シンプルな名曲だからこそ、表現者による美しさの違いがはっきりわかる。(素人ピアノ日記)
久々のピアノネタね。
ご無沙汰してました。
最近は外出が多くて、練習もとびとびになりがち。
でも、別に飽きちゃったわけではない。
ほんのちょっとのスキマ時間でも、練習は継続するようにしている。
さてさて、バッハの初級的な練習曲の1曲目、
運指そのものは、だいぶ手になじんできた。
スムーズに弾けるようになると、だんだん気持ち良くなる。
でも、表現としては、まだまだ全然未熟だ。
それは、名人さんの演奏と比べるとすぐわかる。
動画のsnsは、便利だよね。
いつでも手軽に、名演奏を目と耳でチェックできるから。
ともあれ私も、第1のステップとして運指はなんとかクリア出来つつある。
これからは、表現として、より美しくできるよう目指したい。
だから今は、強弱や、鍵盤のタッチなどに神経を配るようにしている。
まだまだ、雑な指の置き方をしてるなぁ。そんな自分に気づく。
今までこんな弾き方でずっとやってきたんだと振り返ると、恥ずかしくもなる。
でも、そう感じられるのは、まがりなりにも、ちょっとずつ成長してる証なのかもしれない。
新曲に挑戦!
ところで、最近やっとあの曲の曲名を知った。
「お風呂が沸きました」って、あの曲ね。
聴けば、「あー、あれね」ってわかってもらえると思う。あの曲。
よく、幼年期のこどもたちが発表会で弾いている、あの曲。
とにかく、メロディがとてもきれい。
ずいぶん昔から、なんとなく、気になっていたんだ。
「いつか自分でも弾けるようになりたいな」と。
てなわけで、今回それを思い出し、楽譜を購入して練習開始。
私は、幼児向けの曲だからといって、ためらったりすることは、全くない。
音楽の美しさには、究極、優劣とか、上下なんて、あるわけがない。
そういう確信がある。
弾く難易度の問題ではない。
名曲は名曲だ。
この曲もまた、何度聴いても飽きない。
聴くたびに童心に返り、ふわっと、心が甘くときめく。
単に音符通りに指を押さえるだけなら、私程度の素人でも、まあ、かろうじて、できるであろう。
しかし、
ただ押さえるのと、表現として弾きこなすのは、まるで違う。
天地の違いがある。
むしろ、
シンプルな曲だからこそ、
表現としての質の差、表現者の実力差が、
はっきりと分かる。
先ほど挙げた、バッハの曲と同様だ。
名人が動画snsで弾いてると、圧倒的に美しい。
私のそれとは、まるで次元が違う。
気づくのに時間はかからない。聴いた瞬間、分かる。
にわか練習ごときで、とても追いつくものではない。
でも、だからこそ、ワクワクする。
もっと美しく弾けるようになりたい、って欲求が、芽生えてくる。
また、その追求するプロセスそのものが、とにかく楽しいんだ。
どこまでも、今よりほんの一歩でも上達することを常に目指して、
限りなく、練習を重ねていきたいものだ。
2024.10.1