質感を表現するペン画テクニック【クロスハッチング】
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ペン画のテクニックの1つである「クロスハッチング」についてまとめています。
クロスハッチングとは
方向の異なる線を交差させる技法。物体の明暗を調節したり、影をつける時などに重宝します。粗い表面の物体の質感を出す時にも使います。
クロスハッチングの描き方
クロスハッチングを使うときは、描く物体によって線の引き方を変えます。球や柱などの曲面を描くときには輪郭線を、板などの平面を描くときには平行線を使います。(参照:輪郭線、平行線)
曲面のクロスハッチング
輪郭線を使い、物体の曲面を表現しながら描いていきます。
① 構造線(物体の輪郭の目安の線)を引く
② 構造線に沿ってクロスするように線を引く
③ 細かいハッチングを重ね、影をつける
④ 完成
平面のクロスハッチング
平行線を使い、物体の平面を表現しながら描いていきます。
① 構造線(方向の目安の線)を引く
② 構造線に沿ってクロスするように線を引く
③ 細かいハッチングを重ね、影をつける
④ 完成
ポイント
線の太さ・間隔を均等にする
クロスハッチングは「線の重ね方の違い」で「明暗の違い」を作る技法です。線の太さや間隔にムラがあると、見ている人がハッチングのまとまり(パターン)を認識できず、狙った明暗が表現できないことがあります。描きたいものや絵柄によりますが、基本は描き込む段階ごとの線の太さ・間隔を一定にするとよいです。これは実際やってみるとかなり難しいので要練習です。
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