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学生起業からグループ起業に至ったJOMYAKU田平のこれまでとこれから

はじめまして!JOMYAKU代表取締役の田平です。
多くの方にJOMYAKUをより知ってもらうために、これからJOMYAKUと一緒にお仕事をさせていただく方に向けて、私のこれまでとこれからJOMYAKUで何を目指しているか?を書きたいと思います。

これまでのキャリア


1社目:創業4ヶ月のカオスなスタートアップ時代

私の社会人としての最初のキャリアは創業4ヶ月のソーシャルリクルーティング社(現在は社名が変わりポート)にジョインしました。当時のビジネスはSNSを使った採用手法を採用課題の多い会社に提案していく営業を担っておりました。当時は0から社会に新しい価値が生み出されていく瞬間を目の当たりにできる毎日、そしてカオスな中でも会社も大きくなっていくスピード感に熱狂していました。 当日は社会人の第一歩目のスタートだったので、「クオリティが低い分は量でカバーしなければならない!」と強烈に思っていたので、朝の9時から夜遅くまで働いてそのまま会社のデスクの下で寝て朝に起きてまた仕事をするというような生活を送っていました。笑

ここがオフィスなのか、合宿所なのか、もはや分からないような写真

深夜1時や2時くらいに残っているメンバーで事業の可能性の話しをしたり、未来の組織の話しを熱くしたりして、長時間労働して疲れているはずなのに、高揚して眠れない夜もあったほど熱狂していました。

会議室でのディスカッション風景

2社目:上場直前の社長の鞄持ち時代

2社目のキャリアではご縁があり、フリークアウト社の本田社長の鞄持ちをさせていただくことになりました。フリークアウト社は3年10ヶ月で上場を果たした会社で、当時の東証マザーズにちょうど上場する直前のタイミングでジョインしました。 上場という勢いを目の当たりにして、事業を創るすごさを体感していた時代でした。ありがたいことに社長と新規事業のディスカッションやリサーチなどをさせていただくことが多く、社長室からオフィスを見渡すと100名以上の従業員の方が目に入り、「100名とその家族を支えているんだ!」というような衝撃を身体で感じたのを憶えています。 この頃から事業を創る、自分で会社を創るということを具体的に考え始めた時期かなと思います。

社長室から見たオフィス、地球儀がデスクにあるw

起業の1社目:スマートフォン修理事業

独立して最初に行ったのはスマートフォンの訪問修理事業です。スマートフォンが普及して多くの方がiPhoneを使うようになって、よく目にしたのは画面がバキバキに割れている状態で使い続けている人々でした。当時はまだAppleのサポートも十分ではなく、ストアに預けると半日~1日修理にかかるという不便さがありました。 その課題に目をつけて、お客様のオフィス、ご自宅、会議室、近所のカフェなどにお伺いして20分で液晶を交換するという事業を始めることになります。当時は修理するキットなども一般的ではなかったので、秋葉原に足を運んで、自分自身で修理キットを購入して画面交換をしてみる。それにどのくらいの時間がかかるか?キレイに交換するためにはどれくらい練習する必要があるのか?などを自ら検証していました。

修理の様子

今考えるとめちゃくちゃ泥臭いですが、こういうことを自分でやるのが好きなんだな、と今になって思います。今の事業にも活きていることですが、いくら代表という立場でも”現場を知る”ということは本当に大切にしています。当時も自分で訪問もしていましたし、「現場を知るからこそ正しい意思決定ができる」みたいな考えはこのときからあったように思います。 そんなこんなでワーカーさんもご契約が増えて、顧客もSNS経由から徐々に口コミで広がっていた矢先に修理事業を買いたいという方が現れ、事業を譲渡することになりました。


起業2社目:カーシェアリングサービス

2社目の起業はいよいよ自分の人生をかけた大きな事業に挑戦したいと思っていたタイミングでした。当時はAirb&b、Uberなどがアメリカからスタートして、凄まじい勢いで伸びていった時代でした。”資産をシェアリングする”というのが当時のスタートアップの時流としてあったように記憶しており、家の次に大きな資産と言えば車だろうということで、個人間のカーシェアリングサービスを手掛ける会社を創業しました。

創業して1億円の資金調達に成功し、トヨタ自動車とも協業するという流れができたりなど、これだけ書くとキラキラなスタートアップ感が満載なのですが、本当に自分の力不足もあり色々とありました。笑 まずは自動車を自分で買って友人に貸すということをしてみるところからスタートし、徐々にFacebookの友人にシェアする、友人間でシェアを実現してみるというようなことから事業の検証を行っていました。 苦労したことを上げだすときりがないですが、いくつかご紹介すると

  • 子育てパパの所有者をマッチングしたが時間に現れず、お客さんに激ギレされる

  • 貸し手のドライバーさんと返却時に立ち会った際に、返す10m手前でトラックにぶつけてサイドミラーが吹っ飛ぶ

  • 某カー用品チェーンの店舗から出てきたドライバーさんに「車のシェアリングしませんか?」と片っ端から声をかけて出禁になる

など、今考えると非常に自分の未熟さしか感じない内容ですが、個人間でのシェアリングを成立させることの難しさに直面しまくりました。
また、シェアリングが徐々に増えていったものの手間や工数がかかりすぎて全然黒字が見えないというような状況で事業を行っていました。 1億円の資金調達をしましたが、徐々に減っていく預金残高にヒリヒリしながら、また協業も思ったようなスピード感で進まずといった形で最終的にはサービスを売却するという形で2社目の起業を終えることなります。

資金調達か業務提携を決めるためのプレゼンを練習していたときの写真です笑

この2回の起業から学んだことは

  • 現場を知ることはやはり大事、意思決定を大きく左右する

  • 収益性を無視してユーザーさえ集まれば、顧客さえ集まればという理論は破綻する

  • プロダクトやサービスを創るのはめちゃくちゃ大変だけと、めちゃくちゃ楽しい

ということです。
こういった経験を踏まえて自分自身が少しずつ成長できたこともそうですが、様々なビジネスと関わることや人とのご縁をいただくことの素晴らしさを体験させてもらいました。

JOMYAKU社をデジタルホールディングスグループ内起業


2社目の事業譲渡後、起業家の友人の事業を手伝ったり、紹介いただいた会社でリサーチ業務を請け負ったりしながら次の挑戦を考えていました。 リサーチや事業の手伝いも面白かったのですが、やはり自分自身は事業を創るということをまた新たにやりたいという想いが強くなっていきました。

そんな中でご縁があり、デジタルホールディングス内でスタートアップをやらせていただくチャンスをいただきました。 JOMYAKU社は廃棄物リサイクル業界におけるDX化の支援を行う会社として2021年10月にスタートしました。それまでは業務委託で数名の仲間とリサーチをしたり、検証を行っていくなかで可能性が見えてきたので事業をスタートするに至りました。 廃棄物リサイクル業界は巨大な社会インフラで無くてはならない産業ですが、IT化、DX化が遅れている業界でもあります。この産業について自分はもともと全然知らなかったのですが、調べれば調べるほどに、多くの方が限りある資源を循環させて持続性ある世界を保つために日々仕事をしている。しかし、そこには多くの非効率な側面が存在しているということを目の当たりにしました。 プロダクトやサービスを作ったからと言ってすぐに改善できるものではなく、10年以上かけてしっかり着実に、倫理観と誠実さを持ってやっていく必要がある業界です。 これまで自分自身で起業してきた私がグループ内での起業を選択したのにもいくつか理由があります。

自分自身のライフステージが変わり結婚して子供もできたので、昔のように儲からなくても良いから、とにかく24時間365日働くということができなくなりました。また、資金調達をしての事業運営はやはり経営者にとってはとてつもないプレッシャーとなります。日々銀行残高が減っていくことを目にしながらサービスを伸ばすために投資の意思決定をしなければならない。それが経営者の成長を後押しする側面はあるのですが、お金がないがために本来すべきでない意思決定を選択せざるを得ないなど、自分自身が矛盾に苦しむ体験を沢山しました。 とはいえ、0→1の事業を立ち上げるということは今でも熱狂するほど好きなので、それが同時に叶えられるグループ内スタートアップという選択をすることにしました。


JOMYAKU社が目指していること


CTO野澤と現場にヒアリングに行った際の写真

中長期を見据えて現場思考で真摯で誠実に向き合う

私達の事業は廃棄物リサイクル業界の成長とイコールだと捉えています。この業界の各事業者さんの縁の下の力持ちのような存在で、サポートを通じて、業界とともに5年10年かけて業界、日本、地球全体に対して価値貢献できるようにしていきたいと考えています。 廃棄物リサイクル業界は無くてはならない業界にも関わらず、なかなか日の目を浴びることは無いですし、近年はSDGsや脱炭素などのバズワードで一部盛り上げっている部分はありますが、具体化していくと現場で働く方々がいて、その方々とともにしか実行はできません。 綺麗事や机上の空論ではなく、私達JOMYAKUは業界の方々とともに、現場では何が起きているのか?何を乗り越える必要があるのか?我々の未来どうあるべきか?などをともに創っていきたいと考えています。 なので、短期でどうするか?ももちろん大事なのですが、限りある資源を未来に残すために私達は中長期で何ができるのか?テクノロジーを通じて業界にどのように貢献できるのか?ということを常に突き詰めて考えたいと思います。

そういった意味で誠実な組織でありたいと思いますし、社員の半数以上がパパ・ママ世帯なので、自分たちの子供に豊かな自然や資源をきちんと残せるかどうかは私達にかかっていると思います。
そして業界的には信頼や信用で仕事の受発注が行われる側面が未だに強い業界なので、私達も10年以上を見据えて投資をして真摯に仕事に向き合いたいと思っています。

合宿なども定期的に実施しています

これからJOMYAKUとご一緒する可能性のある皆様へ

私達の事業は「一般的に馴染みのある業界か?」と言われるとそうではないと思っています。しかしながら、資源や環境、リサイクルなどという文脈で捉えると、どんな人にとっても身近な存在です。業界知識など無くても大丈夫です。私もイチから勉強しましたし、これからも勉強し続けることになると思います。 なにより大事にしたいのは子どもたち世代に限りある資源や環境を残せるか?ということが事業の根幹にあるので、仕事を通じて、仕事は自分の子供に誇れるものか?子供に誇れるような仕事の立ち振舞をしているか?ということを第一に大切にしています。突き詰めると仕事は人生を幸せにするためのツールだと思っています。そのために仕事にどう向き合うか?を大事にしたいです。それが私達JOMYAKUです。

締め会後の食事

その中でも取り組みがいのある業界であることは間違いないですが、正解の無い中で、あらゆる事象に問い続けて解を出そうとし続ける、思考を止めないスタンスが求められます。そんな取り組みがいのある仕事をともにする仲間を集めて、みんなで楽しく仕事ができたら本当に嬉しいです。
JOMYAKUでは様々なポジションの募集を強化しています。
カジュアルにでも構いませんので、お話いただける方は下記の応募フォームからご応募ください。



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