2024年映画記録 #0
普通の人よりは映画が好きだけど、好きな作品しか観ないせいで全然Filmarksが更新されない僕が、初見・再鑑賞問わず観た映画をここに記録していく。
今年1本目を紹介する前に、好きすぎて卒論のテーマにしてしまうぐらい愛してやまない、僕のバイブル的作品を紹介する。
『トレインスポッティング』
上映時間:93分
公開年:1996年
監督:ダニー・ボイル
脚本:ジョン・ホッジ
原作:アーヴィン・ウェルシュ
Filmarks平均評価:★3.8
Filmarks個人評価:★5.0
あらすじ
ヘロイン中毒の主人公レントンは、職にもつかず、地元の仲間とドラッグと酒に浸かる日々を過ごしている。禁ヤクと失敗を繰り返し、どん底に落ち続けるレントンは、人生を変えることができるのか。
あらすじは本当にただのあらすじにしか過ぎなくて、どんでん返し系の映画では無いけれど、93分の中で展開が二転三転するので、短い文章にまとめるのがアレで精一杯だった。
事前に観たことがない人に忠告しておくと、本当に汚い描写ばかりなので、下品な映画が苦手な人は絶対に観ないでください。少なくとも食事中に観ることはオススメしない。あと家族団欒の最中。
『トレインスポッティング』は所謂サブカル系映画で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ショーシャンクの空に』とはまた別の王道作品。一般的な層(映画を普段からよく観るタイプじゃない層)の認知度は低いが、サブカルチャーが好きな層での認知度はめちゃくちゃ高いイメージ。『パルプ・フィクション』とかに近いかな。
まず好きなポイントの前に、この映画の良いところ。
大体どの映画も2時間ぐらい、ものによっては3時間弱もざらだが、『トレインスポッティング』は93分と短めだ。
ただ前述したように、ストーリー上で様々な展開があり、93分がジェットコースターのようにあっという間に過ぎるので、「前半で畳み掛けて、中だるみしないのかな」と思っている内にすぐ終わる。なので、映画を観たい気分だけど時間が無いって時にオススメ。
ということで早速『トレインスポッティング』の好きなところ改め最高なところを紹介していく。
この映画の最高なところは、挙げだしたらキリがないが、まず主人公のレントンがカッコよすぎる。
金髪坊主にピアスを空けた小汚いジャンキー風のユアン・マクレガー扮するレントンが、そもそもカッコよ過ぎて話にならない。これに憧れて坊主にしていた時は、よく友達から刑務所顔と言われた。ブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオのような王道美男子も勿論憧れるが、レントンのこの少しワルな感じは痺れる。
中でも特に好きなのがマヌケキャラのスパッド。
よく映画に出てくるマヌケキャラは、大抵主人公の足を引っ張ったり、何かしらのトラブルを起こしがちで個人的にはめちゃくちゃ嫌いだが、このスパッドはトラブルの引き金になること無く、ただマヌケで憎めないキャラクターでいてくれるので、終始好きでいれる。
また、ジャージの上にジャケットを羽織ったり、色つきのデカメガネをかけたりと、一見するとダサく思われそうだが、普通にセンスが良くてオシャレ。ただスパッドに限らず、主要人物が全員オシャレなのも最高なポイント。
そしてこの映画を語る上で欠かせないのが、「音楽」だ。
イギー・ポップ、ルー・リードのようなオールドナンバーから、エレクトロニック、ブリット・ポップと様々なジャンルをシーン毎に詰め込んだサウンドトラックは、それ単体でベストアルバムと言える程選曲がイカしてる。
イギー・ポップの「Lust For Life」が流れるオープニングは、好きなオープニングTOP3に必ず入るし、ルー・リードの「Perfect Day」が流れるシーンも完璧すぎる。とにかく選曲と挿入タイミングが完璧。
90年代の映画なので、当時最先端だった曲も30年近く前となるため、古臭く感じるように思えるが、全然今でも楽しめる。捉えようによっては、時代を感じるからこその良さすらある。
まだまだ語りたいが、#0であまり語りすぎても今後の自分のハードルが上がるだけなので、今回はこの辺で紹介を強制終了しておく。
今回の総括