会話も煮詰まってしまいます。
②「例えば?」と具体的な例を聴く ③「〇〇とは?」と、相手の話の内容をさらに詳しく聴きます。
例えば、あなたが、部下に「最近調子どう?」と尋ねた時の部下の答えが、「最近、みんな忙しいみたいであまり話せていないんです」と答えたとします。これに対して、
・「最近」っていつぐらいから?
・「みんな」って全員? 半分くらい?
・「忙しくなっている」理由は何?
・「あまり話せていない」ということは、少しは話せている? どんなことを話した?
こうした質問であなたはもちろん、返事をした部下自身も、どこに問題点があるのか、気づくことがあります。

④見えないものを一緒に見ようとする(見える化する)
点数をつけたり、図や箇条書きにしたりします。
例えば、就職に当たっての不安感を10点満点で質問し、相手が「7点」と答えたとします。
⑤「本当はどうなったらいいと思う?」と聴きます。
「7点の不安を6点や5点に減らすにはどうしたらいいと思いますか?と尋ねます。すると、本人から解決策が引き出せることがあります。もちろん、あなたも一緒に方法を考えるのもいいと思います。
今、やりたいことを箇条書きに書き出して、やりたい順に番号を振ってもらったりすることも同様の意味があります。
普段あまり意識していないものを「見える化」することで、気づきや問題解決へのヒントとなったりします。

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相手とのコミュニケーションに、あなたも、これらの手法をぜひ取り入れてみてください。あなたの話し方のクセを見て見ませんか。人と話すことによって、あなたのクセが見えてきます。キャリアコンサルタントがお手伝いします。


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